3月28日(土)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA』にて、総合格闘家アリスター・オーフレイム(オランダ)からダウンを奪って判定勝ちし、K-1の牙城を守ったレミー・ボンヤスキー(オランダ)が試合後に実は歩行も困難な状態であったことを告白した。
アリスターとの試合後、インタビュースペースに現れたボンヤスキーは試合の感想を求められると「内容的にはベストなファイトではない。今だからお話しますが、2日前のディナー中にファンの人から写真を求められて立ち上がった時、膝を捻って痛めてしまいました。痛くて歩けない状態だったので、FEGに試合をキャンセルしたいと頼んだんですが、ぜひ出て欲しいということで今朝ドクターの診断を受け、出られることになりましたが皆さんが期待したフライングニーキックは出せませんでした」と告白。
怪我の状態は膝の裏側の筋を痛め、ふくらはぎがパンパンに張って動けなかったという。原因は不明だが、「試合に向けてハードな練習をしてきたので、その中でダメージが蓄積していたのではないか」とボンヤスキーは推測。鎮痛剤を打ち、試合に臨んだ。
また、「アリスターの投げではなくローキックの方がダメージがあった。彼は試合前に私が痛めていたのを知っていたのではないか」とも。
試合後、アリスターにオスカー像を突き返したのは「会見でアリスターに“演技でベルトを受け取った”という意味を込めてあれを渡されたんですが、正々堂々と闘って勝ったのであの像が自分のところにあるべきではないと思い返しました」というのがその理由。「しかし、アリスターのセコンドから像を投げ返されたので、それはスポーツマンらしくない」とチクリ。
アリスターについては「リスペクトしている」と言いながら、「彼の過去の戦績を見てみると総合格闘技で17戦して勝ちと負けが半分くらい。その戦績を見ると彼がトップファイターかどうかは疑問だ。バダ・ハリに勝った1試合だけで彼はトップファイターの考えになってしまったようだね。しかし、私は70戦でこの地位を築いたんだ。彼が1試合でトップファイターだと地位を決めてしまうのなら、それは浅はかな考えだと思う」と、やんわりと批判した。
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FEG
「K-1甲子園2009」
「地区代表決定戦」
4月〜6月 全国6〜7地区で地区代表決定戦 「K-1甲子園2009 FINAL16」 8月10日(月)か11日(火)に国立代々木競技場第二体育館 「K-1甲子園2009
FINAL8」 10月 「K-1甲子園2009 FINAL」 12月31日(木)
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