↑第1試合を除き、全試合がタイトルマッチとなる今大会。メインは国崇VSリーのインターナショナル王座戦
9月26日(日)東京・後楽園ホールで開催されるWBCムエタイ実行委員会『The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道』の公開計量が、大会前日となる25日(土)18時より後楽園ホール展示場にて行われた。
計量は梅野源治(PHOENIX)と対戦するエッガラート(タイ)が1度目の計量を100グラムオーバーした以外は全員が1回でパス。エッガラートも再計量でパスし、明日のゴングを待つのみとなった。
第1試合の次期挑戦者決定戦を除く8試合全てがタイトルマッチ、メインのWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチとWBCムエタイ日本タイトルマッチ7試合が行われる。
また、今大会より、タイ本国WBCムエタイ本部よりセンチャイ・トングライセーン(センチャイムエタイジム会長)氏が正式にWBCムエタイルールにおける日本でのリング・オフィシャルのチェアマンに認定され、今後はセンチャイ氏が中心となり、WBCムエタイルールに関する制定、管理および指導を行っていくと発表された。
計量後もセンチャイ氏を中心にルールミーティングが入念に行われ、選手・ジム関係者の質問も多くあった。最も時間を割いたのは採点基準の優先度で、1・ダメージ(ダウン)、2・力強く効果的な攻撃(ダウンにはならないダメージ)、3・効果的な攻撃(クリーンヒット)、4・アグレッシブ(攻撃的な姿勢)、5・コントロール(防御も含めての優勢)であることが確認された。
WBCムエタイルールの特徴として、「相手の足をキャッチして歩くのは2歩まで」、「偶然のバッティング・ローブローで試合続行が不可能な場合、試合続行可能な選手をTKO勝ちとする」(ムエタイは防御も重要視するため、頭突きや急所への攻撃もかわせなければいけないという解釈)など独特なルールも注意点としてあげられた。
ルールミーティング後、センチャイ氏は「明日はいろんな選手、いろんなジム、いろんな団体が来ます。全試合公平にレフェリー、ジャッジをすることをここに約束します!」と力強く宣言した。
主要選手のコメントは以下の通り。
国崇
「(相手は)髪の毛を切って気合いが入っているな、と思いました。相手どうのこうのより、自分のスタイルを貫いてKOで勝ちたいと思います。インターナショナル王座はその上にある世界王座のベルトへの切符だと思っているので死守したい。明日は地元・岡山から応援団が来てくれるので、絶対にKOで勝てるように頑張ります」
リー・ニング
「このチャンスをいただいて喜んでいます。頑張ります。(相手の国崇は)素晴らしい選手なので全力を出して勝ちたい。練習した通り臨機応変に攻めます。KOで勝ちたいです。大事な試合なので必ず勝って、カッコよく中国へベルトを持って帰ります」
山本真弘
「(羅紗陀の)警戒するのは全ての攻撃。全部もらわないつもりでやります。自分の持ち前であるスピードを活かした、スピーディーな闘い方をしたい。理想はKO勝ちですが、テクニカルな試合をしてとにかく勝つことが第一目標。最近はトーナメントばかりやってきて、タイトルマッチはやっていなかったのでいい感じのモチベーションになっています。みんな一番いい試合をすると思っているだろうけれど、自分が一番いい試合をしたい。皆さんと自分で盛り上がれたらいいと思っています」
羅紗陀
「(山本真弘は)出入りが速い選手なので、相手のペースに惑わされず自分のペースで試合をしっかり組み立てていきたい。一番いいのは早めに倒すこと。出来なければ後半も自分のペースでガンガン攻めていきたい。いまベルトを2本(WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級とNJKF同級)持っていますが、今回負けたら1本になる(WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級は返上)ので、絶対にベルトを持って帰ります」
藤原あらし
「(山本ノボルは)身長が高くて間合いの取り方が上手いので、自分のペースで前へ出て勝負していきたい。僕よりも年上でキャリアもあるので、相手に流されず、前へ出て勝負したいですね。世界でも有名なWBCムエタイのベルトが獲れる権利をいただいたので、それに恥じない試合がしたい。お客さんが見に来てよかったという試合をします」
WBCムエタイ実行委員会
「The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道」
2010年9月26日(日)東京・後楽園ホール
開場16:30 開始16:45
<決定対戦カード>
▼メインイベント WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
国崇(拳之会/NJKF/王者)
VS
リー・ニング(中国/2009年WBCムエタイ中国王者/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一ライト級王座決定戦 3分5R
羅紗陀(キング/前WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級王者)
VS
山本真弘(藤原/IKUSA GP&Kick Return Tournament&Krushライト級GP覇者、第22代全日本フェザー級王者)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
TURBO(FUTURE_TRIBE ver.OJ/元WMAF世界同級王者)
VS
中須賀芳徳(OGUNI/NJKF同級1位)
▼WBCムエタイルール日本統一フライ級タイトルマッチ 3分5R
大槻直輝(OGUNI/NJKF/王者)
VS
加藤竜二(橋本/MA日本キックボクシング連盟同級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R
藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/REBELS)
VS
山本ノボル(契明/MA)
▼WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座認定戦 3分5R
梅野源治(PHOENIX/WPMF日本同級王者/REBELS)
VS
エッガラート(タイ)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーウェルター級初代王座決定戦 3分5R
武田一也(JMC横浜/MA)
VS
山内佑太郎(team Pitbull/Krush)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
山本佑機(橋本/MA/王者)
VS
高橋誠治(町田金子/NJKF/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一ウェルター級王座次期挑戦者決定戦 3分5R
大和侑也(大和/NJKF同級王者)
VS
一貴(マスターズピット/MA日本キックボクシング連盟同級王者)
<チケット料金>
立ち見券3,500円(当日売りのみ)
※前売り券は完売。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9977
後楽園ホール=03−5800−9999
NJKF事務局=TEL:03−6912−7247
MA日本キック事務局=TEL:042−530-8630
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF=TEL:03−6912−7247
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