▲スーパーライト級タイトルマッチを戦う王者・石井(左)と挑戦者ゲーンファーン(右)。中央は伊原信一・新日本キックボクシング協会会長
史上初の快挙達成に石井宏樹(藤本ジム)が挑む! ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ(3月11日、東京・後楽園ホール)の公開計量が、10日(土)都内にて行われた。
500年の歴史を誇るムエタイにおいて、タイ人以外で2大殿堂(ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアム)のタイトルを手にした外国人はわずか5人。現チャンピオンの石井を除き、その誰もが初防衛戦でタイトルをタイ人に奪い返されている。石井は今回、外国人初の初防衛成功という記録に挑むのだ。
18:00から行われた計量で、チャンピオンの石井は63.4kg、挑戦者・同級4位のゲーンファーン・ポー.プアンチョン(タイ)は62.5kgでともに一発クリア。あとは決戦を待つのみとなった。
22歳のゲーンファーンは「外国に来たのは初めてだから興奮しています。初めてタイトルマッチが出来ることに喜びを感じているし、それが日本で出来ることも嬉しい」と、にこやかにコメント。
「11歳からムエタイを始めて、得意技はヒザ蹴り。石井選手のことはチャンピオンだということしか知りませんが、不安は全くありません。1〜3Rはテクニックで様子を見て、4〜5Rで思い切り行きます」と後半勝負を予告した。
迎え撃つ石井は「今日まで順調に来れて、ベルトを獲った10月と同様に絶好調です。計量の第一関門を突破したので、あとは勝つだけですね」と、こちらも不安はないと言う。
「相手は背が高くて線が細くて、イメージ通りでした。やってみないと分かりませんが、オーラのようなものは感じませんでしたね。対策はバッチリです。今回は試合内容よりも最後にベルトを巻いて立っていることだけを考えて、勝ちに徹します。初防衛することが最低限の義務です」と、史上初の快挙へ向けて気合いが入る。
ゲーンファーンが「勝つ自信は100%ある」と言えば、石井は「僕は120%あります。その20%の差を分からせてやりますよ」と、力強く語った。
新日本キックボクシング協会
「MAGNUM 28」
2012年3月11日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<全対戦カード>
▼ダブルメインイベント(第12試合) ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
石井宏樹(藤本/王者)
vs
ゲーンファーン・ポー.プアンチョン(タイ/同級4位/挑戦者)
▼ダブルメインイベント(第11試合) 日タイバンタム級国際戦 3分5R
江幡 塁(伊原道場/日本バンタム級王者)
vs
ペッダム・チューワッタナ(タイ)
▼ダブルセミファイナル(第10試合) 日タイミドル級国際戦 3分5R
喜多村 誠(伊原道場/日本ミドル級王者)
vs
タイ人選手
▼ダブルセミファイナル(第9試合) 日本フェザー級 3分3R
内田雅之(藤本/日本フェザー級王者)
vs
拳士浪(治政館/同級4位)
▼第8試合 日本ライト級
松本芳道(八景/同級3位・元同級王者)
vs
ジョニー・オリベイラ(ブラジル/トーエル/同級10位)
▼第7試合 日本ウェルター級
渡辺健司(伊原稲城/同級1位)
vs
竹若佑輝(八景/同級3位)
▼第6試合 日本ライト級
翔栄(治政館)
vs
木村旭洋(伊原道場)
▼第5試合 日本ウェルター級
大槻翔太(伊原道場)
vs
調整中
▼第4試合 日本バンタム級 3分2R
海彦(伊原道場)
vs
調整中
▼第3試合 日本フライ級 3分2R
重森陽太(伊原稲城)
vs
奥脇一哉(はまっこムエタイ)
▼第2試合 日本フェザー級 3分2R
茂木宏幸(藤本)
vs
麗也(治政館)
▼第1試合 日本ライト級 3分2R
KAZUMA(揚心)
vs
エージェント木村(野本塾)
<チケット料金>
SRS席20,000円/RS指定席15,000円/指定席10,000円/A席7,000円
B席5,000円/立見4,000円(当日券)
<問い合わせ>
新日本キックボクシング協会=TEL:03-3780-1338
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