5月9日(日)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『熱風 零四』の公開計量が、大会前日となる8日(土)午後6時より後楽園ホール展示場で行われた。※計量結果は下記
メインイベントで激突する、WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級チャンピオンの羅紗陀(=らしゃた/キング)と山本元気(DTS)は、羅紗陀が59.8kg、山本が59.6kgで共に一発パス。両者とも笑顔を振りまくなど調子のよさをうかがわせた。
山本は「調子も減量もいつもと一緒。相手の印象も特にないです。明日、試合をするだけ。いつも通りこれが最後だと思ってしっかり仕事をします。いい試合をしてお客さんに満足してもらって、またあの選手の試合が見たいなと思って帰ってもらえればいい」と、プロファイターならではのコメント。
「凄い試合になるでしょうね。ガチガチに力で押し切る試合がしたい。向こうはバカバカ打ち合うタイプじゃないけれど。ヒジ? もちろん切られないようにしますよ。まあ、試合を見てください」と、“激闘”になることを予告する。
今回は敵地に単身乗り込む形となったが、「知り合いが多いから他団体という感じはしない(笑)。やることは一緒ですからね。ただ、敵地だし、判定で俺に有利に動くとは思わないのでその辺はしっかりやります」と、リラックス出来る部分とそうではない部分があるようだ。
ちょうど1週間前に開催された『K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND』では、NJKF所属の大和哲也(大和)が、山本元気らと共に“全日本キック四天王”と呼ばれた山本真弘から2度のダウンを奪って大番狂わせの勝利を飾った。そのことは精神的にどんな影響を及ぼしているのだろうか。
「……ショックでしたね。また俺の仕事が増えたなって(笑=今回、NJKFに参戦したのは四天王の一人である前田尚紀が羅紗陀に敗れたから)。でも、まずはこの試合をしっかり片付ける。俺はやられないぞ、と。やられるつもりも全くない」と、世代交代を食い止めることを誓った。
一方、羅紗陀は山本を見た印象を「身体がガッチリしている」と語ったが、あえてあまり見ないようにしていたという。それは「明日に気持ちを取っておこうと思って」とのことらしい。「減量も仕上がりも対策もバッチリです。明日は必ず勝つ、キッチリ倒そうという気持ちでいっぱいです」と意気込む。
同じ団体で同世代、同じ階級である大和が山本真弘に勝ったことについては「刺激を受けました。大和選手とは関係ないけれど、自分も山本元気選手にキッチリと勝ちます。歴史を変えます」と、大和に続くことを宣言。
「自分も倒して勝ちたいです」と言う羅紗陀に、山本は一度もダウンすらしたことがないがと言うと、「じゃあ、自分がさせます」とキッパリと答えた。キックボクシング界の勢力図を塗り替えるかもしれない、歴史的“ビッグファイト”はいよいよ明日、ゴングだ。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 零四」
2010年5月9日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<決定対戦カード>
▼第10試合 60kg契約 3分5R
羅紗陀(=らしゃた/キング/WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級王者)=59.8kg
VS
山本元気(DTS/元・全日本フェザー級王者)=59.6kg
▼第9試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
健太(E.S.G/同級1位)=69.5kg
VS
太陽照明(インスパイヤード・モーション/同級2位)=70.0kg→69.85kg
▼第8試合 NJKFウェルター級王座決定戦 3分5R
高橋誠治(町田金子/同級2位)=66.2kg
VS
大和侑也(大和/同級3位)=65.95kg
▼第7試合 57.5kg契約 3分5R
国崇(拳之会/WBCムエタイ・インターナショナルスーパーバンタム級王者&WBCムエタイルール日本スーパーバンタム級王者)=57.1kg
VS
佐藤政人(フォルティス渋谷/J-NETWORKフェザー級王者)=57.0kg
▼第6試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
心センチャイジム(センチャイムエタイ/WBCムエタイルール日本フェザー級王者)=56.6kg
VS
米田貴志(OGUNI・WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)=57.15kg
▼第5試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
中嶋平八(誠至会/NJKF同級1位)=57.0kg
VS
蓮見龍馬(y-park/同級3位)=57.0kg
▼第4試合 NJKFライト級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
海戸 淳(y-park/同級2位)=61.1kg
VS
一輝(OGUNI/同級3位)=61.23kg
▼第3試合 55kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
裕センチャイジム(キング/NJKFスーパーバンタム級5位)=54.7kg
VS
松本圭一太(DTS/MA日本バンタム級4位)=54.55kg
▼第2試合 63.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮島教晋(誠至会/NJKFスーパーライト級6位)=63.25kg
VS
畠山隼人(E.S.G/NJKFライト級9位)=63.2kg
▼第1試合 NJKF BONITA BOXEO バンタム級 2分3R
大浜芳美(インスパイヤード・モーション)=53.4kg
VS
大石ゆきの(OISHI)=53.5kg
<チケット料金>
特別RS席 12,000円/RS席 10,000円/指定S席 7,000円
指定A席 5,000円/指定B席 4,000円
※当日券は1000円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ 03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール 03-5800-9999
NJKF事務局 03-6912-7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局 03-6912-7247
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
5月9日(日)東京・後楽園ホール
6月13日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス(B)
7月11日(日)東京・ディファ有明(S)
8月1日(日)東京・後楽園ホール
9月5日(日)東京・新宿FACE(S)
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
12月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
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