3月13日(火)愛知・名古屋市内のホテルにて『HERO'S2007開幕戦〜名古屋初上陸〜』の一夜明け会見が行われ、昨日の山本宜久(フリー)戦でHERO'Sデビュー戦を果たした柴田勝頼(ARMS)と、柴田の師である船木誠勝がコメントを残した。
セコンドとして柴田の戦いを見守っていた船木だが、柴田の9秒という秒殺勝利に「水を用意して、椅子に座った瞬間には『バーン!』と音が聞こえて、柴田がグラウンドで上になって殴ろうとしている状況だったんです。だから実はほとんど見ることができなかったんです。今は早く柴田の試合をビデオで見たいという気持ちです。無事にデビューしたと思います」と、愛弟子の戦慄デビューを振り返った。
その一方で船木は「嘘みたいな勝ち方だったんですが、これからが大変になると思います。昨晩、柴田とも話をしたんですが、どこまで強くなれるか。その一点だけに絞って、練習していきたい」と、トレーナーとしての所存を口にした。
船木の言葉を受けて、「昨日、生まれました。無事に。ようやく始まった実感がある」と独特の言葉使いで、自らのデビュー戦を振り返った柴田。試合後に右手の負傷が発覚したが大事には至らず、「人間の頭は固いんだなと思いました」と話し、2週間後にはトレーニングを再開する明言。今後については「これから気を引き締めて、武器を磨いて次に備えたい」と、静かに次戦へ向けての意気込みを語っている。
●2007年HERO’Sの予定年間スケジュール
5月後半か6月初旬 アメリカ大会(予定)
7月、9月 トーナメント開催(予定)
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