2005年12月31日(土)、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催される『PRIDE
男祭り 2005 頂−ITADAKI-』に出場する菊田早苗が、東京・中野にあるGRABAKAジムで公開練習を行った。
同じジムの三崎和雄を練習相手に、菊田は対戦相手を想定し、新技を披露した。柔道着を着てくるであろう、と思われる瀧本に用意した新技は3つ。2つは“菊田スペシャル”。袖絞め+三角絞めをミックスさせたものと、袖絞め+腕ひしぎ。3つ目は飛びつき腕十字だ。
また、お互いに柔道出身だけにドロドロの寝技対決になることは必須。そうならないようにと、菊田は寝ている相手にパウンドと踏みつけの練習も披露した。さらに今回は明かされなかったが、「もう一つ技が眠っている」と菊田はいう。
2001年アブダブコンバット世界大会優勝の菊田か、柔道五輪金メダリストの瀧本か、大晦日に勝利の手にするのはどっちだ!?以下、記者との質疑応答。
――裏のアブダビを制して、表の柔道金メダリストを倒すことが大きなモチベーションになっているのですか?
「そうですね。 想像もしていなかったし、願ってもいない対戦相手になりました。
これ以上に意味のある試合はないな、と思います。 楽しみです」
――相手は総合に転向以来、道衣を着てても打撃を中心にやっているという感じですが
「タイプは色々あると思います。柔道主体でいく人もいれば、総合的に練習する人もいる。
どっちがいいのか、その人のタイプによると思います。 オリンピックの肉体的凄さ、技の吸収の早さとか、自分が一番わかっているつもりなんで。
何にしてもあなどれないな、という感じです」
――オリンピックの選手はスイッチが入って、吉田選手とかの試合を見てると、心が折れないと思うのですが、どう見てますか?
「全くその通りです。 『柔道でしょ?』とよく言う人がいるのですが、そういうことでなく、じゃあ何で吉田さんが強いのかというと、柔道をやっていたからシウバといい試合をしている。
柔道のトップに立つ人の、すべてにおいてのバランスの良さ、吸収であったり、スタミナであったり、勝たなきゃいけないっていう場面での、勝ちを拾ってきた精神的な強さは、僕ら以上の物を持っていると思います。
ホントの意味でプロだと思います。
だから、そういう意味では全く油断してないですね。 でも自分が一本取る自信あるので、こんなに絶好の舞台はないな、と思います」
――手の内を明かすような技を披露しましたが、やっぱり自信があるからですか?
「いやいや(笑)さっきミット打ちもやりましたが、小川・吉田戦もドロドロの試合になると思うんですが、それ以上に自分たちの試合も、ドロドロになる可能性があるなと。
それで殴りの練習もやっています」
――披露した技以外にもあるのですか?
「シークレットな技がそんなにあるわけではないのですが、決まった技で絶対に極まると思います。 もう一つ眠っているので、それは非公開ということで」
――先ほど披露した3つの技の名前と極まる部分を教えてください
「『菊田スペシャル』としか、いいようがないですね。 菊田スペシャルワン、ツー、スリーという感じで。
飛びつきはよくある普通の飛びつきで、舞台が舞台なので飛んで極まればいいなと思います。
最初の2つは、向こうがせっかく道衣を着ているので、関節か絞めかわからないところで極めたいなと」
――菊田選手がそんな派手は技をするのは、珍しいんじゃないんですか?
「ひどいこと言うなぁ(笑)そうですね、舞台が舞台なんで、派手に極めたい」
――スパーリングパートナーに柔道着を着てもらった状態で練習してるのですか?
「今はあんまりやってないです。 最初向こうは柔道着を着てたんですけど、最近半袖になって、次は裸なんじゃないかなと予想しています。
着てようが、着てなかろうが、自分の練習をするだけです。 道衣を着てる分でやりやすさもあるし、やりにくさもある。
そのへんはどっちもどっちですね」
――何ラウンドで極めたいですか?
「1Rですね。10分あるんで」
――関節技と絞めのどちらを狙いますか?
「関節も結構柔道の場合は、待てが早いので、関節を極める時間が十分にあれば、有効だと思います。 柔道で、えげつない絞めはくらったことがないと思うので。
道衣にこだわらずに格闘技ならではの、スリーパーなどを狙っていきたいですね」
――右膝のサポーターが気になるのですが
「全然問題はないです。 練習で怪我するとまずいので、厳重にやってる形です」
――練習で踏みつけも取り入れてるのですか?
「チャンスあったら、やっぱり蹴りたいですし、殴りたいですね。 綺麗な試合になるような気がするのですが、もしかしたらドロドロになるイメージもあります」
――GRABAKAでは、佐々木選手のように怪我をしてた人が戻ってきたりと、いい風が吹いてますよね
「今年最後に勝って、来年につなげたいです」
――相手の弱点は?
「総合に転向してきて、わりと攻めあぐねているように雑誌とかで書かれてますが、どっちかというと割りと対応しているように思えます。
結局、いろんな試合で、もうちょっとで極めれましたというシーンが全然ないので、そこはダメだなと。 むしろ慣れてない打撃をばんばんやって凄いなと思います」
――吉田道場との5対5の対抗戦となって、後々は吉田選手をひっぱり出したい?
「そうなればいいですね。 GRABAKAで5人は確実にいい選手は揃えられますから、ぜひやりたいです」
フジテレビジョン・DSE
「PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI-」
2005年12月31日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
開場14:30 開始16:30(予定)
<決定対戦カード>
▼ワンマッチ
小川直也(フリー)
VS
吉田秀彦(吉田道場)
▼PRIDE GP2005 ライト級トーナメント決勝戦
五味隆典(木口道場レスリング教室)
VS
桜井”マッハ”速人(マッハ道場)
▼PRIDE GP2005 ウェルター級トーナメント決勝戦
ダン・ヘンダーソン(チーム・クエスト)
VS
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジリアン・トップチーム)
▼ミドル級ワンマッチ
近藤有己(パンクラスism)
VS
中村和裕(吉田道場)
▼ミドル級ワンマッチ
菊田早苗(GRABAKA)
VS
瀧本誠(吉田道場)
▼ワンマッチ
ミルコ・クロコップ(チーム・クロコップ)
VS
マーク・ハント(オシアナスーパーファイタージム)
▼PRIDEミドル級タイトルマッチ
ヴァンダレイ・シウバ(シュートボクセ・アカデミー)
VS
ヒカルド・アローナ(ブラジリアン・トップチーム)
▼ワンマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードル(レッド・デビル)
VS
ズール(B-TOUGH)
▼ワンマッチ
金子賢
VS
チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット(フリー)
<出場決定選手>
桜庭和志、美濃輪育久
<出場予定選手>
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップチーム)、マウリシオ・ショーグン(シュートボクセ・アカデミー)
<チケット料金>
VIP席 150,000円(最前列〜10列目・専用入場ゲート・グッズ付)
RRS席 32,000円/スタンドS席 19,000円/スタンドA席 9,000円
<チケット発売場所>
一斉発売
12月4日(日)10:00〜
ドリームステージエンターテインメント 03-5464-1531
PRIDEオフィシャルサイト
http://www.pridefc.com/
PRIDE携帯端末オフィシャルサイト
チケットぴあ 0570-02-9999
0570-02-9977(スポーツ専用)
0570-02-9966 <Pコード=594-700>
ローソンチケット 0570-063-004
0570-000-403<Lコード=47184>
CNプレイガイド 052-968-0099
イープラス
http://eee.eplus.co.jp/battle/(パソコン&携帯)
楽天チケット
http://ticket.rakuten.co.jp/
サンクス
公武堂 052-241-2511
六本木アリーナ
http://www.rokuari.com
新日本プロモーション
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ときめきドットコム
http://www.toki-meki.com/ringside.asp
<お問い合わせ>
DSE 03-5464-1531
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