12月22日(木)都内ホテルにて記者会見が行われ、GCM久保豊喜代表、MARSチーフプロデューサー天野勇気氏、そしてFEG谷川貞治代表が出席の下、来年2月4日(土)東京・有明コロシアムにて、GCMコミュニケーション『MARS(マーズ)』の旗揚げ戦を行うことが発表された。
『MARS』とは火星、軍神を意味する言葉。本イベントの旗揚げについてGCM久保代表は「純粋で良質な戦いをファンのために提供したい。その中でMARSプロジェクトチームを結成し、2・4旗揚げ戦を皮切りにアジアのマーケットに目を向けたプロジェクトを進めていきたい」と語り、韓国を始めとするアジア諸国を視野に入れた大規模なイベントを目指す。
GCMコミュニケーションでは、これまで開催してきた『DOG』や『DEMOLITTION』は今後も継続して開催、新イベント『MARS』に関してはGCM MARSプロジェクトが企画製作を行っていく。旗揚げ戦は有明コロシアムを予定しており、門馬秀貴×ホドリゴ・グレイシー、光岡映二×ヴィトー・”シャオリン”・ヒベイロが決定している。
会見に出席したFEG谷川代表は、「今大会はK-1MAXと同日開催になっているんですが、互いに協力関係を築いていい形で盛り上げていきたいと思います。こういった大会が増えることによって、『K-1MAX』や『HERO'S』に出る選手が育ってくれれば、『K-1MAX』や『HERO'S』に反映することにもなりますし、私どもも出来る限り『MARS』には協力していきたいと思います」と語り、出場選手の面で『MARS』を全面的にサポートすることを明言した。以下、記者との質疑応答。
――ホドリゴ・グレイシー選手以外でK-1サイドから選手を派遣する予定はありますか?
谷川P「久保代表・天野Pの方から要望があれば、スケジュールが空いている選手は出していきたいと思います。オランダ、アメリカ、世界各国から色々な選手が『K-1MAX』や『HERO'S』への参戦を望んでいるので、いいマッチメークであるならば、むしろそういった選手を出してもらいたいですね」
――旗揚げはいつ頃から考えていたんですか?
久保代表「10月くらいから用意してました。『MARS』は金網ではなくリングで行います。金網はアジアマーケットを開拓する上で弊害があるので、認知度が高いリングを採用します。私は競技的には金網は選手にとって公平でいいとは思いますが、イベントの普及を考えた場合、リングでやっていきたいと思います」
――アジアマーケットの開拓が一つのテーマだと思いますが、アジア圏からの選手の参戦は考えてますか?
久保代表「韓国に関しては柔道・レスリングのレベルは日本と遜色がないと思っています。HERO'Sコリア大会を見ても分かるように、山本篤選手をKOした選手もいますし、認知度は低くても強い選手はたくさんいます。『MARS』ではそういった選手にもチャンスを与えたいと思います。
GCMコミュニケーション「MARS(マーズ)」
2006年2月4日(土)東京・有明コロシアム
開場16:30 開始18:00
<決定対戦カード>
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
VS
ヴィトー・”シャオリン”・ヒベイロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第7代修斗世界ウェルター級王者)
門馬秀貴(日本/和術慧舟會A-3)
VS
ホドリゴ・グレイシー(ブラジル/チーム ホイス・グレイシー)
浜中和宏(日本/チーム・イノキ)
VS
尾崎広紀(日本/和術慧舟會東京本部)
<出場予定選手>
弘中邦佳(日本/アカデミアAz)
矢野卓見(日本/烏合会)
渋谷修身(日本/フリー)
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション 03−3538−5801
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