12月2日(土)東京・東京ドームで開催されるFEG/フジテレビ主催『K-1
WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦』に出場するセーム・シュルト(オランダ/正道会館)、ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
、ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー) 、武蔵(日本/正道会館)、バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)が個別インタビューに応じた。詳細は以下の通り。
セーム・シュルト
――コンディションはどう?
非常にいいよ。
――来日したのはいつ?
水曜日だね。
――開幕戦が終わってから、この日に向けてどうな練習をしてきた?
すぐトレーニングにかかってスタミナ作りに集中してきた。今回の1回戦は非常に厳しい試合になると思うので、スタミナがないと闘いにならないと思っている。
――スタミナ作りのためにどういった練習をしてきた?
パンチをミットに打ち込む練習もしたし、ステップマシーンで長時間のトレーニングをしてきた。
――それはバンナ対策?
ジェロムだけでなく、トーナメント全体を考えてトレーニングにてきたんだ。
――トーナメントではジェロム選手が一番の強敵になる?
体力的な面で言えば決勝戦が一番辛いものになると思うが、頂点を目指すためには、まず一回戦を勝たないと次に進めない。なので一番集中しないといけないよね。
――バンナ対策はしてきた?
ビデオを見て研究してきた。自分のテクニックで何が出来るかというイメージは出来ている。
――バンナ選手と向かい合って、どういう気持ちになった?
試合前に彼と近づくことによって、彼の実際のサイズが分かったり、握手したときの感触もわかって、試合前に何となく手に取ることが出来たので良かったよ。
――バンナ選手は握手したときに顔をしかめていたが
自分と違って、向こうは握手することが嫌だったのかもね。
――壇上でシュルト選手があまりにもそっけないので、バンナ選手が割り込んできたが?
もしかしたら、自分に話していた言葉の説明が不十分だったのかも。そう感じたからこそ、自分でマイクを握ったのでは?
――準決勝や決勝の相手のシミュレーションは出来ている?
現時点で誰になるかは想定していない。トーナメントは誰が勝ち上がって来るのかわからないので、今はとりあえずジェロムに集中している。その後は闘うと決まった時点で考えていく。
――開幕戦では「ホーストの最後の相手になりたい」と言っていたが?
忘れたね(笑)。勝ち上がってくる選手として想定できるので、試合はしてみたいと思う。
――会見では終始固い表情だったが?
他の選手はリラックスしてるかもしれないが、今日の時点で試合は始まっていると思ので、明日に向けて集中している。その結果、他の選手とアイコンタクトを取っていなかったのかもな。
――ホースト選手と話をしていたが、何を話した?
大した話ではないが、「闘うことになるかもね」と他愛もない話だったよ。
――優勝するために必要なものを3つあげるとすれば?
日頃のトレーニングを支えてくれるコーチ、自分自身のモチベーションの高さ、ファンのサポートだね。それがあることで最後に踏ん張りがきくと思う。
――この条件はシュルト選手には揃っている?
ある。
――もし自分が優勝出来ない可能性があるとすれば、その心配事は何?
そんなことは今考えたくない。
――優勝する可能性は何%?
数字で表すものではないが、自分の中では最高潮に達している。
ステファン・“ブリッツ”・レコ
――コンディションはどう?
コンディションはいいし、トレーニングもしっかりしてきた。絶対に負けない自信はあるし、チャンピオンになるよ。
――レミーの対策にはどんなことをやってきた?
詳細は言えないがやってきた。対戦相手を選べたとしても俺はレミーを選んでいたよ。自分のファイトスタイルに合ってるし、面白くなるだろう。
――レミーのパンチの技術をどう思う?
レミーのパンチは上達してるかもしれないが、悪いものといえるね。
――反対のブロックからは誰が勝ち上がる?
トーナメントは予測しづらいものだ。セームとシュルトだったらセームが勝つ。ホーストとハリだったら、ホーストの方が経験があるが、自分の希望を含めてハリだね。セームとハリでは、ハリが勝つ。ハリはコンディションもスタミナもある。それに精神面も強い。
――ハリとシュルトは一緒に練習している仲なので、闘い方は知り尽くしている?
友人と闘うことは問題ではない。トーナメントで優勝を掴むためにベストを尽くすのは当然だしね。ベルトを狙う気持ちの強い人間が勝つ。
――前年王者のシュルトとやって勝つ自信はある?
勝てる自信はあるね。同じチームであっても関係ない。感情もないしね。
――トーナメントを勝ちあがる上で必要なものは?
最初の試合でどういう勝ち方をするかが重要になってくる。次の試合の参考になるし。
――今までこっていたヘアスタイルが落ち着いているが、心境に変化があった?
髪型に関係なく、ファイトスタイルに自信を持てるようにしている。トーナメントでは私の意気込みを見せたい。
ハリッド“ディ・ファウスト”
――コンディションはどう?
体調もいいし、トレーニングも100%の状態で負ける気がしないね。いい試合を見せるよ。
――ホーストの弱点は見えた?
今探している段階なんだ。トーナメントの中で弱点が見つかるかも。そこを突いていきたいね。
――弱点が見えてないのは本当?
いくつか見つけているよ(笑)。
――その弱点をつく練習をしてきた?
してきたね。
――どんな練習内容?
ホーストは年齢的なスタミナに問題があるので、そこを強化してきた。5度目のトーナメント制覇ということでそれにとらわれて足元をすくわれなければいいけどね。ホーストにとって最後の試合となるだろう。
――(開幕戦の前日会見で履いていた)武蔵の靴はもらった?
くれると約束していた靴はまだもらっていないけど、私は武蔵をドイツに招待するんだけどな〜。くれないならくれないでいいよ。自分で買うし。でも会見で靴をもらえるまで言い続けてやろう(笑)。
――トーナメントの理想の進み方はある?
最高のシナリオは準決勝でセーム(・シュルト)と、決勝でステファン(・レコ)と当たることかな。それ以外は考えられないね。
――ホーストからもらいたいものはある?
ホーストは最後なので何かあげたいが、試合後に考えるよ。
――ホースとは4つのベルトをもっているが?
それには興味はないね。5つ目を自分が持って帰るよ。
武蔵
押忍! そして、すお!
――……。コンディションは?
この状況なら40℃の熱があっても最高です、と言います。なにもないですけどね。最高です。
――タイからはいつ戻ってきた?
11月15日ですね。10日間くらい行っていました。
――タイで一緒に練習していたルスランにディフェンスを教えた?
彼の相手がグラウベ選手ですからね。僕はグラウベ選手と闘っていますから、悪いところがあったらアドバイスは送りました。
――逆にルスランからはなにかを教えてもらった?
よくイタズラしますね、ハンパないです。本当にブン殴ってやろうかと思いました(笑)。学ぶもの……体重軽いほうでよく動きますから。僕もスピードで勝負するほうなので、速いなと思ってみていました。
――会見にはハリッドが欲しがっていた靴を履いてくる?
メーカーの方には喜んでもらったので……履きません(笑)。ハリッドに欲しがられるとやっかいなんで。
――まだ靴をくれないので、ハリッドがケチと言っていたが?
靴をやるからフェラーリをくれと(笑)。
――ハリッドはヨーロッパに招待する、と言っていたが?
招待してくれるんですか? なら、あげます! そんなにほしいならあげますよ。一回しか履いてないから名残惜しいですけど……。でもなんか、僕がムチャクチャ、ケチみたいじゃないですか。アイツの方が金持ちなのに(笑)。
――アーツ戦に向けて調子はどうですか?
いいトレーニングができました。リザーブですけど相手はアーツですから。いい試合をして、トーナメントの試合を喰うつもりです。
――アーツ選手は「過去に勝っているので負けられない試合」と言っていたが?
過去2戦していて、最初の試合は勝っていたと思います。僕の中では、2勝しているつもりです。だから勝ちたいですね。
――本戦のリングに上がる可能性は?
トーナメントは分からないですから。運もあるでしょうけど、アーツに勝つことが第一です。アーツはトーナメントにいてもおかしくない選手ですからね、優勝も狙えるファイターですし。
――トーナメントで優勝するのは誰?
シュルトの2連覇を誰が阻止をするか、じゃないですか。個人的にはバンナに頑張ってほしいです。試合が面白いですし、トーナメントをヒッチャカメッチャカにしてほしいです。
バダ・ハリ
――開幕戦以降は何をしていた?
ああいった負け方をして落ち込んでいたから、毎日がストリートでパーティーの連続だったよ。
――今の心境はどう?
過ぎたことは過ぎたことだ。考えても仕方がない。前に進めなくなるほうが嫌だからな、もう終わったことだ。昨年のGP決勝大会で、衝撃のデビューをしてから何度かチャンスをもらっているが結果を出せていない。
もてはやされていたが、後半はみんなに背を向かれている感じだな。なかには終わった、と言うヤツもいたしね。でも、オレはまだ21歳だ。40歳や50歳じゃない。ムカムカした憂さ晴らしじゃないけど、誰かをぶっ飛ばしたいね。相手は誰でもかまわない。
――対戦相手のポール・スロウィンスキー選手の印象は?
当たり前というか、普通のレベル。取り得のない選手だな。試合ではオレがリードしてKOする。どっちが強いかを試合で、KOで証明してやる。KOできないなら徹底的にダメージを喰らわせてやるよ。
――スロウィンスキーは相手を挑発しない。こういったファイターについてどう思う?
口数が少ないのは、オレを怖がっているからじゃないのか。でも試合はトークショーじゃない。リング上でのパフォーマンスが大事だ。オレはスロウィンスキーをぶっ潰すだけだね。
――対策は出来ている?
リングにはガムシャラに上がるわけじゃなく、プランはしっかりある。プランAはKO、BはKOできなければ相手を放り投げて床に叩きつける。立ち上がれなくなるくらいにな。プランAもBもダメならば、首に噛み付いてでも勝つぜ。
――チームメイトのメルヴィン・マヌーフの印象は?
いい選手だ。HERO'Sでの実績もあるからな。元々、立ち技から格闘技を始めたから、立ち技の技術はいいものを持っている。対戦相手のセフォーもハードパンチャーでいい選手だからな。いいファイトになるだろう。ただ体重差が問題ではある。簡単じゃないが、それでも勝つのはメルヴィンだと思っている。
――トーナメントに出場する8人の選手にメッセージを送るとしたら?
オレが出ないから興味はないけど、ファンに対して恥ずかしくない試合をしてほしいな。ボロボロになってもいい試合をな。誰が勝つとか負けるとか関係ない。ただ言えることは、来年はオレがトーナメントに参加して、頂点を目指すということだけだ。
FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦」
2006年12月2日(土)東京ドーム
開場14:30 開始17:00
<全対戦カード>
▼第10試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 決勝戦 K-1ルール
3分3R延長2R
第7試合の勝者
VS
第8試合の勝者
▼第9試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイ ジム)
▼第8試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベVSカラエフの勝者
VS
ボンヤスキーVSレコの勝者
▼第7試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
シュルトVSバンナの勝者
VS
ホーストVSハリッドの勝者
▼第6試合 スーパーファイト(リザーブファイト2) K-1ルール 3分3R延長1R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
▼第5試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
VS
ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
▼第4試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロ)
▼第3試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)
▼第2試合 FieLDS K-1 WORLD GP2006 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner
X team TEAM)
▼第1試合 スーパーファイト(リザーブファイト1) 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
▽開会式&セロ・ショー
▼オープニングファイト3 K-1ルール 3分3R
堀 啓(チームドラゴン)
VS
キム・ギンソック(韓国/Team Lazenca)
▼オープニングファイト2 K-1ルール 3分3R
野田 貢(シルバーアックス)
VS
澤屋敷純一(チームドラゴン)
▼オープニングファイト1 K-1ルール 3分3R
佐藤 匠(極真会館)
VS
高萩ツトム(チームドラゴン)
<チケット料金>
SRS席35,000円(アリーナ特典DVD付き)
RS席22,000円(アリーナ特典DVD付き)
SS席15,000円 S席10,000円
A席6,000円 B席4,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9960(特電)
ローソンチケット=0570-084-686(特電)
CNプレイガイド=0570-08-9911(特電)
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33333)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
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