3月4日(日)神奈川・横浜アリーナで開催されたFEG/フジテレビ主催『K-1
WORLD GP 2007 IN YOKOHAMA』の試合後、谷川貞治イベントプロデューサーは次のように大会を総括した。
「試合内容が非常によく大変に満足しています。澤屋敷選手のビッグサプライズがありましたし。K-1
JAPANに出ていた選手から無名の選手に時代が変わってきたことを嬉しく思います。中迫、天田選手、ああいう人たちは頑張らないと置き去りにされてしまうでしょうね。バダ・ハリとカラエフはあれぞK-1という試合。ああいう試合をやってくれれば、世界中でK-1はファンを魅了するでしょう」
ジェロム・レ・バンナから2度のダウンを奪い、日本人初のバンナ越えを達成して一夜にしてヒーローとなった澤屋敷純一(チームドラゴン)については、「全く新しいタイプに選手。最初からオーラがあるタイプではないが、勝負度胸があってテクニックを持っている。今回勝つこと自体が運を持っているということなので、大切に育てたい。チャンスを与えたいですね」と大絶賛した。
それに対し、藤本祐介(MONSTER FACTORY)に敗れた武蔵については厳しい意見。「武蔵選手は何らかのトーナメントに出ないとワールドGPには出られません。今回の負けでK-1トップ戦線から大きく後退しました。武蔵選手は厳しい状況ですね」と、地区代表決定トーナメントからの“やり直し”を宣告している。
また、初代スーパーヘビー級チャンピオンの座に就いたセーム・シュルト(オランダ/ゴールデングローリー)の初防衛戦については、「オランダ大会のメインになると思います」とし、第一挑戦者候補だったがマイティ・モーに敗れてしまったチェ・ホンマン(韓国/フリー)は「ハワイの試合に出たいと言ってきました。コンディションがよくないのは最初から知っていましたが、負けて初めて試合をやりたいと言ってきましたね」と早期の汚名返上を直訴したことを明かした。
●2007年度 シリーズスケジュール
3月4日(日)日本・横浜アリーナ
「K-1 WORLDGP 2007 IN YOKOHAMA」
初代スーパーヘビー級王者決定戦
4月28日(土)ハワイ・ブレイズデルセンター
「K-1 WORLDGP 2007 IN HAWAII」
USA GP、初代ヘビー級王者決定戦
6月23日(土)オランダ・アムステルダムアリーナ
「K-1 WORLDGP 2007 IN AMSTELDAM」
EUROPE GP
7月29日(日)香港orマカオ
ASIA GP
8月11日(土)ドイツorラスベガス
世界最終予選
9月下旬 韓国・オリンピック第1体育館
「K-1 WORLDGP 2007 IN SEOL 開幕戦」
12月上旬 日本・会場調整中
「K-1 WORLDGP 2007 決勝戦」
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