7月25日(火)東京・後楽園ホールで開催されたJ-NETWORK『GO!
GO! J-NET '06 〜STREETS of FIRE〜』のJ-NETミドル級タイトルマッチ、寒川直喜×我龍真吾の試合結果とその裁定について、J-NET興行部よる見解が発表された。以下は原文そのまま。
「両者ドクターストップによる負傷判定」という異例の事態となり、試合後、混乱が生じた為、公式の見解を明記します。
2R終盤、寒川が頭部、我龍が左まぶたを裂傷し、両者共にドクターチェックを受け、3R以降も両者の傷の悪化と流血がおびただしく、ドクターチェックが両者に入りつつ、4R中盤、ドクターが両者とも試合続行不可能と判断し、J-NET公式ルールの則り、4R途中を含む4つのラウンドの判定を集計。結果、3-0で寒川の4R負傷判定勝利となりました。
例えば、肘打ちなど正当な攻撃による傷も偶然のバッティングによる傷も片方の選手のみが試合続行不可能とドクターまたはレフェリーに判断された場合、試合不能選手のTKO負けとなります。
しかし、今回の寒川×我龍の場合、両者が同時に試合続行不可能となる希少の事態となったので、興行本部でもその複雑な裁定をスムーズに観客、関係者一同に伝えることができず混乱させてしまったことに関して、J-NET興行部からお詫び申し上げます。
加えて、リングドクターの席が興行部のミスにより赤コーナーよりに配置されてしまい、この為、ニュートラルコーナーで行われるべきドクターチェックが、幾度か赤コーナー近くでされてしまったことで、両選手への平等な配慮に欠ける場面があったことを選手関係者及び皆々様にお詫び申し上げます。以後は、このようなことにならぬよう、細心の注意を払い興行運営に邁進します。
そして、寒川選手の防衛は一試合結果として絶対であるものの、J-NET興行部としては、この異例の事態による試合決着は、タイトルマッチとして相応しいものとは言えず、早々の再戦によるタイトルマッチを進める所存です。これについては、寒川直喜選手及びバンゲリングベイ、我龍真吾選手及びファイティングマスターも同意しており、両者のスケジュールを調整し、マッチメイクに臨みます。
試合後、裁定に納得のいかないファイティングマスタースタッフ、我龍選手を応援する観客などが、リングサイドに詰め寄り、一部場内が混乱する場面がございました。喧騒状態に不快感を抱かれた観客、関係者諸氏に深くお詫び申し上げます。
また、これについて興行直後、更に翌日(26日)、我龍真吾選手及びファイティングマスターより深い謝罪の意をいただいております。J-NET興行部としては、これを受け、これから更に協力しあい、共に良い試合、良い興行を創っていくことを誓ったことを報告いたします。
●J-NETリングドクター、安部雄大の見解
寒川選手の傷は、流血多量で骨膜まで達しており、その状態での試合続行は不能。我龍選手の傷は、血は止まったもののまぶたの筋層まで達しており、これも試合続行は不能。
J-NETWORK主催興行
「MACH GO!GO!’06〜フライ級最強決定トーナメント1回戦〜」
2006年9月1日(金)東京・後楽園ホール
開場予定17:00
<参戦予定選手>
TOMONORI(OGUNI-GYM/NJKFフライ級王者)
高橋拓也(拳之会/NJKFフライ級1位)
森田晃允(士道館橋本道場/MA日本フライ級王者)
飛燕野嶋(川田ジム/MA日本フライ級1位)
KENT(湘南格闘クラブ/J-NETフライ級1位)
松尾 宗(POWER−X/J-NETフライ級2位)
<お問い合わせ>
J-NETWORK興行部=03-3419-0536 e-mail=info@kickboxing.co.jp
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