12月3日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるシュートボクシング協会主催『NEO ΟΡΘΡΟΖ Series〜FINAL〜』のメインイベントでダマッシオ・ペイジ(アメリカ)と対戦する宍戸大樹(シーザー)のインタビューが、シュートボクシング協会から届いた。
S-cup2006準決勝で緒形健一(シーザー)に敗れた宍戸大樹(シーザー)は、年内最終戦で復活の狼煙を上げられるか?
――9月がK-1 MAXで11月3日が『S-cup』、そして今回、12月3日にも出場と相当なハードスケジュールですね。
「確かにそうですね。前の試合が終わった時点で、次まで一ヶ月を切ってるっていう(苦笑)。でも『S-cup』がああいう結果だったのに、年内最終戦のメインを任せてもらったっていうことには責任感を感じますね。変に間隔をあけるよりも、すぐに試合ができるのはいいことだと思いますし」
――気持ちを切り替えるという面でも、いいかもしれないですね。
「勝って一年を締め括りたいです。僕自身は、『S-cup』で格闘技人生の第一章が終わったという感覚なんですよ。今回は今年最後の試合なんですけど、第二章のスタートっていう気持ちが強いです」
――『S-cup』では、どんな部分で"区切り"を感じたんですか?
「2004年の『S-cup』で、運やタイミングにも恵まれて準優勝できて、そこからガムシャラにやってきたんです。セミ、メインを張らせてもらえるようにもなったし、ある程度の結果も残せたと思います。ただ、今年の『S-cup』で緒形さんとやって、自分がまだまだトップの器じゃないってことを実感させられたっていうか。自分の器が見えてしまったんで、これから新しくやり直そうと」
――それだけ、緒形さんが強かったと。
「そういう人が身近にいたわけですからね。あの人の努力とか苦しんでるところとか、見てきてますから。まだこの人には勝てないなって思いましたし、もっと努力しなくちゃいけないなって思いました。ああいう舞台で緒形さんと闘えたのは、本当に大きかったですね」
――12月3日の後楽園大会では、『S-cup』の一回戦で緒形選手と闘ったダマッシオ・ペイジが相手になりました。緒形選手もダウンを奪われてますし、相当にやりにくそうな相手ですね。
「やりにくそうですし、パンチがかなり強いでしょうから警戒してます。ダウンするのは覚悟の上で闘いますよ。ダウンを食らわないようにではなく、ダウンを食らっても巻き返せるように」
――かなりラフなんで、ペースを奪うのも大変そうですよね。
「ボディが弱い印象がありますけど、あれは緒形さんのボディブローだから倒れたんでしょうし(笑)」
――一回戦負けとはいっても、負けた相手がS-cup王者なわけですからね(笑)。
「緒形さんを倒したフックとか、ビデオで見た叩き落すような投げ技は危険だと思います。」
――そういう中で、宍戸選手としてはどんな闘いを見たいと思いますか。
「プレッシャーもあるんですけど、立ち技の打撃技術の違いを分からせてやろうと思ってます。相手の意外性のある攻撃は危険なので、序盤は動きをしっかり見て中盤で倒しにいくっていう感じですね。」
――となると1、2Rはちょっとヒヤヒヤしそうな。
「まあ、それはいつものことなんですけど。スロースターターとかじゃなく、単に押されてるという(笑)」
――ただ、そこからスピードとスタミナでかき回すのも宍戸選手のスタイルです。
「これからは自分のスタイルを掘り下げる作業が必要だと思ってます。最近、そういう自分の闘い方を忘れてたなって思うんですよ。一発を重視するスタイルに偏ってたなと。今回は進化した宍戸スタイルで、相手もお客さんもビックリさせるような試合を魅せたいですね。」
――タイ人トレーナー・ダムさんのミットは迫力があっていい練習ですけど、それプラス自分のスタイルを磨いていくと。あの練習は緒形選手に一番向いてる形ですからね。
「そうなんです。これまではダムさんの練習でヘトヘトになって満足してた。でも、これからはプラスαの部分を磨いていかないと。同時に、3Rなら3Rで勝つ闘い方も身につけていきたいですし。やることは山ほどあります。」
――今大会はサワー選手、緒形選手、土井選手と、これまで宍戸選手の"上の立場"にいた人が誰も出場しないわけですが、メインの責任感は今まで以上に感じてますか。
「こういう状況だから、今大会は中堅選手が奮起するきっかけになればいいなと思います。そして、試合に出る選手だけじゃなくて、その下のアマチュアの人間にも早くこの素晴らしい舞台に上がって来て欲しいですし。そう思わせるだけの試合を僕たちで見せなきゃいけないと思います」
シュートボクシング協会
「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series.〜FINAL〜」
2006年12月3日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイト17:30〜
<決定対戦カード>
▼メインイベント 70kg契約 3分5R
宍戸大樹(シーザー/SB日本ウェルター級王者)
VS
ダマッシオ・ペイジ(ジャクソンズ・サブミッション・ファイティング/WEF世界ウェルター級王者)
▼第6試合 60kg契約 エキスパートクラス3分5R
及川知浩(龍生塾/SB日本フェザー級王者)
VS
ツァン・ジャ・ヒ(韓国/Tae San Gym/韓国ムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
▼第5試合 60kg契約 エキスパートクラス3分5R
歌川暁文(日本/UWFスネークピットジャパン/SBフェザー級2位)
VS
ジュン・ビュング(天氣/韓国ムエタイ協会フェザー級王者)
▼第4試合 65kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
三原日出男(シーザー)
VS
五味慎一郎(湘南)
▼第3試合 55kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
えなりのりゆき(シーザー)
VS
脇田 誠(風吹)
▼第2試合 61kg契約 スターティングクラス2分3R
南 健介(シーザー)
VS
栃岡 裕輔(龍生塾)
▼第1試合 57kg契約 スターティングクラス2分3R
阿部マサトシ(AACC)
VS
調整中
<チケット料金>
RS席10,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席4,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
チケットぴあ=0570−02−9999
ローソンチケット=0570−00−0403
フィットネスショップ=03−3265−4646
レッスル渋谷=03−3464−0078
板橋大山アメリカン=03−3962−6443
チャンピオン=03−3221−6237
書泉ブックマート=03−3294−0011
後楽園ホール=03−5800−9999
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=03−3843−1212
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