ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)の2010年最初の大会である1月24日(日)東京・後楽園大会の追加対戦カードが発表された。
2009年を4戦3勝1分と負けなしで乗り切り、今や押しも押されもせぬNJKFの看板選手となった赤十字竜(キング)。昨年末には日本赤十字連盟からの抗議により、デビュー時からのリングネームを改めざるを得なくなるという予期せぬ事態に見舞われましたが、このたびリングネームを「羅紗陀(らしゃた)」に改名。これはタイの高名な占い師に命名された「ラシャタ」に漢字を当てたもので、超自然的なパワーをも秘めたリングネームだという。
そんな羅紗陀が今回、迎え撃つのは何とあの前田尚紀(藤原)。前田は今年1月にNJKFのリングに上がり、米田貴志とダウンを奪い合う大激戦を繰り広げて判定勝利。約1年の時を経て、敵地NJKFのリングに上がり、再びエース格である羅紗陀と対戦することとなった。互いに激しい試合が持ち味の両者だけに、激戦は約束されたと言ってもいいだろう。
NJKFウェルター級王者・健太がスーパーウェルター級に階級変更のため、ベルトを返上。新王者決定のため4人トーナメントがスタートする。今大会で準決勝を闘うのは、WBCムエタイルール王座決定トーナメントに代理出場しベテラン・水町浩にKO勝利を収めた為房厚志(二刃会)と、08〜09年にかけて4連続KO勝利を収めていた大和侑也(大和)の新鋭2人。ともに破壊力抜群のハードパンチを武器とするだけに、KO決着は確実だ。
準決勝のもう一戦は3月のディファ有明大会で、上田龍之介(キング)と高橋誠治(町田金子)の2人によって争われ、決勝は4月のディファ大会を予定。4人の平均年齢は22.5歳でいずれも戦績は10戦未満。次世代のエース候補による王座決定トーナメントとなった。
また今大会には元DEEPミドル級王者である中西裕一(フリー)が参戦! 中西は今回がキックルールには初挑戦となるが、総合の試合では重量級らしからぬテクニシャンぶりを発揮。今年6月に福田力と対戦した際には、ミドルキックと首相撲、離れ際の打撃を駆使した見事なアウトボクシングを繰り広げ、敗れてもなお、その評価を高めた。NJKFヘビー級1位の篤史(ブリザード)を相手に、中西はどんな戦いを繰り広げるか?
なお今年のNJKFの年間シリーズタイトルは「熱風」に決定した。大会詳細は以下の通り。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 零壱」
2010年1月24日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<追加対戦カード>
▼60kg契約 3分5R
羅紗陀(らしゃた/キング/WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級王者)※赤十字竜より改名
VS
前田尚紀(藤原/元全日本フェザー級1位)
▼59.5kg契約 3分5R
心センチャイジム(センチャイムエタイ/WBCムエタイルール日本フェザー級王者)
VS
岩井伸洋(OGUNI/NJKFスーパーフェザー級2位)
▼NJKFウェルター級王座決定トーナメント 準決勝 3分5R
為房厚志(二刃会/同級3位)
VS
大和侑也(大和/同級5位)
▼ヘビー級
篤志(ブリザード/NJKFヘビー級1位)
VS
中西裕一(フリー/元DEEP&パンクラスミドル級王者)
<決定対戦カード>
▼初代女子フェザー級王座決定戦
AZUMA(y-park)
VS
現在調整中
<チケット料金>
特別RS席 12,000円/RS席 10,000円/指定S席 7,000円
指定A席 5,000円/指定B席 4,000円/指定C席 3,000円
※いずれも当日券は1,000円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ 03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール 03-5800-9999
NJKF事務局 03-6240-8410(月〜金/13:00〜19:00)
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局 03-6240-8410
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
1月24日(日) 東京・後楽園ホール
3月7日(日)東京・新宿FACE(S)
4月25日(日)東京・ディファ有明
5月9日(日)東京・後楽園ホール
7月5日(日)東京・ディファ有明(S)
8月1日(日)東京・後楽園ホール
9月5日(日)東京・新宿FACE(S)
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
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