明日11月23日（火・祝）東京・JCBホールで開催されるシュートボクシング（以下、SB）協会「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT 『S-cup2010』」の前日記者会見が、22日（月）都内ホテルにて行われた。

　SB協会のシーザー武志会長は「今年のトーナメントは今までの中で一番いいメンバーが集まった気がします。何回も聞かれますが、誰が優勝するのか本当に分かりません。

　SB対DREAMもどっちが勝つか分かりませんが、総合格闘技の選手にも頑張ってもらってSBという競技の良さを伝えてもらえればそれでいいと思っています。チケットもほぼ完売ですし、あとは選手たちがいい試合をやってくれればありがたいですね。いい試合をしてお客さんに感動を与えてもらいたい」と挨拶。

　続いて、各選手は次のようにコメントしている。

ヘンドリー・ヴァン・オプスタイル（左）
「SBで闘えるチャンスを与えていただき、感謝している。ベストを尽くす」

ルイス・サリーバ（右）
「大きな大会に出られることを嬉しく思っている。いいチャンスだと思います。グレッグが出場できなくなったのは申し訳ないが、その分、自分が全力を尽くして勝ちたい」

ブアカーオ・ポー.プラムック（左）
「SBの試合は僕にとって初めてなので、結果がどうなるのか見て欲しいと思います。宍戸選手とは以前も闘って勝ったことがありますが（2006年9月4日のK-1MAXにて15秒でKO勝ち）明日はどうなるか分かりません。頑張って闘いたいと思います」

宍戸大樹（右）
「今回1回戦でブアカーオと組んでいただいたことを感謝しています。本来なら滑り込みでトーナメントに出させていただくことになったので言える立場ではありませんが、4年前にブアカーオ選手に不覚をとって悔いの残る試合をしました。いろんな方々に迷惑をかけたので、今回は皆さんと自分自身に対してもケジメとして全てを出し尽くして勝ちたいと思っています」

トビー・イマダ（左）
「私にとってもSBで闘うことは素晴らしい機会です。私のテクニックを見せるいいチャンスだと思っています。この大会に参加できることが光栄です。自分の持っているもの全てをお見せします。今回は素晴らしい機会になるので、私は今まで総合格闘技を中心に練習してきましたが、打撃もしっかりやってきたので明日はそれをお見せします」

梅野孝明（右）
「急遽1回戦の相手が変わりましたが、自分がやることは何も変わりません。シュートボクサーの誇りを持って闘い、KO勝ちを狙って頑張りたいと思います」

ボーウィー・ソー．ウドムソン（左）
「試合に出られて嬉しく思っている」

アンディ・サワー（右）
「（日本語で）コンニチハ、ゲンキデスカ？　OK。私にとってもSBで闘うことは光栄だ。S-cupはまた自分のタイトルを守るために闘いたいと思う。S-cupは先日K-1MAXの大会があったがそれ以上のプログラムになっているので、明日はそれをお見せできると思っているよ」

　記者からの「S-cupで優勝するために一番必要なもの・大事なものは何か？」との質問には、次のように答えた。

ヘンドリー・ヴァン・オプスタイル
「テクニックと気持ちの面も万全であること」

ブアカーオ・ポー.プラムック
「ボクサーはみんなチャンピオンになりたいと思います。そして一番必要なものはチャンピオンになりたいという強い気持ちです」

トビー・イマダ
「一番大切なのはスキルのレベル、インテリジェンス。それを総合して闘いたいと思います」

ボーウィー・ソー．ウドムソン
「ボクサーはみんな勝ちたいと思っているので、誰が優勝するのかは分からないよ」

アンディ・サワー
「明日の試合を見れば分かると思うよ」

梅野孝明
「ここまで来たら気持ちだけだと思います。精神力だと思います」

宍戸大樹
「トーナメントを制覇するために必要なことは、自分の中で決めているテーマと同じです。集中して無心で挑みたいと思います」

ルイス・サリーバ
「強い気持ち、ハートだね。絶対に勝つという決意を持って闘いたいと思う」

　リザーブファイト＆ワンマッチに出場する各選手のコメントは以下の通り。

金井健治（右）
「リザーブマッチに選んでいただきありがたく思っています。リザーブですが本戦は激しい試合になって怪我人が出ると思っているので、キッチリ勝って本戦に備えます」

ソン・ジュンヒョク（左）
「一生懸命やらせていただきます」

及川知浩
「SBの祭典に選んでいただき誇りに思います。SB対DREAMという図式はありますが、一人の男として絶対に勝たなあかんと思っております。相手は誰が来ても、総合格闘家だからと言って意識はしません。注意するところはしますが闘う姿勢は同じで特に変わりません」
※DJ.taikiは脱水症状のため会見を欠席

鈴木博昭（右）
「DREAM対SBということでSB代表にしていただいて嬉しく思います。石田選手は有名な選手ですから、そういう選手とやれて嬉しいし、燃えてきます。盛り上げる最高の試合をして勝てたら嬉しいです。今回は倒すことしか考えていないので思いきり闘います。

　6月に不死身夜選手（プロ修斗）とやらせてもらった時も言ったんですが、総合格闘家と言っても一人一人スタイルが違うのでスタイルは気にしていません。対抗戦なのでよそ様の選手には負けないとの想いを持って闘いたいです。

　石田選手はPRIDEやらDREAMやら大きい団体で闘ってきた選手なので、前から名前は存じ上げていました。完全にレスリングスタイルという印象です。気をつけるところは気をつけて、本番で爆発したいと思います。誰が来ても自分は一緒です」

石田光洋（左）
「DREAM対SBなので負けられない気持ちで、思いきり鈴木選手にぶつかって行きたいと思います。SBルールは投げ、立ち関節・絞めが認められているので、最大限にSBルールを利用して闘いたいと思います」

高橋　藍
「S-cupというSBで一番大きな大会で試合を組んでいただいたことを夢のように感じています。男性の中に一緒になって試合をするからには華のある華麗な試合をしたいと言いたいところですが、私は真っ向からバチバチ行きます。明日は楽しみです。

　カリーナ選手（※飛行機トラブルのため来日遅れ）と今日、お会いできるのを楽しみにしていたんですが、相手は誰が来ても一緒という心境なので、明日初めてリングで顔を合わせるのもそれはそれで面白いと思っています」

清水賢吾（左）
「本戦の第1試合ということで、会場が盛り上がるようにアツい試合を見せたいです。自分は元々、総合格闘技志向で総合をやりたいと思っていたので、組み技や投げ技対策を前からやっていました。対策は出来ています」

井上俊介（右）
「僕はプロデビュー戦がSBです。S-cupに出たい気持ちがずっとあって、やっとオファーをいただきました。明日は第1試合を任されて、今の自分の気持ちはあとはやるだけです。練習してきたことを出せば結果は付いてくるので一生懸命にやるだけです」

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT 『S-cup2010』」
2010年11月23日（火・祝）東京・JCBホール
開場14：00　本戦開始15：00（予定）
※オープニングマッチは14：30〜

＜全対戦カード＞

▼メインイベント　S-cup2010トーナメント決勝戦　3分3R
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者

▼セミファイナル　61.5kg契約　エキスパートクラス特別ルール　3分3R無制限延長R
及川知浩（及川道場/SB日本スーパーフェザー級王者）＝61.50kg
VS
DJ.taiki（フリー/DREAM）＝61.40kg

▼第10試合　65.0kg契約　エキスパートクラス特別ルール　3分3R無制限延長R
鈴木博昭（ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位）＝64.85kg
VS
石田光洋（T-BLOOD/第2代修斗環太平洋ウェルター級王者/DREAM）＝64.9kg

▼第9試合　S-cup2010準決勝第2試合　3分3R延長1R
宍戸VSブアカーオの勝者
VS
グレッグVSヘンリーの勝者

▼第8試合　S-cup2010トーナメント準決勝第1試合　3分3R延長1R
サワーVSボーウィーの勝者
VS
梅野VSイマダの勝者

▼第7試合　レディースマッチ　レディースクラスルール54kg契約　3分3R延長2R
高橋　藍（シーザー/Girls S-cup2010準優勝）＝53.95kg
VS
カリーナ・ハリナン（アメリカ/Team QUEST and Jackson’s MMA/USMTF女子フェザー級王者）

▼第6試合　S-cup2010トーナメントリザーブマッチ　S-cupルール　3分3R延長1R
金井健治（ライトニング/前SB日本スーパーウェルター級王者）＝69.30kg
VS
ソン・ジュンヒョク（韓国/釜山ドリーム/大韓ムエタイ協会Jミドル級王者）＝69.40kg

▼第5試合　S-cup2010トーナメント1回戦第4試合　3分3R延長1R
ヘンドリー・ヴァン・オプスタイル（オランダ/チーム・サワー/WMC欧州スーパーウェルター級王者）＝69.75kg
VS
ルイス・サリーバ（オーストラリア/JABOUT/WMFC豪州スーパーウェルター級王者） ＝68.90kg

▼第4試合　S-cup2010トーナメント1回戦第3試合　3分3R延長1R
宍戸大樹（シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者）＝69.9kg
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック（タイ/ポー.プラムックジム/K-1 WORLDMAX世界トーナメント2004・2006優勝） ＝69.30kg

▼第3試合　S-cup2010トーナメント1回戦第2試合　3分3R延長1R
梅野孝明（シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者） ＝70.0kg
VS
トビー・イマダ（アメリカ/Throwdown Elite Training Center/ベラトールFC シーズン2準優勝）＝69.95kg

▼第2試合　S-cup2010トーナメント1回戦第1試合　3分3R延長1R
アンディ・サワー（オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・2004・2008優勝、K-1 WORLD MAX世界トーナメント2005・2007優勝）＝70.0kg
VS
ボーウィー・ソー．ウドムソン（タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WMC世界ウェルター級王者）＝69.70kg

▼第1試合　スペシャルマッチ　エキスパートクラス特別ルール　3分3R無制限延長R
井上俊介（吉田道場/DEEPメガトン2008準優勝）＝94.8kg
VS
清水賢吾（極真会館城北支部/第24回極真会館全日本ウェイト制大会重量級準優勝）＝91.3kg

▼オープニングマッチ第2試合　エキスパートクラス特別ルール　55kg契約　3分3R無制限延長R
伏見和之（シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級1位）＝54.95kg
VS
大桑宏章（シーザー）＝55.0kg

▼オープニングマッチ第1試合　エキスパートクラス特別ルール　61kg契約　3分3R無制限延長R
菅原悠次（シーザー力道場/SB日本スーパーフェザー級6位）＝61.0kg
VS
松花征也（名古屋GSB）＝62.50kg※再計量

＜チケット料金＞
RRS席20,000円　RS席15,000円　アリーナS席8,000円　
第1バルコニー・プレミアムシート10,000円　第2バルコニー指定席6,000円
第3バルコニー指定席5,000円　立見4,000円
※当日券は各500円増し。

＜お問い合わせ＞
シュートボクシング協会＝TEL：03−3843−1212