10月3日(月)東京・六本木にあるK-1 OFFICIAL GYMで、10月12日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1
WORLD MAX 2005〜世界王者対抗戦〜』に出場する、元プロボクシング日本ミドル級チャンピオン・鈴木悟の公開練習が行われた。
K-1デビュー戦を控えて猛練習を行ってきた鈴木の右目上には縫い傷があった。スパーリングでバッティングを受けて、何針か縫ったものだという。そのため、今回の公開スパーリングもヘッドギアを着けてのものとなった。
宮本健太郎を相手に2Rのスパーリングを行った鈴木は、1Rは軽めに済ませたが、2Rからは得意のパンチのコンビネーション&カウンター技術を存分に披露。かなり軽めではあったが、パンチのスピードはやはり一流のものを感じさせる。ローキックのカットはもちろん、自ら前蹴りやミドルキック、ローキックも放っていった。
●記者との質疑応答
ーー現在の調子はどうですか?
「ここまでピークを目指していたので、あと1週間でコンディションを仕上げていきます。自分はボクシング時代から同じやり方。今回もいい状態に仕上げられると思います」
ーースパーリングはどれくらい?
「ほぼ毎日、3〜5Rをほぼ蹴りありでやってきました」
ーーキックボクサー対策はどうですか?
「やっぱりまだ経験不足の部分が多いですね。でも試合をしたいので、いま持てる技術の全てを出したい。キックに関してはやはり経験不足。覚えれば覚えるほど、それを実感します。ただ今回は、自分はキックで闘おうとは考えていません。自分のパンチをどう当てるかを考えいます」
ーー100%の状態で臨めそうですか?
「何よりも気力が充実していますね。肉体的にも体を動かそうという気持ちになっている。最高の状態です」
ーーローキック対策はどうですか?
「巧くなってきましたよ。ただ、経験のある方をその上で倒す技術を相手は持っているので。完璧なロー対策は出来ないけれど、一発で倒されるとか、ボクサーがローで倒されるというような事はないようにしたい」
ーー練習での足へのダメージは?
「ないと言えば嘘になりますけど、ローというものが分かってきました。ローの対処とか、ダメージを受けたらどうするかが分かってきましたね。練習後は疲れてグッスリ眠れましたけど、足の痛みはなかなかひかなかった。冷やしたりマッサージを受けたりしていました」
ーーザンビディスのビデオを見て、気がついた事などは?
「右フックが凄いなと思いましたけど、見てるとカウンターを取っているんですよね。強引に打ってるように見えますが、実は技術が高いんです。それを見て、かえって自信になりました。自分にとってはその方が攻撃しやすいですから。あれはボクシングの技術なんですよ。キックボクシングのパンチとは違うので、やりやすいと思いました。ボクシングの攻防を挑みたいです。キックはもらってはいけないですけどね」
ーー鈴木選手はカウンターの右ストレートが得意でしたが、それを狙っていく?
「ザンビディスがボクシングの技術をやっていた事で自信になりました。ビデオを見て、ボクシングの動きに近いと分かりましたね。それが相手のいいところでもあるし、弱点でもある。自分も身長の低い相手とやった事はあるし、向こうはいつも自分より高い相手とやっているでしょうから、身長差はあまり関係ないと思います。どっちが上かを見せ付けるだけですね」
ーーボクシングとのラウンド数の違いは?
「1Rから自分のペースを握ります。ガンガン攻めていくかいなすかは、リングに上がってからのインスピレーションで決めます。ザンビディスの出方次第ですね。(練習で)ローキックでは倒されましたけど、他の攻撃ではなかったですね。ローはボクサーの弱点と思われている部分が大きいので、狙ってくるんですよ。ハイキックはなかなか当たらないし、ミドルはガードできるので心配はないです」
ーー蹴りは誰に教わっているんですか?
「我龍真吾です(※二人は高校の同級生)」
ーーローキックをやってみた足の肉体的変化はありますか?
「実感はないんですが、痛みに耐えられるようにはなってきました」
ーーどのパンチで倒したいと思っていますか?
「やっぱり、右ストレートが決まったらまず立てないと思います。でも、どのパンチにも自信がありますよ。パンチが当たれば必ず倒せます」
ーーザンビディスには飛びヒザ蹴りもありますが?
「どういう距離で飛んでくるか分からないので、対策でもないですけど、モーションが大きいのでカウンターを決められると思います。そのままリング外へ叩き出しましょうか(笑)」
ーー入場パフォーマンスは考えていますか?
「いやぁ、自分はもういっぱいいっぱいでデビューに臨んでいますから(笑)。周りが盛り上がっているので、周りが盛り上げてくれると思います。入場曲はボクシング時代から応援してくれる人もいるので、同じ曲を使います。これが鈴木悟だというものを、見ていただきたいと思います」
ーー今回のテーマは?
「ガムシャラに勝つ事。絶対に勝ちは落としたくない。つまんない試合になるかもしれませんが、勝ちには拘りたいと思います」
すずき・さとる
1976年3月3日、東京都出身
身長183cm、体重70kg
所属フリー
●プロボクシングでの主な実績
1998東日本ミドル級新人王
1998全日本ミドル級新人王
2000〜2003日本ミドル級チャンピオン(9度防衛=歴代2位)
2005日本ミドル級チャンピオン
通算戦績23勝(15KO)6敗
「K-1 WORLD MAX
2005〜世界王者対抗戦」
TBS/FEG
2005年10月12日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:00 開始17:30(予定)
<対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
VS
武田幸三(日本/治政館)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス リトアニア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
鈴木 悟(日本/フリー)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
大東 旭(日本/フリー)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
VS
ブラック マンバ(インド/フリー)
▼総合格闘技ルール 5分3R
秋山成勲(日本/フリー)
VS
マイケル・ラーマ(アメリカ/アイロンホースボクシングクラブ)
▼総合格闘技ルール 5分3R
所 英男(日本/フリー)
VS
ガブリエル・リムレイ(アメリカ/フリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/伊原道場)
VS
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)
VS
輝 浪(日本/フリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
新田明臣(日本/バンゲリングベイ)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア/リングス・オーストラリア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
我龍真吾(日本/ファイティングマスター)
VS
サミール・ベルバーチ(フランス/レ バンナ エクストリームチーム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
山本優弥(日本/BOOCH BEAT)
VS
ASH-RA(日本/チーム・エックスフォース)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
濱崎一輝(日本/シルバーアックス)
VS
白 虎(日本/Ranger品川ジム)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席12,000円 A席6,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1 オフィシャルサイト
●一斉発売中
チケットぴあ=0570-02-9999
CNプレイガイド=0570−08−9999
ローソンチケット=0570-063-003(Lコード:38883)
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京 03-3498-9999
|