11月26日(金)東京・門前仲町にある和術慧舟會RJWにて藤井陸平、ベティコ(共に和術慧舟會RJW)が公開練習を行った。両者は12月5日(日)東京・ディファ有明で行われるパンクラス『PANCRASE 2010 PASSION TOUR』に出場、藤井はミドル級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチで王者・近藤有己(パンクラスism)と、ベティコはWINDY智美(パンクラスism)と対戦する。
2人はオープンフィンガーグローブを着用した打撃のマススパーリング3分1Rを公開。激しく打撃を交換するのではなく、お互いに打撃のフォームを確認するようなパンチと蹴り、そしてディフェンスと攻撃と防御の受け返しを中心とした動きを見せた。そして練習終了後、藤井、ベティコがそれぞれ個別に囲み取材に応じた。
先に囲み取材を受けた藤井は現在の練習の状況について「今週までは追い込んで、という感じで練習しています。いつも通りです。練習メニューもいつもと変わらず、打撃、レスリング、寝技を満遍なくやっています」とコメント。
今回は自身初めてとなるタイトルマッチだが「ベルトがちらついていると気にはなりますけど、いつもと変わらないように心がけています」と平常心で試合に臨みたいと語る。
この試合は藤井が近藤の持つタイトルに挑むという形ではあるが、今年9月26日、藤井は自らの主戦場であるケージフォースで近藤に判定勝利。今回は藤井が近藤のホームリングに乗り込んで、近藤の再戦・リベンジを受けるという試合でもある。これについて藤井は「正直、再戦はしたくなかったです。こんなに短い間に同じ相手とはやりたくないと思っていた(苦笑)」と複雑な心境を口にしたが「ベルトがかかっていなかったらやってないですね。タイトルマッチじゃなかったら断っていたと思います」とタイトルマッチになったことが再戦を受けた大きな決め手になったことを明かす。
対戦相手としての近藤には「前回の試合で僕自身、近藤選手の印象は分かりませんでした。あの試合で近藤選手が本領を発揮したとは思っていません。
(前回の試合後、近藤が怖かったと発言したことについて)僕と背負っているもの、歩んできたものが違うし、僕の中で近藤選手は大きな存在でした。前回の試合は参考にならないと思っていて、1回リセットして、その状態で対戦相手として考えるようにしています」と警戒心を見せている藤井。
約3カ月弱という短いインターバルでの再戦であるが、藤井は「近藤選手の試合の映像は改めて見ています。向こうは僕の対策を練ってくるだろうし、前回とは違うことをやらないといけない。相手よりも一歩先を進んで対策を立てないとダメかなと思いますね」と前回とは違う試合展開になることも想定している。
もし次の試合で藤井が近藤に勝てばベルトを手にするだけでなく、ホーム&アウェーで近藤に完全勝利することにもなる。これについて聞くと「試合に勝って自信をつけたいと思います。(前回以上の試合内容で勝ちたい?)その気持ちはありますね」と藤井。「近藤に勝って序列を変えたいか」という質問には「今がどういう序列になっているかは分かりませんが、これに勝てば確実に序列は引っくり返っているんじゃないですかね」と力強く答えている。
また藤井に続いて囲み取材を受けたベティコはWINDYとの一戦に向けて「コンディションは結構いいです。練習も着々と追い込みが出来ていて、いい感じです。WINDY選手は怖いですけど、すでに練習で恐怖感を疑似体験したんで、本番では恐怖感はないと思います。
(疑似体験とは?)キックの女王のような強い方と練習させてもらいました。WINDY選手と同じくらい強い選手とやっておかないと、いい内容が出せないと思って練習しました」とWINDYを想定したスパーリングをやってきたことを明かす。
さらにベティコは「自分のやりたいことを出せばいいと思うので、いつも通りにやります。パンクラスは私が格闘技を始める前から見ていた大会なので、試合をさせてもらって光栄です。バチバチの試合を見せたいです。(打撃で打ち合うということ?)総合格闘技の試合で打撃がない試合はないと思うので、打撃はあるものだと思ってください。私が格闘技を始めて10年経っているので、その積み重ねを見ていただけたらなと思います」と試合への意気込みを語った。
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年12月5日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:30
※パンクラスゲートは15:00〜
<全対戦カード>
▽本戦第二部
▼メインイベント(第9試合) ライトヘビー級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
川村 亮(パンクラスism/王者)
VS
桜木裕司(掣圏会館/挑戦者・同級1位)
▼セミファイナル(第8試合) ミドル級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/王者)
VS
藤井陸平(和術慧舟會RJW/挑戦者・同級5位)
▼第7試合 フライ級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
清水清隆(SKアブソリュート/王者)
VS
砂辺光久(TEAM reversaL/同級1位/挑戦者)
▼第6試合 フェザー級 5分3R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
VS
アライケンジ(パンクラスism/同級2位)
▼第5試合 ウェルター級 2010鳥生3番勝負最終戦 5分3R
KEI山宮(GRABAKA/同級1位)
VS
鳥生将大(=とりゅう・まさひろ/パンクラスism/同級7位)
▼第4試合 ライト級 5分2R
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
VS
永田克彦(新日本プロレス NEW JAPAN FACTORY)※初参戦
▼第3試合 アテナルール 52kg契約 5分2R
WINDY智美(パンクラスism)
VS
ベティコ(和術慧舟會 RJW) ※初参戦、内藤晶子から改名
▼第2試合 ウェルター級 5分2R
梁 正基(STAND/同級6位)
VS
渡辺大介(パンクラスism)
▼第1試合 ウェルター級 5分3R
佐藤豪則(Laughter7/同級2位)
VS
鈴木槙吾(ALLIANCE/同級4位)
▽本戦第一部
▼第7試合 ライトヘビー級 5分2R
福田雄平(HIDE’S KICK)
VS
増田裕介(AACC)※本戦初出場
▼第6試合 ウェルター級 5分2R
草・MAX(TEAM TACKLER)
VS
西坂タツヒコ(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)※初参戦
▼第5試合 ライト級 5分2R
高橋克典(GRABAKAジム/2010年NBTライト級準優勝)
VS
徳留一樹(パラエストラ八王子)
▼第4試合 ライト級 5分2R
太田純一(GOKITA)
VS
小野明洋(チームタイゴン)
▼第3試合 ライト級 5分2R
冨樫良介(ALLIANCE)
VS
竹川光一郎(和術慧舟會トイカツ道場)※本戦初出場
▼第2試合 フェザー級 5分2R
川那子祐輔(秋本道場jungle junction)
VS
斎藤正臣(高田道場)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
伊藤尚司(CORE)
VS
中村謙作(吉田道場)
▼パンクラスゲート第4試合 ライト級プロ昇格トーナメント決勝戦(70.3kg以下) 5分1R延長3分
JON SHORES(ロデオスタイル)
VS
佐々木渉(Laughter7)
▼パンクラスゲート第3試合 フェザー級プロ昇格トーナメント決勝(65.8kg以下) 5分1R延長3分
青山祐大(ALLIANCE)
VS
藤井伸樹(Laughter7)
▼パンクラスゲート第2試合 バンタム級プロ昇格トーナメント決勝戦(61.2kg以下) 5分1R延長3分
林 紘之(和術慧舟會H・T・W)
VS
窪田泰斗(KIBAマーシャルアーツクラブ)
▼パンクラスゲート第1試合 フライ級(56.7kg以下) 5分2R
島袋 力(CORE)
VS
木内崇雅(和術慧舟會駿河道場)
<チケット料金>
SS席10,000円(残少) A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円(残少)
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03-5628-1984
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−000−777(Lコード:33255)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5628-1984
●パンクラス2010年度興行日程
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