3月19日(土)韓国・ソウルで行われる『K-1WORLDGP2005
IN SOUL』に出場する曙(日本/チーム・ヨコヅナ)が公開練習を行った。
大晦日のホイス戦で初めての総合格闘技ルールを戦った曙は「実際にはリングの大きさは変わっていないのに、あの試合を経験して見える景色が変わった。リングが小さく見えた。今は円ではなくて三角で相手を追い詰めることが出来る」と話し、その言葉通り、スパーリングではパンチで相手に動くスペースをなくしてから、コーナーで連打するというシーンが何度も見受けられた。また顔面へのパンチだけでなく、ボディへのフックも多用していた曙。悲願のK-1初勝利に向けて「1RKOで勝ちたいなんて欲張らずに、とにかく勝ちたい」と語った。以下、質疑応答。
――今のコンディションは?
まあまあです。今ちょうど疲れが溜まっているときで。でもやることは一生懸命やってます。
――今回も体を絞っているんですか?
今まで体重のことをどうこう心配してきたけど、この体で相撲もやってきたし、この体でK-1でも動けるように練習してます。
――大晦日が終わってからすぐ練習を再開したんですか?
一週間休んで始めました。
――今どんなことを課題に練習しているんですか?
この体で動けるように、追い足とスタミナです。
――どういったトレーニングでスタミナを強化しているんですか?
この体で走るのは大変なんで、スパーリングでやっています。インタバールの時間を短くして息を上げたり。
――次の試合に向けてどんな対策を立てていますか?
相手を考えている余裕はないです。角田選手の方が経験も上だし、教えられたことをリングの上で出せるには、どうすればいいか考えているだけです。相手どうこうじゃなく、今まで自分のファイト・スタイルを見せてないし、そろそろ見せないと公開練習にも来てくれなくなるでしょ(苦笑)
――大晦日に総合ルールの試合を経験してみて、何かプラスになることはありましたか?
リングの形が変わりましたね。実際には大きさが変わったわけじゃないんですけど、見える景色が変わってリングが小さくなりました。どうしても今までは相撲のクセでリングを丸く使っていたんですけど、今はリングを三角に使えるようになりました。それで相手をコーナーに追い詰めて。
――角田選手は「曙選手の心を折る」と言ってますが
そうならないように頑張ります。
――トーナメントということで、早く試合を終わらせたいという気持ちはありますか?
1RKOとか欲張らずにとにかく勝ちたいです。それにこしたことはないけど、KOを狙って墓穴を掘るようなことはしません。
――同じ力士出身の若翔洋選手もトーナメントに出場しますが
確かに同じ相撲出身者として頑張って欲しいけど、人のことを考えている余裕はないです。
――相撲時代の印象は残っていますか?
力も強かったし、体も柔らかかったです。ただこの一年で分かったように、相撲とK-1は全然違います。
――2回戦の相手はチェ選手と若翔洋選手どちらと戦いたいですか?
どちらでもいいです。
FEG「K-1
WORLD GP2005 IN SOUL」
2005年3月19日(土)韓国・ソウルオリンピック第1体育館
開場13:00 開始15:00
<出場選手>
▼ASIA GP 3分3R
▽一回戦
ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/伊原道場)
VS
張慶軍(中国/北京盛華武術ファイティングクラブ)
イ・ミョンジョ(韓国/フリー)
VS
堀啓(日本/チーム・ドラゴン)
曙(日本/チーム・ヨコヅナ)
VS
角田信朗(日本/正道会館)
チェ・ホンマン(韓国/フリー/韓国相撲横綱)
VS
若翔洋(日本/Team Paon)
▽準決勝
ガオグライ×張の勝者
VS
堀×イの勝者
曙×角田の勝者
VS
チェの試合の勝者
▽決勝
※優勝者が9月に予定される『K-1
WORLD GP2005開幕戦』の出場権を獲得
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/メジロジム)
VS
レイ・"マーシレス"・マーサー(アメリカン・トップ・チーム)
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
VS
カーター・ウィリアムス(チーム・ブードゥー)
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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