6月1日(金)東京・P’sLAB東京にて記者会見が行われ、7月14日(土)アメリカ・ニュージャージーで開催されるBEG主催『bodogFIGHT』の一部対戦カードが発表された。今大会にはパンクラスからは近藤有己(パンクラスism)と高橋義生(パンクラス)が参戦、近藤は大会のメインイベントでbodog初代ミドル級王者決定戦としてトレバー・プラングリー(南アフリカ)と対戦する。
昨年大晦日のPRIDE男祭りから約7カ月、近藤が復帰戦に選んだのはパンクラスと提携しているbodogFIGHTのリングだった。大晦日の試合で拳を負傷し、試合間隔が空いたという近藤。冒頭の挨拶では「久々の試合になりましたが、ずっと試合をしたいと思っていました」と、復帰の喜びを素直に口にした。
bodogデビュー戦でありながら、初代王者決定戦という破格の扱いを受けたことについては「いきなりこういった試合を組んでもらって光栄に思います」と話す一方、「是非ベルトをもらって帰ってきたいと思います」とタイトル奪取に意欲を見せる近藤。対戦相手のプラングリーは過去にUFCでも4戦しているファイターで、bodogでの試合を含めて現在3連勝中。近藤も「かなり実績のある選手で、手ごわい相手だと思います」と警戒心を示した。
会見に出席したbodogディレクター兼マッチメイカーのミギュエル・イトゥラーテ氏はこの一戦について「bodogでは今ミドル級が一番層が厚い階級です。トレバーは3連勝中で、日本のファンにも好まれるスタイルの持ち主です。そして近藤はこの階級で世界トップの一人。bodogは世界に向けて大きなことをしたいと思っているので、世界のトップを決めるのに、近藤とトレバーは相応しいと思います」とコメント。
さらに「個人的には」と前置きした上で「近藤はこれまでUFCや他団体でも試合をしていますが、私は適正体重ではなかったと思います。しかしbodogのミドル級は近藤選手にとって適正体重ではないでしょうか」と、bodogミドル級における近藤の可能性を高く評価した。
約7カ月ぶりの試合ということで、日本のファンも近藤に多くの期待を寄せているのだが近藤本人は「試合を楽しみにしてもらえれば分かると思います。今回はすべてを秘密にしようかなと思っているんです。まあ大した意味はないんですけど(笑)」と、bodog同様に今回は秘密主義で試合に臨むようだ。
BEG(ボードッグ・エンターテイメント・グループ)
「bodogFIGHTニュージャージー大会」
2007年7月14日(土)アメリカ・ニュージャージー
<決定対戦カード>
▼bodog初代ミドル級王者決定戦 5分5R
近藤有己(日本/パンクラスism/パンクラス ライトヘビー級王者)
VS
トレバー・プラングリー(南アフリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
▼ヘビー級 5分3R
高橋義生(日本/パンクラス)
VS
ジョシュ“バッファローヘッド”カラン(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
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