2月7日(水)東京・お台場のフジテレビ社屋にて、2007年度の『K-1 WORLD GPシリーズ』年間日程発表の記者会見が行われた。会見の席上、谷川貞治イベントプロデューサー(以下、EP)が、K-1WORLDGP、階級別のタイトルマッチに続く、新機軸として「K-1
WORLD CUP」構想を語った。
先月25日の記者会見でスーパーヘビー級とヘビー級を開設、従来の無差別級トーナメントと並行して階級別のタイトルマッチを行っていくことを発表した谷川EP。今回の会見では階級別タイトルの導入について「王者を決めることも大切でしたが、アンディ・フグやジェロム・レ・バンナのように印象に残る最高の選手がいたからこそ、K-1は面白いと言われてきました。
そして14年間、無差別級トーナメントで王者を決めていく中で、『トーナメントでなくワンマッチで強いのは誰なんだ?』という議論がありました。また『トーナメントで優勝することが最強なのか? ワンマッチで一番強い選手が最強なのか?』という声もあります。
その声に応えたいということで、ワンマッチにおける様々な楽しみを階級性を設けてやっていくことになりました」と話し、「世界最強か。世界最高か」をキャッチフレーズに、「無差別級トーナメント&階級別タイトルマッチ新設」のコンセプトのもと、2007年度のK-1WORLDGPシリーズを展開していくと語った。
そしてこの新コンセプトの導入に合わせたWORLDGPシリーズの展開案として、イベント性強化と競技性強化の二つが挙げられた。その主な内容は以下の通り。
イベント性強化
・階級別のタイトル新設
・日本人選手補強
・世界エリア別タイトル新設
競技性強化
・将来的に5階級設定
・日本人選手育成
・アジア圏(韓国・中国)選手育成
この中で注目となるのが、将来的な5階級設定と世界エリア別タイトル新設だ。谷川EPはスーパーヘビー級とヘビー級に続き、85kg以下のライトヘビー級と60kg以下のライト級の新設を明言。K-1WORLDMAXシリーズとして行われている70kg以下のミドル級に関しても、トーナメントとは別にワンマッチのタイトルを制定することを明かした。さらに世界各国、国ごとでこの5階級の王者を決定、2011年を目標に世界各国5階級5選手による国別対抗戦、「K-1 WORLD
CUP」の開催を目指すことを宣言した。
これにより今後K-1WORLDGPシリーズには、従来の無差別級トーナメントと各階級のタイトルマッチ、そして国別対抗戦という3つのカテゴリーが生まれることとなる。2007年2月現在、K-1WORLDGPシリーズは世界135諸国で放送されるなど、世界規模に発展。谷川EPは「この3つのカテゴリーで壮大な世界戦略を持って邁進していきたい」と力強く語った。
また会見終了後の囲み取材に応じた谷川EPは「K-1 WORLD CUP」の開催にあたり、「K-1はもう個人がプロデューサーとしてやってく時期ではないと思います。大会を運営するFEGとは別の組織として正式なコミッションもしくは協会を立ち上げたい。
明確な候補がいるわけでないですが、格闘技とは関係ない、私たちと利害関係を生まない、公共で地位を気付かれている方をコミッショナーに立てたいと思っています」と、コミッションの設立についてコメント。サッカーのFIFAを例に挙げて「コミッションを設立するのであれば、日本以外の国でもいいと思う」と国外の国際都市にコミッションを設ける可能性があることも示唆した。
なお谷川EPはコミッションやシステムの構築について、世界チャンピオン&地区チャンピオンの決定と並行して、それらを整備していく方向性を打ち出している。
FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP IN YOKOHAMA」
2007年3月4日(日)神奈川・横浜アリーナ
開場14:00 開始15:00
<追加対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長2R
堀啓(日本/チームドラゴン)
VS
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
▼K-1ルール 3分3R延長2R
中迫強(日本/ZEBRA244)
VS
ザビッド・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
<決定対戦カード>
▼K-1スーパーヘビー級初代王者決定戦 K-1ルール 3分3R延長2R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
▼K-1ルール 3分3R延長2R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
マイティ・モー(アメリカ/シャークタンク)
▼K-1ヘビー級タイトルマッチ挑戦者決定戦 K-1ルール 3分3R延長2R
武蔵(日本/正道会館)
VS
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
▼K-1ヘビー級タイトルマッチ挑戦者決定戦 K-1ルール 3分3R延長2R
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
VS
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
▼K-1ルール 3分3R延長2R
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)
VS
天田ヒロミ(日本/コシ・トラスト)
▼K-1ルール 3分3R延長2R
シリル・アビディ(フランス/ブーリーズ)
VS
野田 貢(日本/シルバーアックス)
<チケット料金>
SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 5,000円
<チケット発売場所>
K-1オフィシャルサイト http://k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:32222)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eplus.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京 03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
(株)FEG 03-3796-5060
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