▲ついに女子立ち技頂上決戦が実現!神村(左)と高橋(右)が激突。中央はシーザー武志会長
8月19日(金)東京・SHIBUYA-AXで開催されるシュートボクシング(以下SB)の女子格闘家最強決定トーナメント『Girls S-cup2011日本予選〜ツヨカワGirls真夏の祭典〜』にて、女子立ち技頂上決戦と言っても過言ではないスーパーファイトが決定!
7月19日(火)東京・シーザージム渋谷にて記者会見が行われ、6月にRENAを破りSB日本女子フライ級チャンピオンになった高橋藍(シーザー)と、WPMF&WMC世界女子ミニフライ級チャンピオン“地上最強の女子高生”神村エリカ(TARGET)の一騎打ちが発表されたのだ。
今回はパンチ・キックに加えて投げと立ち関節技・絞め技が認められるシュートボクシングルールで行われ、3分5Rの無制限延長ラウンド(ジャッジの優劣がつくまで何度でも延長戦が繰り返される)という“完全決着ルール”が採用される(契約体重は50.5kg)。
さらに、どちらが勝っても11月23日(水・祝)に東京ドームシティホールで開催される神村のホームリング『RISE』で次回はRISEルールによる再戦が行われることも発表された。つまり、お互いがそれぞれ得意とするルールで試合を行い、どちらが真に強いのかを決めようというのである。
会見に出席したシーザー武志SB協会会長は、「立ち技女子トップクラスの2人の対決は、今ファンが一番見たいカード。体重差があって実現は出来ないかと思われましたが、今回は両者の歩み寄りで話がまとまり、実現することになりました。私自身も見たい試合なので、どうなるかご期待ください」と挨拶した。
SB側から高橋との頂上決戦をオファーしたところ、神村が「どうせやるなら今、SBで一番強い高橋選手とやりたい」と対戦を受諾。神村は4月23日のRENA戦(エキシビションマッチながら本気で打ち合い、神村がダウンを奪った)、7月23日(土)東京・後楽園ホールで行われる『RISE 80』でのティティアナ・ヴァン・ポラーナ(シュートボクシングオランダ/チームサワー)戦、そして高橋戦と、SB女子トップファイターとの事実上の4連戦となった。
高橋は「神村選手という強い相手との試合を組んでいただき、感謝しています。ウェイトの問題がありましたが、条件を飲んでくれてありがとうございます。タイトルマッチが終わって、会長から嬉しい一言がありました。私のことをサムライだと言ってくださいました。私は以前から神村選手も一ファンとして、一格闘家としてカッコいいと思っていたのですが、神村選手もサムライという言葉がピッタリ来る選手だと思います。女のサムライ同士の熱い戦いに必ずなりますので、ぜひ見に来てください」と挨拶。
神村は「今回SB参戦にあたって高橋選手と戦いたいと思っていたので、試合を組んでいただき感謝します。初めて50.5kgの契約体重でやりますが、高橋選手が体重を落としてきてくださるので、負けても言い訳せず、皆さんからよかったと思われる試合がしたいです。私にはアウェイなので、しっかりとムエタイの世界チャンピオンはこれだけ強いんだということをSBのファンに見せて、ムエタイが一番だと思われるように、高橋選手は大好きな選手ですがKOできるようにしたいと思います」と挨拶した。
両選手はお互いを強いと認め合っているが、特にどこが強いと思っているかを聞いた。
神村「試合を見てて思ったのは、一番は気持ちが強い。それと長身なのでストレート系のパンチやテンカオ(つかまずに前から突き刺すヒザ蹴り)が上手いと思う。私は小さいので、そこを攻略して戦いたいと思います」
高橋「まず目力が強いです。初めて会った時、目をギラギラさせて格闘技の話をしていて、気持ちが強い、こういう子がいたんだと思いました。技術的には上・中・下に打ち分けることが出来るバランスのよさと、無駄のない一発一発が強いと思います」
SBvsムエタイと言えば、昨年11月に開催された『シュートボクシングワールドトーナメントS-cup2010』で、ムエタイのブアカーオ・ポー.プラムックが優勝したことが記憶に新しい。神村が描くイメージはブアカーオのようにムエタイの技でSBを攻略することなのかと聞くと、「そうです」との答えが返って来た。
神村「SBルールならシュートボクサーに勝てないと思われたら挑戦する意味がない。SBルールでも神村は強いと思ってもらえれば、挑戦できる枠が広がっていきます。どんどん新しいことに挑戦していきたいと思っています。“女・ブアカーオ”を目指す? そうです」
この言葉を受けて、高橋が「それは絶対にさせない」と反論した。男子のS-cupがムエタイに王座を獲られたため、もし高橋が負ければ、それはSBがムエタイに立ち技最強の称号を完全に奪われることになる。
高橋「SBの全ての技を見せて勝ちます。私はやるべきことをやります。投げ、絞め、関節技をフルに使わせていただきます」
それに対して神村は次のように答えた。
神村「キックボクサーが一番やられやすいのはチョークと投げだと分かっている上で臨むつもりです。SBの技にしっかり対応できるようにしたい。それで負けたら神村はそこまでの選手だと思われてしまうので、神村はここまで対応できる選手なのかと思われたいです」
さらに神村は「SB用の練習は考え中です。首相撲の練習はしているので、投げや関節技が怖いという気持ちはないです。投げや関節技があるから前に出られないなんてことはありません。もし投げられても、倒せば勝つというイメージで行きます」と、あくまでも強気。
気になるウェイトに関しては、軽量の神村に記者から現在の通常体重を教えてくださいとの質問が出たが、神村は「言いません」とキッパリ拒否。その理由は「それを言ってしまって(もし負けた時に)“それじゃあしょうがない”となると、高橋選手に申し訳ない」と説明した。
最後に、シーザー会長は「2人とも気合いが入っていて、いい試合をしてくれそうです。私は神村と高橋のファンですから、頑張って欲しいです。女子サッカーも輝いているので、この2人にも格闘技界を輝かせて欲しい」と両選手を激励した。
シュートボクシング協会
「シュートボクシング・ガールズトーナメント
Girls S-cup2011日本予選〜ツヨカワGirls真夏の祭典〜」
2011年8月19日(金)東京・SHIBUYA-AX
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイト17:30
<決定対戦カード>
▼スーパーファイト 50.5kg契約 3分5R無制限延長R
高橋 藍(シーザー/SB日本女子フライ級王者、Girls S-cup2010世界第2位)
vs
神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
<出場予定選手>
RENA(及川道場/Girls S-cup2009日本王者、同2010世界王者)
V.V.Mei(ヴィー・ヴィー・メイ/フリー/VALKYRIE女子ライト級王者、Girls S-cup2009準優勝)
<チケット料金>
RRS席20,000円
RS席15,000円 アリーナSS席8,000円 アリーナS席5,000円
2階SS席8,000円 2階S席5,000円
<チケット先行予約受付>
7月20日(水)〜
シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
<チケット販売所>7月23日(土)〜発売
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(24時間受け付け)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
フィットネスショップ=TEL:03−3511−2711
チャンピオン=TEL:03−3221−6237
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
●シュートボクシング2011年度スケジュール
7月31日(日)朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
8月19日(金)東京・SHIBUYA-AX「Girls S-cup2011」
9月10日(土)東京・後楽園ホール
11月5日(土)6日(日)「SHOOT THE SHOOTO」東京・TDCホール
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