12月26日(水)東京・世田谷太子堂のシルバーウルフジムで、K-1
WORLD MAX 2007世界一決定トーナメント準優勝の魔裟斗(日本/シルバーウルフ)が公開練習を行った。魔裟斗は大晦日に京セラ大阪ドームで開催される『Fields K-1 PREMIUM
2007 Dynamite!!』にて、プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンのチェ・ヨンス(韓国/KAHN
GYM)と対戦する。
「調子はバッチリですよ。とにかく今の俺は強い」開口一番、魔裟斗は自信満々に言い切った。今年のK-1
WORLD MAX 2007世界一決定トーナメントで“絶対王者”ブアカーオ・ポー.プラムックからダウンを奪っての完勝、キシェンコもKOして決勝へ進出し、満身創痍の状態でアンディ・サワーと2Rを闘い、惜しくも敗れたが“魔裟斗強し”をファンに印象付けた。今の魔裟斗が何を言おうが、ビッグマウスという言葉は当てはまらない。
今回の対戦相手は元プロボクシング世界王者ということで、「いつもよりちょっと多くボクサーとスパーリングをした」という。ますますパンチに磨きをかけた魔裟斗は、この元世界チャンピオンとパンチで打ち合ってみたい、とも。
「試したいことは試したいですね。ボクシングの世界チャンピオンとボクシングだけでどれくらい出来るのかなって。パンチで倒したら気持ちいいじゃないですか(笑)。いまそこで悩んでるんですよ。最近、自然とスパーリングで打ち合うんです。だから自然と打ち合う可能性はある。パンチで行く可能性もあります」
実は魔裟斗、今年になってスタイルが変わってきているという。「前はスパーをやっててもパンチはガードしているのが多かったんですけど、今は“よっしゃ!”と喜んで打ち合っているんです。ボクサーとパンチで打ち合っても負けてない。打ち合うことが多くなっている。今回のスパーでも(アマチュアの)ボクサーをけっこう倒しましたよ。全体的にパンチ力が付いてますね」
しかも、ボクサーとのスパーは14オンスのグローブでヘッドギアを着用してのスパーで倒しているという。「いまパンチに自信持っていますから」
チェ・ヨンスとは本来、昨年の『Dynamite!!』で対戦が決定しており、チェの怪我により流れた経緯がある。そのため「ビデオは去年から見てますからね(笑)」と対策も万全のようだ。チェがK-1転向後の試合も見ているようで「昔よりパンチが大振りになった。荒くなりましたね。K-1用のパンチなんでしょうが、一発一発思い切り打っている。今の方がやりやすい? いや、俺はどっちでも構わない」と評する。
かと言ってチェを甘く見ているわけではない。「あれだけ思い切り打てば、当たれば倒されますからね。用心はしています。2か3Rに終わらせるけど、ナメちゃいないですよ。相手も死に物狂いで来るだろうから、足元を掬われちゃいけない。だから俺も必死こいて練習してきました」
大晦日という特別な舞台であることも意識している。「やっぱりいろんな選手が大晦日には出るじゃないですか。俺は内容で魅せる試合をする。内容で勝負ですよ。出るだけでワクワクする選手もいるけれど…ボビーVSサップとか。俺は一番その試合を楽しみにしてるんだけど(笑)。俺はそういうのと違って内容で勝負する。俺の試合は早く終わらせて、楽しみながらその試合を見てみたいってのが本音です」と、他の試合との差を見せつけることを考えている。
「ボビーVSサップみたいな試合があってもいいけど、俺みたいなのがいないといけない。俺は俺の役割を果たす。試合の内容で魅せる、とにかく強さを見せるっていうね。一番お客さんが見たいのは打ち合い、それで俺が倒して勝つのが最高の試合」と言う魔裟斗は、「俺は来年、全部そういう試合をする。前へ出て打ち合う」と“激闘派”宣言した。
「10月から打ち合うようになってきましたね。元々はバチバチやってたけど、チャンピオンになってからはそういう試合をしてなかった。ファンがまた見たいと思う試合をやらないとダメ。また魔裟斗の試合を見たいって、思わせないと」と魔裟斗は“プロ論”を語る。
最近、アメリカのプロボクシングの試合中継ばかり見ているとのことで、考え方に大きな影響を受けた。「それを見て“スゲェな”としか思わない。メイウェザーとか打ち合うじゃないですか。だからあれだけ盛り上がるし、金が取れる。彼は俺より年上でしょ? だから俺もまだまだ伸びるなって思う。俺もあんな風に、お客さんがいっぱいいて盛り上がる試合をしたい。そこに凄く影響を受けている」という。
同じ大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『やれんのか!大晦日!2007
supported by M-1 GLOBAL』については、「カルバンが見たかったけど、出れなくなってしまった」と言い、「来年はそこら辺の選手と俺がやってもいい」と『やれんのか!』の選手との対戦もぶち上げたが、「総合はやらないけど(笑)」と付け加えた。
チェ戦は「2か3Rで終わらせる」と、最後にはKO宣言も飛び出している。
TBS/FEG/MBS
「Fields K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!」
2007年12月31日(月)大阪・京セラ大阪ドーム
開場13:00(予定) 開始15:00(予定)
<決定対戦カード>
▼HERO’ルール 1R10分 2R5分 延長5分 85kg契約
船木誠勝(ARMS)
VS
桜庭和志(チーム桜畑)
▼K-1ルール 70kg契約 3分3R延長2R
魔裟斗(シルバーウルフ)
VS
チェ・ヨンス(韓国/KAHN GYM)
▼HERO’Sルール 5分3R
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE/HERO’S2005ミドル級王者)
VS
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジジュニア柔術/ADCC2007優勝)
▼HERO’Sルール 5分3R
ボブ・サップ(アメリカ/チームビースト)
VS
ボビー・オロゴン(ナイジェリア/チーム・オロゴン)
▼HERO’Sルール 1R10分 2R5分 延長5分 85kg契約
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
VS
西島洋介(高田道場)
▼HERO’Sルール 5分3R
ミノワマン(フリー)
VS
ズール(ブラジル/ルタ・リブレ)
▼HERO’Sルール 5分3R 70kg契約
宮田和幸(フリー)
VS
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
▼HERO’Sルール 5分3R
田村潔司(U-FILE CAMP)
VS
所英男(チームゼスト)
▼K-1ルール 3分3R延長2R
武蔵(正道会館)
VS
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
▼K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント1回戦
HIROYA(フリー/第5回世界キックボクシング選手権アジア大会54Kg級優勝/15歳)
VS
才賀紀左衛門(=さいが・きざえもん/大誠塾/18歳)
▼K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント1回戦
久保賢司(立川キックボクシングアカデミー/NJKFフライ級王者、WPMO世界同級王者/18歳)
VS
雄大(=ゆうだい/治政館/16歳)
▼K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント決勝戦
HIROYA×才賀の勝者
VS
久保×雄大の勝者
▼K-1甲子園 リザーブファイト
村越凌(湘南格闘クラブ/15歳)
VS
藤本新(大月道場/17歳)
<チケット料金>
SRS席32,000円 RS席22,000円 SS席18,000円 S席12,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://k-1.co.jp
HERO’Sオフィシャルサイト http://hero-s.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
i-mode HERO’Sオフィシャルサイト
Yahoo!ケータイHERO’Sオフィシャルサイト
EZ web HERO’Sオフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ 0570-02-9505(特電)
ローソンチケット 0570-084-653(特電)
CNプレイガイド 0570-08-9944(特電)
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
(株)FEG=03-3796-5060
|