7月13日(金)都内ホテルにて記者会見が行われ「K-1 TRYOUT 2007 SURVIVAL」の開催が発表された。会見にはK-1谷川貞治イベントプロデューサー(以下、EP)、大成敦K-1ルールディレクター、アーネスト・ホースト、中国の河南テレビ・ウープロデューサーが出席した。
強い日本人を育てるというコンセプトのもとスタートしたK-1トライアウト。すでに選手の選考も終わり、コーチ役であるホーストやマイク・ベルナルドのもとでの合宿も行われており、着々と選手育成が進んでいる状態だ。そしてついにトライアウト選手を主軸とした大会の開催が決定。
それが8月16日(木)東京・ディファ有明にて開催される「K-1 TRYOUT 2007
SURVIVAL」である。そして「K-1 TRYOUT 2007 SURVIVAL」の主軸となるコンセプトは二つ、それが若手8名によるトーナメントK-1ヤングジャパンGPの開催と、日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチだ。
ヤングジャパンGPに参戦するのは30歳以下の選手ばかり。谷川EPは「個人的に楽しみな大会。かつてトーワ杯が盛り上がって、佐竹選手、金選手、後川選手が活躍してK-1ができたということがありました。そういった原点に返ったアマチュア感のある大会になって欲しい」とコメント。
GPに出場する高萩と杉本を指導しているホーストも「高萩は現時点でもそれなりにK-1で戦える選手。経験を積めばもっといい選手になると思う。杉本もタレント性がある選手だけど、まだ経験が足りない。慌てずにトレーニングと経験を積めば、K-1で活躍する選手になると思う」とトライアウト選手たちの可能性を高く評価している。
そして日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ。先日中国で開催されたK-1トライアウトから選抜された選手たちで、日本勢もK-1トライアウト最終選考メンバーが中心となっており、こちらも選手育成がメインのものとなる。ここで懸念されるのが中国人選手たちのK-1ルールへの対応だ。中国人選手の多くは投げや場外への押し出しがポイントとなる散打がベースのため、「K-1にアジャストすることが必要」(ホースト)となる。
しかしトライアウトを視察し、トレーニングにも参加したという大成ルールディレクターは「散打の選手は前に出る圧力がある。それを生かしたコンビネーションや攻撃を身につければK-1にも通用すると思います」とコメント。また「中国人選手はハートが強いし、K-1で有名になってやろうという気持ちが強い。その気持ちは絶対にK-1でも発揮されると思う」と話している。
今大会は中国・河南テレビの人気格闘技番組「武林風」がバックアップ、会見に出席したウープロデューサーは「K-1と協力することで、とても大きな影響があると思います。今回のトライアウトには1,000人以上が応募してきました。8月の大会は中国でも注目されていて、期待されています。中国人選手たちは散打の選手なので、K-1ルールに慣れていない部分がありますが、この一カ月でどのくらい変わるのか期待しています。きっと彼らは全力を出してくれるでしょう」と、中国人選手団に期待を寄せた。
「GPの優勝者や対抗戦でMVPを獲得した選手には、K-1 WORLD GPの開幕戦や決勝戦でオープニングファイトなどのチャンスを与えたい」と谷川EP。K-1の新機軸となりうる今大会、新たな日本人スターはディファ有明から生まれる! 会見に出場選手のコメントは以下の通り。
堀 啓
「K-1でいい結果が残せてないですが、トライアウトの選手には負けるわけにはいきません。いい結果を残して、自分の中でいいステップにしたいと思います」
高萩ツトム
「K-1からは何度かチャンスをもらって出場したんですが、いい結果が出せていません。トライアウトでホーストさんに指導してもらって、しっかり技術を身につけて8月の大会で是非勝ちたいと思います」
強太郎レンジャー
「こういった会見は初めてなので、イマイチ何を言っていいか分かりませんが、合宿でいい技を身につけて、GPで優勝できればいいなと思います。そしてジャンクスポーツに出るのが目標なんで、出られるように頑張ります」
杉本幸績
「ホーストさんに指導してもらっているので、それをファイトスタイルに組み入れてベストを尽くします」
富永健義
「何もない自分にチャンスをくれた関係者のみなさんに感謝しています。K-1デビューの試合となりますが、見ている人が分かりやすくアグレッシブな試合をしたいと思います」
立川隆史
「8月までにできることをしっかりやって頑張ろうと思います」
FEG
「K-1 TRYOUT 2007 SURVIVAL」
2007年8月16日(木)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼K-1 YOUNG JAPAN GP1回戦 3分3R延長1R
堀 啓(チームドラゴン)
VS
杉本幸績(拳友会/トライアウト)
▼K-1 YOUNG JAPAN GP1回戦 3分3R延長1R
高萩ツトム(チームドラゴン/トライアウト)
VS
ジャクソン・ビアフラ(山木/トライアウト)
▼K-1 YOUNG JAPAN GP1回戦 3分3R延長1R
野田 貢(シルバーアックス)
VS
百瀬竜徳(TARGET/トライアウト)
▼K-1 YOUNG JAPAN GP1回戦 3分3R延長1R
佐藤 匠(極真会館)
VS
強太郎レンジャー(チームドラゴン/トライアウト)
▼K-1 YOUNG JAPAN GP準決勝 3分3R延長1R
堀×杉本の勝者
VS
高萩×ビアフラの勝者
▼K-1 YOUNG JAPAN GP準決勝 3分3R延長1R
野田×百瀬の勝者
VS
佐藤×強太郎の勝者
▼K-1 YOUNG JAPAN GP決勝
▼K-1 YOUNG JAPAN GPリザーブマッチ 3分3R延長1R
西脇恵一(チームドラゴン)
VS
アリ・レザ(イラン)
▼スーパーファイト
洪 太星(極真会館)
VS
山宮恵一郎(GRABAKA)
▼日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ 3分3R ※引き分けあり
立川隆史
VS
閻文凱(ヤン・ウェンガイ)
富永健義
VS
洪光(ホン・グァン)
春日俊彰
VS
王洪祥(ワン・ホンシャン)
河野真幸
VS
馬利(マー・リー)
伊藤 純
VS
孫武(ソン・ウー)
山本哲也
VS
黄何清(ホワン・ハーチン)
濱田淳史
VS
戦東偉(ジェン・ドンウェイ)
<お問い合わせ>
FEG 03-5941-7641
FEG
「K-1 WORLD GP 2007 IN HONG KONG」
2007年8月5日(日・現地時間)香港・Asia WORLD-Expo Arena
開場14:00 開始15:00
<決定対戦カード>
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバコ/フリー)
<出場予定選手>
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
武蔵(日本/正道会館)
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
堀啓(日本/チーム・ドラゴン)
シン・ホン・ジェン(韓国)
ワン・チャン(韓国)
ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリッツジム)
ランディ・キム(韓国/フリー)
パク・ヨンス(韓国/T-ENTERTAINMENT)
<チケット料金>
VIP席HKD1200 RS席HKD800 A席HKD500
B席HKD300 C席HKD180
<チケット販売所>
7月6日(金・現地時間)〜
Hong Kong Ticketing=http://www.hktickting.com
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
FEG
「K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16」
2007年9月29日(土・現地時間)韓国・オリンピック第1体育館
開場15:30(予定) 開始17:00(予定)
<出場予定選手>
チェ・ホンマン、セーム・シュルト、ピーター・アーツ、グラウベ・フェイトーザ、レミー・ボンヤスキー、ジェロム・レ・バンナ、ステファン・“ブリッツ”・レコ、ルスラン・カラエフ、ハリッド“ディ・ファウスト”、マイティ・モー、バダ・ハリ、ポール・スロウィンスキー
<チケット料金>
VIP席1,100,000ウォン SRS席220,000ウォン
SS席99,000ウォン S席55,000ウォン
A席22,000ウォン
<チケット発売日>
テレビ先行発売 8月5日(土)XTM K-1 WGP香港大会OA内
一斉発売 8月6日(月)10:00〜
<チケット販売所>
調整中
<お問い合わせ>
FEG=03-3219-8870
FEG KOREA=п{82−2−547-7111
<大会情報>
K-1韓国オフィシャルサイト=http://www.k-1kr.com
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