↑橋本敏彦・新理事長(中央)を中心に、新体制で2010年に臨むMA日本キック
11月7日(土)東京・後楽園飯店にて、12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催されるMA日本キックボクシング連盟『BREAK THROUGH-14〜突破口〜』の記者会見が行われた。
会見に出席した橋本敏彦理事長(今年から就任)は、「MAにはいい選手がいっぱいいると思うんですが、今まで前理事長体制が育ててきた選手がバラバラに活動していた感は否めない。来年からはその選手たちを結集すれば、他団体に負けない企画力はあると思うので、いい試合を組んでいきたいと思います」と挨拶した。
MAには『K-1 WORLD MAX』で活躍する城戸康裕と白須康仁を始め、RISEで55kg級初代チャンピオンになった森田晃允、同じくRISEで活躍するマグナム酒井、Krushで話題を呼んだ“狂拳”竹内裕二など、MAのリングだけではなく他団体で活躍する選手が多かった。2010年はそういった選手たちを再びMAのリングに集め、MAを盛り上げていこうという方針を打ち出したのである。
橋本理事長は「MAは逆襲に転じる」とキッパリ。「来年の抱負はMAの逆襲です。年間シリーズのタイトルも、逆襲にしようかと思ったんですが、カウンターアタックではカッコ悪いので、そのニュアンスを持ったネーミングにしようと思っていますし、そのネーミングに合ったマッチメイク、興行をしたい」と2009年のテーマを打ち出した。
「まずWBCムエタイ日本王座のベルトを取り返します。来年フライ級あたりは橋本道場が取り返す。私は理事長ですが、橋本道場の師範という顔もあるので橋本道場を引っ張って暴れるつもりです。NJKFさんとWBCムエタイ日本統一王座決定トーナメントを合同でやったのに、ベルト一本では悔しい。来年は一本ずつ取り返します。
そしてMAは選手に不安のない団体にしたい。潰れる心配はありません。MAは打たれ強い団体ですから。NJKFさんとは懇意にさせてもらっていますし、RISEさんともJ-NETWORKさんとも仲良くしているので、これからいい風に持って行きたいと思っています。
とにかく強い選手を育てたい。名前(ネームバリュー)も付けないといけない。MAでは新人戦を活発にやっていて、何年後かの選手を育てています。供給を潤沢にするのが目的です。来年も試合数を増やして、選手と資金を集めていきたいですね。世代交代の階級もありますし、新人王からイキのいいのが育ってきているので、その選手を他団体にぶつけたいと思っています」
橋本理事長の新体制で逆襲を宣言した、全日本キックボクシング連盟の消滅で今やキックボクシング界一の老舗となったMA日本キックボクシング連盟。2009年は他団体との対抗戦で辛酸を舐めさせられることが多かったが、2010年からの新展開に注目だ。
また、会見に同席した谷山ジムの谷山歳於会長は「いい選手はいっぱいいますので、橋本新政権の下で明るいMA、クリーンなMAを目指していきたい」と民主党ばりのマニフェストを行った。※2010年の興行日程は下記
MA日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-14〜突破口〜」
2009年12月4日(金)東京・後楽園ホール
開場16:15 開始16:30
<全対戦カード>
▼Wメインイベント−U(第13試合) 日泰国際戦 W.M.Cフェザー級王者決定戦 3分5R
駿太(谷山/WMAF世界フェザー級王者)
VS
サムラーンデット・モー ラーチャパットジョームブン(タイ/ラジャダムナンスタジアムSバンタム級6位)
▼Wメインイベント−T(第12試合) 日泰国際戦 ライト級 3分5R
山本佑機(橋本/MA日本ライト級1位)
VS
デンヤソー・シットサイトーン(タイ/ラジャダムナン国際式ボクシング ウェルター級王者)
▼セミファイナル(第11試合) WBCムエタイルール統一王座決定戦 ウェルター級 決勝戦 3分5R
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級1位)
VS
為房厚志(二刃会北野/NJKFウェルター級4位)
▼第10試合 WBCムエタイルール日本王座決定戦 ライト級 決勝戦 3分5R
河野雄大(武勇会/MA日本ライト級王者)
VS
大和哲也(大和/NJKFライト級王者)
▼第9試合 MA日本ウェルター級 王座決定戦 3分5R
坂本 章(橋本/MA日本ウェルター級1位)
VS
一貴(マスターズピット/MA日本ウェルター級2位)
▼第8試合 日露国際戦 ミドル級 ショーダウンマッチ 3分3R
武田一也(JMC横浜/MA日本ミドル級3位)
VS
ネムチン・コンスタンチン(ロシア/ユニバーサル空手選手権世界王者)
▼第7試合 フライ級交流戦 3分3R 延長なし
加藤竜二(橋本/MA日本フライ級1位)
VS
薩摩サザ波(TARGET/J-NETスーパーフライ級3位)
▼第6試合 フェザー級ランキング戦 3分3R 延長なし
千葉剣士郎(新東金/同級4位)
VS
テープジュン・サイチャーン(真樹ジムアイチ/同級9位)
▼第5試合 Sフェザー級ランキング戦 3分3R 延長なし
佐久本裕(菅原/同級5位)
VS
虎舞拳隆(新東金/同級8位)
▼第4試合 ’09年新人王トーナメント ミドル級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
北見朋久(JMC横浜)
VS
吉 重吉(契明)
▼第3試合 ’09年新人王トーナメント バンタム級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
伊藤拓馬(橋本)
VS
カズ仲村渠(真樹ジムオキナワ)
▼第2試合 ’09年新人王トーナメント ウェルター級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
中澤 純(WS群馬)
VS
中河靖文(Kインター柏)
▼第1試合 ’09年新人王トーナメント ライト級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
藤澤大樹(HOSOKASWA)
VS
宮城友一(真樹ジムオキナワ)
▼オープニングファイト第2試合 ライト級ジム対抗戦 3分3R 延長なし
谷山俊樹(谷山)
VS
飛猿(新宿)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級ジム対抗戦 2分3R 延長なし
大森光浩(谷山)
VS
和成(全栄会館/日本プロキックウェルター級)
<チケット料金>
VIP席15,000円(パンフレット・ドリンク付き)
RS席10,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席4,000円
※当日券は500円増し
<チケット発売所>
チケットぴあ
ディファ有明
出場各ジム
MA事務局
<問い合わせ>
MA日本キックボクシング連盟=TEL:042−530−8630
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