▲現役引退を発表した前田(左)。2007年8月、全日本キックでの梶原龍児戦は格闘技史に残る名勝負として語り継がれている。
6月9日(木)、藤原スポーツジムオフィシャルHPにて、同ジム所属で第20代全日本キックボクシング連盟フェザー級王者・前田尚紀(藤原)の現役引退が発表された。
オフィシャルHPによれば、前田は5月29日に兵庫・明石市立産業交流センターで開催された『BRAVE CORE』での一刀との試合(前田の判定負け)が終わった翌日に、藤原敏男代表に引退を表明。
藤原ジム・後援会は引退式を挙げる意向で、オフィシャルHPでは前田の引退について「感動を、涙を、何をしても絵になる男、本当に有難う、これからだ、前田の人生はスタ−トしたばかり。そしてファンの皆様、長い間(前田尚紀)をご支援、ご声援頂き感謝申し上げます。有難うございます」と伝えている。
前田は格闘技に対するストイックな姿勢と無骨な風貌・ファイトスタイルから“闘う修行僧”と呼ばれ、2002年11月に全日本キックのフェザー級王座を獲得。最後まで折れない心で幾つもの激闘や大逆転劇を繰り広げてきた。
特に2007年8月25日の全日本キックボクシング連盟『Kick Return/Kickboxer of the best 60 トーナメント〜開幕戦〜』での梶原龍児戦は、お互いにダウンを奪い合う壮絶な死闘の末に前田が梶原をKOし、格闘技史に残る名勝負としてファン・関係者の間で語り継がれている。
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