3月16日(日)都内ホテルにて、FEG主催『HEIWA DREAM.1 ライト級GP2008 開幕戦』の一夜明け会見が行われ、会見終了後、笹原圭一イベントプロデューサー(以下、EP)が囲み取材に応じた。
まず笹原EPは現在の青木の状況について「大晦日に試合が流れたこともあって、青木選手はかなり気持ちを入れて試合をしたと思います。それがこうなってしまって、今はまだ(青木が)落ち着いて考える状態ではないと思います。
今日、明日では難しいと思うので、これから一週間くらいの中で話が出来ればいいなと思います」と説明。改めて選手当人、主催者、テレビ局を含めて最もいい形で結論を出したいとした。 旗揚げ戦のメインイベントでこういった不測の事態が起こったことに関しては「良い意味でも悪い意味でも、引っ掛かりがあった方がいい。ここで残念だったと肩を落とすのではなくて、この引っ掛かりを次に活かすのが僕たちの仕事ですから。
PRIDEでは1回目の大会は負のエネルギーだったというか、衝撃的な結果だったからこそ、あそこまで大きくなったと思うので、この結果を上手く活かしたいと思います」とイベンターとしての意見も述べた。 4月29日の「DREAM.2」からスタートするミドル級GPについて、笹原EPは「16名でトーナメントを行います。田村選手の出場? それは本人に聞いてもらうしかないですね(苦笑)。
私たちとしては(GPのリングに)上がってもらいたいと思っていますけど、昨日の時点では発表するまでには至りませんでした」とコメント。その一方で「GPには隠し球を考えています。あっと驚く選手を用意しています」とサプライズを予告している。 また553日ぶりの日本復帰戦をKO勝利で飾ったミルコ・クロコップ(クロアチア)の今後のスケジュールは「4月の出場はないと思います。大晦日がどうなるのか分かりませんが、そこに向かってストーリーを作っていければいいと思います。
ミルコはドリームのベルトに狙いを定めていると思いますから、そのために誰と戦うのか。それを考えて決めたいですね」と笹原EP。 ミルコの煽りVTRではマイティ・モー、チェ・ホンマン、ジェロム・レ・バンナらが映し出されていたが、笹原EPは「彼らとは総合格闘技の試合をやっていませんからね。個人的にはホンマンとやってもらいたいですね(笑)。ベルトをかけて戦うに相応しい相手にしたいと思います」と話している。 なおミルコのライバルであり、参戦が期待されるエメリヤーエンコ・ヒョードルについて笹原EPは「M-1さんとも話は出来ています。M-1さんも日本で大会をやりたいということなので、ヒョードルのことに関しても話はしています」と話している。
●2008年のスケジュール 4月29日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦」
5月11日(日)さいたまスーパーアリーナ「HEIWA DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND」 6月中旬 韓国or神奈川・横浜アリーナ 「OLYMPIA DREAM.4 ミドル級GP2008 2ndROUND」
7月21日(月・祝)大阪城ホール 「HEIWA DREAM.5 ライト級GP2008 FINAL」 9月下旬 さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」
|