2月1日(日)神奈川・バディ長津田にて、ワールドビクトリーロード(以下WVR)『戦極育成選手トライアウト』が行われた。
戦極初となるトライアウトには、北は北海道から南は沖縄、そして海外では台湾からも将来格闘家を目指す121名の応募があり、この日には約70名が第1次審査に臨んだ。
参加者の中には、前田日明プロデュースによる総合格闘技イベント『THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)』出場者の“ガチンコファイトクラブサバイバル戦士”權代裕典(旗揚げ戦、第弐戦に出場)や“国宝級山梨の殺戮グラディエーター”小川丈二(第参戦、第4戦に出場)といった不良や学生プロレス経験者の姿も。
審査員には、戦極と提携している吉田道場から小見川道大と中村和裕、GRABAKAから佐々木有生と福田力、パンクラスから北岡悟と川村亮、シューティングジム東京からリオン武と不死身夜天慶、和術慧舟會からは久保豊喜代表が出席する中、第1次審査(走力、背筋力、反復横跳び、握力測定)がスタート。それが終わると、腕立て100回やV字腹筋といった厳しい体力測定が行われ、脱落者が続出。
約1時間に及ぶ審査を突破し、第2次審査に進んだのは27名となった。次のステップでは、川村、中村のほかに戦極育成選手のマキシモ・ブランコ(ベネズエラ)がミットを持ち、参加者のパンチを直接受ける場面も。自己PRタイムを経て、合格者発表となった。
厳重な審査の結果、各ジムが3名を選出(和術慧舟會のみ2名)し、計14名が合格。
→自己PRタイムではフライパン曲げをアピールする参加者もいたが、あまりの柔らかさ?に中村も失笑
「明日受験を控えているけど、どうしてもトライアウトを受けたかった」という18歳で高校3年生の久保田祥平は吉田道場入りを決め、「前回アウトサイダーで負けてたのが悔しく、ちゃんとした環境を作りたかった」小川はGRABAKA入りとなった。
柔道やレスリング経験者はいるものの、総合格闘技の経験は皆無の等しい合格者ばかり。
→アウトサイダーで2戦1勝1敗の小川丈二はGRABAKA入り
國保尊弘代表は「技術よりも身体能力、やる気を見ました。プロデビューまで早くても1年はかかると思いますが、日々精進する気持ちや、世界に挑む気持ちでこれから頑張ってもらいたいと思います」と合格者にエールを送っている。
なお、今後については、今回のトライアウト合格者を一期生とし、年に3〜4回トライアウトを行っていく予定。合格者の様子は「戦極G!」(テレビ東京系列)やオフィシャルサイトで成長を追っていくという。
→吉田道場入りを決めた高校3年生の久保田祥平
これから合格者は、本格的に格闘技に打ち込む環境の提供(ジムへの入会、月謝の免除、ジムの練習と就業が両立可能な企業の紹介、地方からの上京者には住宅の敷金・礼金を用意)を受け、本格的に未来のトップファイターを目指すことになる。合格者は以下の通り。
<第1回戦極育成選手トライアウト合格者>
→普段パーソナルトレーナーをやっている大井哲也はシューティングジム東京入り
●GRABAKA
第一指名:小川丈二(山梨県、23歳、185cm、85kg、陸上競技8年)
第二指名:笹川順平(神奈川県、22歳、179cm、75kg、柔道15年)
第三指名:中山春喜(千葉県、24歳、176cm、60kg、野球6年・陸上競技3年・ボクシング3年)
●シューティングジム東京
第一指名:鈴木隼人(神奈川県、22歳、163cm、61kg、レスリング7年)
第二指名:佐藤祐平(東京都、21歳、171cm、72kg、野球&水泳10年)
第三指名:大井哲也(神奈川県、28歳、173cm、68kg 、柔道・陸上競技・サッカー・ライフセービング3年)
●パンクラス
第一指名:石川良如(東京都、22歳、173cm、68kg、柔道12年・柔術3年)
第二指名:増田漸(鹿児島県、22歳、179cm、80kg、柔道8年)
第三指名:菅原成将(神奈川県、19歳、168cm、80kg、野球8年)
●吉田道場
第一指名:久保田祥平(千葉県、18歳、173cm、63kg、空手)
第二指名:齋藤拓也(千葉県、23歳、176cm、67kg、フットボール)
第三指名:相京龍太(東京都、20歳、181cm、70kg、空手13年)
●和術慧舟會
第一指名:小西淳伸(東京都、22歳、165cm、65kg、レスリング3年、和術1年)
第二指名:酒井陵(千葉県、21歳、181cm、93kg、サッカー・柔道・キックボクシング)
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第七陣〜」
2009年3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ
川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
キング・モー(アメリカ/Kingdom of Mayhem)
<出場決定選手>
▼戦極フェザー級GP
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・世界TKOフェザー級王者)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代キング・オブ・パンクラシスト)
ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)
クリス・マニュエル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA)
<チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き)
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
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