――最近のボンヤスキー選手は「 K-1 の新しい血」という言葉を頻繁に使っていますが、それについて詳しく教えていただけますか?
新世代の選手は一時的に活躍するだけではなく、トップにとどまることが出来るように頑張っていきたい、これからを担って行きたい、という意味で「新しい血」という言葉を使ったんだ。例えば、ガオグライは今年 K-1 にデビューして、すでにもう決勝戦まで勝ち残った。マイティ・モーも去年、ラスベガス大会に参戦して、今年の決勝戦のメンバーに名を連ねた。新しい選手がどんどん出て来ている。これからは僕たちのような、新世代の選手が活躍していく時代になると思う。逆に旧世代の選手は、今まで以上に厳しい戦いを強いられるだろうね。今年は新旧の世代がぶつかり合う年になったけど、来年以降は新世代の選手で K-1 を牛耳って行きたいと思う。ただし、開幕戦の記者会見でも話したように、新世代の選手がいるのは旧世代の選手のおかげなんだ。その事を忘れてはならない。
――ボンヤスキー選手の中で世代交代というのは、ホーストやアーツと直接対決して彼らを打ち破るということですか?
そうだね。彼らに勝つことで、見ている人たちにはっきりと世代交代をアピールできる。今年に関しては新旧がぶつかり合う、いいトーナメントになっていると思うよ。ここ 1 、 2 年の間で、選手の入れ替わりが起こるべくして起こるだろうね。
――今回のトーナメントは、ボンヤスキー選手にとってドラマチックな形になったと思います。順当に行けば 1 回戦でホースト、準決勝でアーツ、決勝でセフォーと戦う可能性があるからです。
ホーストは 4 度、アーツは 3 度、 K-1 で優勝していて、セフォーも 2001 年には準優勝している。彼らは K-1 を代表している 3 選手だから、その 3 人を一つのトーナメントで一気に倒す事が出来れば素晴らしいことだし、それが出来れば非常にうれしいね。
――抽選会の時に、最後の一枠にホースト選手と二人が残りましたよね。あの時はどんな気持ちだったんですか?
今年の初めにホーストと戦う予定だったこともあって、対戦が決まった時は来るべくして来たのかなと思ったよ。その前にも武蔵がセフォーの隣を選び、逆ブロックがすべて埋まってしまったので、いずれにせよホーストかアーツと戦うことは分かっていたからね。
――ホースト選手が抽選会の前に、「自分が対戦相手を選ぶ権利があればボンヤスキーを指名する」と話していたのをご存知ですか?
そのことは知っている。それを聞いて僕も「それならやってやろうじゃないか」と思ったよ。他にもホーストは僕のことを、「去年のトーナメントはトップ選手が出ていない楽なトーナメントだったから優勝出来た」と評価していた。だから、実際に拳を交える事によって、はっきりとどちらが強いかをお見せできると思う。
――ボンヤスキー選手の中では、 4 タイムスチャンピオンに胸を借りるつもりなんですか? それとも現役王者として挑戦を受けるという気持ちなんですか?
むしろ僕が胸を貸してやる、という気持ちだよ。現時点での王者は僕だからね。
――では新世代のファイターの中で、ボンヤスキー選手のライバルとなりそうなのは誰ですか?
イグナショフだね。ただ、彼はもう少しプロフェッショナルな意識を持たないと駄目だと思う。
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