9月27日(土)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『START
OF NEW LEGEND XI 新しい伝説の始まり』に出場するTOMONORI(OGUNI-GYM)のインタビューが連盟から届いた。詳細は以下の通り。
──まず、「60kg狩り」に挑戦することを決意した経緯を教えてください。
「7月にK-1の60kgの試合を見て、やっぱりあの舞台でやりたいなと思ったからですね」
──これまでで一番重い契約体重というのは?
「オランダでやったときに、53kg契約なのに61kgの選手とやったことがありましたけど。なぜか(笑)。勝ちましたけどね。勢いでやっちゃいました」
──今度の試合は、何kgぐらいで闘うつもりなんですか?
「今、ナチュラルで57kgぐらいあって、試合は54?55kgぐらいにしようと思ってます」
──今回は63kg契約なので、10kg近く軽いことになりますよ。
「まあ、勢いですよね(笑)」
──勢いでいいんですか?
「考えたら、怖くてできなくなっちゃうんで、勢いでいっちゃいます」
──で、対戦相手の村浜武洋選手なんですが、メッセージを預かってきてます。「俺がやることは何にも変わらん。おまえの出方ひとつやぞ」と。
「僕にかかってるんですか! 難しいですね(笑)」
──当てては逃げ、というスタイルで来られたら、お客さんは面白くないだろうと。
「そんなこと言っても勝負ですからねえ(笑)。ダンプカーと軽自動車が正面からぶつかったら、ダンプカーが勝つじゃないですか。それは誰が見ても分かるんで、僕は僕の闘い方を貫き通しますよ」
──「僕の闘い方」のキモは何ですか?
「美しくて、強くてカッコいい。スピードとタイミングですよね。僕もこんな大きい選手と対戦するのは初めてなんで、僕が持ってる身体能力、スピードとタイミングで大きい選手を倒せるかっていうのが自分ですごい楽しみなんで、実践してみたいですね」
──そもそも、これまで村浜選手を対戦相手として意識したことは……。
「一切ないですよ(笑)。チャモアペットとかガウナーと闘った時とか、K-1フェザー級のトーナメントとか、雲の上の存在みたいな感じで見てましたね。」
──今でも?
「はい、今でも」
──闘い方で一番、印象に強いのは?
「やっぱりパンチがうまいですね。パワーもあると思うんで、気をつけたいですね」
──どう攻略します?
「それは言えないです(笑)。試合を見てください」
──「60kg狩り」シリーズの初戦として、最大の壁なのか、どうなんでしょう。
「自分の中で、いろいろ考えたんですよ。最初は57kgぐらいの相手で、徐々に上げていった方がいいかなあとか。でもどうせやるんだったら、初っ端からデカイ壁持ってこようと思って。だから賭けですね。これがダメなんだったら、ダメなんだろうし。それぐらいの覚悟でいます」
──他にもこの階級で闘いたい相手というのはいるんですか?
「いやもう、この試合をクリアしないとダメなんで、先のことは全然考えてないです」
──先ほど、「考えちゃうと怖くなる」という話がありましたが。
「そりゃ、恐怖心はありますよ(笑)。でも怖いっていうのと、ワクワクする楽しみみたいなのが交互に交互に出てくるんで、情緒不安定ですよ。前代未聞だと思うんですよね、ここまで階級の違う相手とやるのって」
──そこが、村浜選手にしてみれば……
「面白くないですよね。それは僕も分かってますよ。だから試合をやってくれる自体、僕はすごく感謝してます。向こうはリスクしかないじゃないですか。僕に負けたら『フライ級に負けた男』って一生、言われ続けるんで。それだけ向こうも必死で来るのは分かってますからね」
──このチャレンジに当たって、練習方法やトレーニングで変えた部分というのは?
「基本的に、身体能力……速く走るとか、高く飛ぶとか、そういう部分のレベルを全体に上げて、それからジムワークに入ってるんですけど、ジムワークもなるべく大きい選手とやるようにはしてますね。体ボロボロですよ(笑)」
──その中で攻略の糸口は掴めてきてる?
「まあ、何となく感触はありますね。うっすらと、イメージはあります。でも負けるイメージの方が大きいですけどね。一発ボーンともらって、コテンっていっちゃうイメージの方が多いです(笑)」
──体作りの部分では?
「全体的にレベルアップするという中で、ウェイトとかも多めにはやってますね。食事も、僕は好き嫌いが多いんで、にんじんをなるべく食べるようにするとか」
──小学生ですか(笑)。目標とするK-1には、60kgもレベルの高い選手が集まりつつあるわけですが。
「すごく高いですよね。でもそれに合わせて60kgに増やすとか、そういうことは考えてないんで。僕が60kgに上げたら普通の60kgの選手になっちゃうんで、なるべく今のスタイルを維持したままでK-1にチャレンジできるような選手になりたいと思ってるんで、今度の試合で今後いけるかどうかというのが分かると思ってます」
──キャリアの集大成という感覚もある?
「そうですね。自分の全てを賭けてダメだったら、そこまでなんで。だって、出たい出たいって言ってても、チャレンジしないと出れないじゃないですか。それでチャレンジしてダメだったら諦めがつくじゃないですか。だからやってみるかって感じですよ。まずは」
──ただ、本当にやる人はなかなかいないですからね。
「僕、前から『K-1に出たい』ってちょこちょこ言ってたじゃないですか。こういう機会があれば、これぐらいの階級差でもやろうと思ってたんで。まあちょっと怖いけど、楽しみの部分の方が大きいですよ」
──正直、TOMONORI選手の発言を聞いていた時は、TOMONORI選手の階級ができるのは無理だろうと思っていました。
「60kgだって、話は前からあったじゃないですか。でもその下の55kgとか、僕のベストの52kgとかができてくれたらうれしいですけど、僕の現役中はどう考えても無理なんで(笑)。だったらそこを目指すしかないですから」
──旧友の大宮司進選手も、すでにK-1ライト級に上がっていますからね。
「そうなんですよ。同級生があんな舞台で頑張っているのを見たら、俺もこのままじゃないけないなと思いますからね」
──大宮司選手と、そういう話は?
「電話で話すと『トモも早く上がんなよ』とかって、軽いノリで言われますけどね(笑)。こっちは大変ですけど」
──何にしろこの村浜戦が、重要な一戦ですね。
「そうですね、今後が決まる試合です」
──では、最後に意気込みをお願いします。
「身体能力の全てをかけて、村浜選手を攻略します。応援お願いします!」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「START OF NEW LEGEND XI 新しい伝説の始まり」
2008年9月27日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼第12試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
中須賀芳徳(OGUNI/同級1位)
VS
赤十字竜(キング/同級2位)
▼第11試合「G.M.C. PROMOTION PRESENTS TOMONORI
60kg狩り 1st」 63kg契約 3分3R※ヒジなし
TOMONORI(OGUNI/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者、MACH GO! GO! 52kg級覇者)
VS
村浜武洋(K-1フェザー級トーナメント’97覇者、元KICK世界スーパーフェザー級王者、元シュートボクシングJSBAカーディナル級王者)
▼第10試合 日・タイ国際戦 68kg契約 3分5R
石毛慎也(東京北星/元NKBウェルター級王者)
VS
ガンスワン・BeWell(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者)
▼第9試合 交流戦 70kg契約 3分3R※ヒジなし
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/MARS王者決定トーナメントAブロック優勝)
VS
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級2位)
▼第8試合 NJKFフライ級王座挑戦者決定戦 3分5R
中西祐介(健心塾/同級1位)
VS
三好 純(y-park/同級2位)
▼第7試合 交流戦 ライト級 3分5R
一輝(OGUNI/NJKF同級3位)
VS
翔太(SVG/全日本キックボクシング連盟同級7位)
▼第6試合 フェザー級 3分5R
真二(OGUNI/同級4位)
VS
龍馬(y-park/同級8位)
▼第5試合 バンタム級 3分5R
星 雄晴(町田金子/同級8位)
VS
田中将士(上州松井/同級10位)
▼第4試合 女子フライ級 2分3R
大浜芳美(OGUNI/J-GIRLS同級2位)
VS
難波久美子(契明/MA日本キックボクシング連盟)
▼第3試合 交流戦 ウェルター級 3分3R
小沼“CANDY”壮城(PHOENIX/J-NETWORK同級9位)
VS
DAI(誠至会/NJKF同級10位)
▼第2試合 ライト級 3分3R
立澤伝史(PIT)
VS
長嶋 透(インスパイヤード・モーション)
▼第1試合 ウェルター級 3分3R
信之助(東京北星)
VS
上田龍之介(キング)
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席10,000円 特別指定席7,000円
指定A席5,000円 指定B席4,000円 指定C席3,000円
立ち見(当日券のみ)3,000円
※当日券は各席1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ =TEL:03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール =TEL:03-5800-9999
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410
<お問い合わせ>
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410
ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム主催
「MuayThai Open5」
2008年10月5日(日)東京・ディファ有明
試合開始16:00
<決定対戦カード>
▼メインイベント(第13試合) 66.5kg契約 3分5R
センチャイ・ソー・キングスター(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者)
VS
小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETWORKスーパーライト級1位)
▼セミファイナル(第12試合)ライト級 3分5R
シラー・トーバンセン(タイ/ワイルドシーサー/元ラジャダムナン&オムノーイ2階級王者)
VS
藤牧孝仁(はっまこムエタイ)
▼第11試合 54.5kgVS55.5kg契約 3分5R
デェダムロン(タイ/立川KBA/元ルンピニーーミニフライ級&ライトフライ級王者)
VS
牧 裕三(アクティブJ)
▼第10試合 67.5kg契約 3分5R
K・ウォーワンチャイ(タイ/センチャイムエタイ)
VS
亜紀斗(はまっこムエタイ)
▼第9試合 フェザー級 3分5R
心・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
パティパンS.小林(誠至会)
▼第8試合 37kg契約 2分3R
大田原友亮(センチャイムエタイ)
VS
伊藤澄哉(尚武会)
▼第7試合 ヘビー級 3分3R
敏・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
山中政信(アイアンアックス)
▼第6試合 63.5kg契約 3分3R
獅・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
宮島教晋(誠至会)
▼第5試合 バンタム級 3分3R
増田利之(E.S.G)
VS
鈴木貴善(OGUNI)
▼第4試合 ライト級 3分3R
亮・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
宮越慶二郎(拳粋会)
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
柔・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
鈴木翔也(OGUNI)
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
高橋誠治(町田金子)
VS
千明裕介(上州松井)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
凱・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
トムヤム・クメ(キング)
<お問い合わせ>
センチャイムエタイジム 03-3380-5531
■2008年度興行予定
9月27日(土)東京・後楽園ホール
10月5日(日)東京・ディファ有明
11月9日(日)東京・後楽園ホール
|