5月12日(木)東京・文京区本郷にある掣圏真陰流本部道場・興義館にて、初代タイガーマスクであり、掣圏真陰流興義館総監・佐山サトルが創建した新武道『武道 掣圏』第一回武術大会に関する記者会見が行われ、全対戦カードが発表された。今大会は5月24日(火)東京・後楽園ホールで開催される。
メインイベントは、3月に予定されていたものがそのままスライド(3・11東日本大震災で大会延期となっていた)となり、佐山総監の愛弟子である桜木裕司(掣圏真陰流興義館)と元大相撲関脇の若翔洋(フリー)の一戦となる。
会見に出席した桜木は「今回は第1回大会ということで、『武道 掣圏』を自分の体で表現したいと思い、佐山先生に出場を直訴しました。戦いを通して、後に続く選手たちに強さだけでなく、礼儀礼節を表現していきたいと思います」と抱負を語る。
桜木は93kg、若翔洋は150kgであるため、両者には60kg近くの体重差がある。さらに試合規定は場外押し出しで一本、二本先取で勝利となるため、元力士である若翔洋にとっては有利なルールとなるが、「押し出しで来るのはわかっていることです。それがわかった上で出ることを決めていました。どう対処するのかを、当日に見てくれればわかると思います。大相撲出身の選手とやるからこそ、色々なものを表現できると思います」とルール、体重差は問題ないとした。
追加対戦カードとして、佐藤光留(パンクラスMISSION)vs長谷川秀彦(SKアブソリュート)の注目の一戦も決定。第零回大会に続いての参戦となった佐藤は「色々なプロレス団体にも出ていて、今きりきりまいになっています。体と心の不安を乗り越えて、参戦したいと思います」と抱負を語る。
両者は2003年6月にパンクラスで一度だけ対戦したことがあり、この時は長谷川が判定勝ちを収めている。約8年ぶりの再戦を前に、佐藤は「1回負けた相手がどれぐらい強くなったのか不安がつきまといますが、それを乗り越えて試合に臨もうと思います。再戦できてありがたいです」と試合が待ち遠しい様子。
対する長谷川も「あの試合から時間も経っているので、前の結果は参考になりません。佐藤選手はプロレスもやっていて、魅力がある選手だと思います。自分は興義館で試合に向けての練習をさせてもらっています。今まで切磋琢磨してきた技を、『武道 掣圏』で皆さんにお見せしたいと思います」とコメントした。
なお、今後の『武道 掣圏』の予定に関して、佐山総監は次回大会は9月か11月に開催するとコメント。「色んな案が出ていて、被災地でやろうという話もあります。(『武道 掣圏』は)神聖なものなので、意義のあるところで意味のあるものをやっていきたいと思います」とした。会見に出席したその他の選手のコメントは以下の通り。
若翔洋 ※欠席のために、主催者が代読
「私は大相撲代表として『武道 掣圏』で桜木選手と対戦したいと思います」
高橋良明
「試合は2年ぶりになります。『武道 掣圏』の精神に則った試合をして、豪快KOの試合を見せたいと思います」
岡田 孝
「今回、宮沢誠選手と対戦します。全身全霊で悔いのないようにやりたいと思います」
間下隼人
「立原さんとやらせていただきます。前回、同じ道場の斎藤(彰文)が(立原に)負けました。 自分は斎藤の一個先輩なので、きっちり勝ちたいと思います」
立原基大
「今回は間下選手が相手なので、興義館の選手に二連勝できるように頑張ります」
斎藤彰文
「前回敗れたので、その悔しさをバネにして次勝てるように頑張ります」
竹嶋健史
「参戦できることを光栄に思います。自分を出し切りたいと思います」
掣圏真陰流 興義館/リアルジャパン
「初代タイガーマスク佐山サトル創建
『武道 掣圏』第一回武術大会」
2011年5月24日(火)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) 無差別級
桜木裕司(掣圏真陰流興義館/前WAFCパンクラチオン世界無差別級王者、UKFキックボクシング・インターナショナル・ヘビー級王者)
vs
若翔洋(フリー/元大相撲関脇)
▼セミファイナル(第7試合) 90kg以下契約
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
長谷川秀彦(SKアブソリュート/第2代DEEPウェルター級王者)
▼第6試合 76kg以下契約
山本裕次郎(チーム太田章)
vs
高橋良明(パラエストラ八王子)
▼第5試合 90kg以下契約
宮沢 誠(荒武者総合格闘技)
vs
岡田 孝(UMW)
▼第4試合 87kg以下契約
間下隼人(掣圏真陰流興義館)
vs
立原基大(UMW)
▼第3試合 83kg以下契約
斎藤彰文(掣圏真陰流興義館)
vs
竹嶋健史(格闘探偵団バトラーツ)
▼第2試合 70kg以下契約
吉間順一(MAX-GYM)
vs
山根聖也(竜司team)
▼第1試合 60kg以下契約
百々拳人(実武道会館/第6回オープン空手拳法選手権大会優勝)
vs
大西健司(截空道京都総本部)
<『武道 掣圏』試合規定>
■出場資格:
18歳以上の武士道精神を備えた、心身ともに健全な男子。
金髪、茶髪等、髪染めをしていないこと(白髪を黒く染めるのは可)。
ピアス等の装飾品、刺青(ファッションタトゥーも含む)は禁止。
■試合用具:
主催指定の袴方下位、オープンフィンガーグローブを着用。
防御になると思われるものの着用は禁ずる。
■試合形式:
3R(3分+3分+2分)
■試合場:
主催者規定の八角形リング
■セコンド:
なし
■審判団:
主審1名、副審2名、計3名で構成
■階級:
出場登録選手同士で階級(体重契約)を合わせる。
■有効技:
パンチ、キック、タックル、投げ技、関節技、絞め技、グラウンド状態での打撃(パンチ限定)、スタンド状態での関節・絞め技
■反則:
頭突き、目つき、ヒジ打ち、噛み付き、髪の毛を掴む、金的攻撃、脊椎への攻撃、功粒への打撃(正面からの蹴りで巻き込むのは可)、グラウンド状態(手のひら、膝、足の裏が3点以上が床についている状態)の相手への全ての蹴り、場外への逃避。
■ブレーク:
下記2点の状態以外の場合は全てブレーク(主審判断)となる。
・グラウンド状態に入った時点で、すでに関節か締めに入りそうな状態。
・グラウンド状態に入った時点からの有効打有の状態。
■勝敗:
(1)完全決着 一本:
KO、関節技、締め技等による降参の意思表示、TKO(主審、意思の判断で試合を止める)
(2)ポイント 一本:
制圧、場外による一本。二本先取した選手が勝利。
※制圧:3秒間以上の押さえ込み。
※場外:片方が落下した場合のみ有効(両者が落下した場合は無効)。
(3)判定:
制限時間内に決着がつかない場合は主審1名、副審2名の判断による旗判定で勝敗を決する。引き分け、延長戦はないものとする。
判定基準:
(1)礼儀作法:入退場の態度、礼式の正確さ、試合中の態度。
(2)試合の優位性:有効打、ダメージ等。
(3)積極性。
禁止事項(一本取消及び失格になることがある)
(1)ガッツポーズ。
(2)相手への暴言。
(3)笑みを見せる行為。
(4)その他礼儀を失した言動。
<チケット料金>
VIP席10,000円 RS席8,000円 S席6,000円 A席4,000円
<チケット発売所>
イープラス http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:818−654)
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:38455)
CNプレイガイド=TEL:0570−08−9999
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
闘魂ショップ水道橋=TEL:03−3511−9901
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
チャンピオン=TEL:03−3221−6237
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
東京イサミ=TEL:03−3352−4083
<お問い合わせ>
掣圏真陰流 興義館=TEL:03−3812−1202
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