5月7日(水)東京・大森にあるゴールドジムサウス東京アネックスにて、中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)が公開練習を行った。中尾は18日(日)東京・有明コロシアムで開催されるワールドビクトリーロード(以下WVR)主催『戦極〜第二陣〜』でBIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド)と対戦する。
トレーナーでもある高阪剛と共に練習場所に現れた中尾。ここでトレーニングパートナーとして紹介されたのは何とBIG・ジム・ヨークのお面をかぶった4人のヨーク軍団!
中尾はこのヨーク軍団を順番に並べると、高阪の合図を受けて先頭のニセ・ヨークのボディに強烈なバックキックを一発。するとヨーク軍団はドミノ倒しのように次々とマットに倒れていった。
「本当はもう一人ヨーク軍団がいるはずだったんですけど、色んなことがあって次回に持ち越しになりました。お面だけじゃなくて、ヨークの飲み物も用意しようと思ったんですが、今日はこの形で終わらせたいかなと。みんなでヨークを飲んで練習しているし、試合でもヨークを飲み干しますよ!」と語った中尾。
公開練習で見せたバックキックについても中尾は「もともと一年前のドラゴ戦で片鱗は見せたんですけど、あれからバージョンアップさせました。更なる回転廻し蹴りです。当たったらKO? もちろん!」と、かなり自信を持っているようだ。
この日はほとんど動きらしい動きは見せなかったが、「高阪さんとのトレーニングはまさに虎の穴。極秘的な練習を続けています。
TEAM TACKERのメンバーと一緒に怪我するギリギリのところまで練習していますよ。メンバーがみんな体重が5kgくらい減ってしまって、僕も練習が終われば102.5kgくらいまで落ちますね」と、高阪トレーナーの下でハードなトレーニングを積んでいることを明かした。
対戦相手のヨークについては「強い相手だと思いますが、僕はあえて向こうの形に入っていきますよ。それが高阪さんから宿題だと言われたことです。
ヨークの得意な形はボクシングだと思うので、打撃の形に入って、そこから自分のスピードを活かしたタックル。その他、細かい部分を見てもらいたい」と、あえて相手の土俵で戦ってもいいと余裕を見せた中尾。
ヨーク戦の先に見据えるのは兼ねてから対戦を熱望している藤田和之(藤田事務所)だ。中尾はこの日も藤田戦への熱い思いを語る。
「ヨーク戦は完全KOしか狙っていないし、ヨークをKOして藤田選手への対戦を要求します。基本的に僕は試合間隔を詰めて戦うのは好きではないんですが、もし藤田選手と戦えるのであれば6・8と連戦でもいいし、ヨーク戦の次の日でも構いません。(年内にはベルト新設の話もありますが)自分ほど美しくて、ベルトが似合う選手は他にいないと思いますが(笑)、まずは藤田選手を追いかけたい。
今はまだ僕が藤田選手とやりたいと言ってもすぐに実現はしないし、自分だけ吠えていてもどうしようもない。
藤田選手が僕とやらざるをえない状況を作りたいですよね、周りのファンや関係者が中尾VS藤田を見たいと。このまま勝ち続けていけば、藤田選手とはいつか戦うことになると思うし、それまで見守っていてください。僕は藤田選手とやるために一年間我慢してきましたからね」
さらに藤田以外に戦いたい相手として“60億分の1の男”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の名前を挙げた中尾。戦極初参戦でヨークを倒し、夢のマッチメークを実現することが出来るか?
●高阪剛のコメント
「3月頃から練習を見るようになりました。基本的に僕と練習する時には1日2時間、スパーリングがメインでそこに補強を足して全体的に練習を見ていますね。もともと中尾は総合格闘技をやる上でのいい素材を持っていて、僕はそれを後ろから押してあげることしかしてません。今まで自分が持っているものを出すことが出来なかったので、そこに電気を入れるというか、持っているものに肉付けする感じです。
具体的に言えば、動きの中でポイントを押さえて相手の動きを潰す技ですね。相手が何かやろうとする前に、それを潰して何もさせない。もしかしたら次の試合ではあっさり勝ってしまって、ヨーク選手が大したことないと思われるかもしれないですけど、今の中尾はそういう戦い方をやっていると思います。
自分の経験上、試合で100%を出し切ることは出来ない。そこで自分の何%を出せるかなんですね。今の中尾だったら30%出すことが出来れば、次の試合には勝てると思います。それだけの練習をやってきているし、僕自身も楽しみですね。練習でやってきたことを出せれば、今までの日本人の総合格闘家にはない動き、『こういうやり方があるんだ』と、見ている人の目から鱗が出るような試合になると思いますよ」
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第二陣〜」
2008年5月18日(日)東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ヘビー級
“KING OF 戦極”
ジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)
VS
“極めの博士号”
ジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼セミファイナル ※契約体重調整中
“不動心”
近藤有己(日本/パンクラスism)
VS
“グレイシー最強の遺伝子”
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
▼第6試合 ライトヘビー級
“smile 亮くん”
川村 亮(日本/パンクラスism)
VS
“復活モンスター”
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス)
▼第5試合 ヘビー級
“セクシャルビーストNO.1”
中尾“KISS”芳広(日本/TEAM TACKLER)
VS
“マオリの1000万パワー”
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)
▼第4試合 ウェルター級
“GRABAKAの裏番長”
佐々木有生(日本/GRABAKA)
VS
“Goldenヒザボンバー”
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
▼第3試合 ライト級
“金網の申し子”
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
VS
“韓国の火の玉ボーイ”
イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)
▼第2試合 ウェルター級
“鉄人継承”
マイク・パイル(アメリカ/エクストリーム・クートゥア・ジム)
VS
“恐怖!人間ユンボ”
ダン・ホールバックル(アメリカ/McVicker’s Martial Arts Academy)
▼第1試合 ライト級
“イズムの継承者”
北岡 悟(日本/パンクラスism)
VS
“リアル・クラッシャー”
イアン・シャファー(オーストラリア/チーム・シャファー)
<チケット料金>
VIP席50,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席25,000円
戦極シート(S席)15,000円(特典付)
S席15,000円 A席 7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット一般発売所>
イープラス http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード811-831)
チケットぴあ http://eplus.jp/sengoku/
ファミリーマート
サークルK・サンクス
ローソンチケット ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33717)
全国ローソン店頭Loppi http://l-tike.com/
CNプレイガイド=0570-08-9999(10:00〜18:00) http://www.cnplayguide.com/
ampm
セーブオン
CNステーション
<問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03-3369-2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<出場予定選手>
藤田和之(藤田事務所)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
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