10月10日(火)都内ホテルにて、昨夜9日(月)に開催された『HERO'S2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』の一夜明け会見が行われ、ミドル級王者のJ.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)、前田日明スーパーバイザー、谷川貞治FEG代表が出席した。
会見の席上、「個人的には前田さんのお陰もあって、所VS金子が自然にいいドラマになった」と谷川プロデューサーが言うと、横にいた前田SVは「とか何とか言いながら、計算していたんだよ。前田はこういうこと言うだろうなって」と笑顔でツッコミ。
大会前、金子賢に対する怒りの発言で数多くの話題を振りまいた前田SVだが、「谷川劇場の一役をかってしまいました。思い切りうまくのせられたんじゃないかって、試合を見てて思いました。自分もあと3年で50歳になるのに、いつまでも子供じみたことをしていると思いましたね。そうしたら金子君がかわいそうになって、試合が終わった後に慰めました」と金子と“和解”したことを明かした。
「格闘技という体重競技では、キャリアでいうと1〜2年では差はなかなか埋められない。金子君も飛びヒザ蹴りの奇襲を狙っていたと後で聞いたが、前哨戦で油断させることがあれば所がトラップにかかることもあったかもしれないけど、所も注意していた。金子君はここまでやって、本当に真剣にやってますというのであれば、ZSTとかのオープニングファイトから始めて少しずつやる方がいい経験になる。彼の人生の中でも役に立ったりすることがあるでしょうね」と、真剣に格闘技をやるのならそれ相応の場所からやり直せと金子にエールを送る前田SV。
しかし、愛弟子の所には「試合後、所が“おかげさまで勝てました”って言うから、アホかって頭をド突いた」というが、「所も負けたら引退というのもあったと思う。その状況下での試合だったから、ちょっと悪かったなと思って試合を見ていました。後味の悪い試合でしたね。彼(金子)も悪気はなくって、周りにうまく使われていた。彼もかわいそうだと感じました」と、複雑な心境で試合を見ていたことを吐露している。
TBS/MBS/FEG
「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」
2006年12月31日(日)大阪・京セラドーム大阪(旧・大阪ドーム)
開場、開始未定
<放送スケジュール>
12月31日(日)、TBS系列28局ネット(放送時間調整中)
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