4月21日(火)マリンメッセ福岡にて開催されたFEG『K-1 WORLD MAX 2009 World
Championship Tournament FINAL16』の翌日、22日(水)福岡市内で一夜明け会見が行われ、会見後に谷川貞治K-1イベントプロデューサー(以下、EP)とオランダの格闘技イベント「IT’S
SHOWTIME(イッツ・ショータイム)」のサイモン・ルッツ氏が囲み取材に応じ、今後のK-1とIT’S
SHOWTIMEの交流強化を発表した。
これまでK-1と共催という形でオランダでイベントを開催してきたIT’S
SHOWTIME。今年からはK-1から独立し、独自のイベントとして大会を開催。
約2万人を収容するアムステルダムアリーナという大会場で大会を行い、バダ・ハリVSセーム・シュルトのビッグマッチを始め、K-1MAX FINAL8に勝ち残ったアンディ・サワー、ドラゴ、ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン、ジョルジオ・ペトロシアンの出場が決定するなど、日本のファンにも注目の大会となっている。
谷川EPはまず「今回はIT’S SHOWTIMEが独自にイベントを開くことになりましたが、K-1がオランダで大会を開くこともありますし、今後も一緒に協力していきたいなと思っています」と挨拶。
ルッツ氏も「K-1とIT’S
SHOWTIMEは一緒に成長してきました。今回は共催という形ではないですが、これからも協力してやっていくことが大事だと思います。日本とオランダでビッグイベントを開催しているK-1とIT’S
SHOWTIME。今後も互いに協力し、盛り上がっていければいいなと思っています」と改めてK-1とIT’S
SHOWTIMEが協力体制にあることをアピールした。
さらに今後は「佐藤嘉洋選手や城戸康裕選手をIT’S SHOWTIMEで使ってもらいたい。日本でもR.I.S.E.さんや全日本キックさんで日本人の育成をやっているのですが、日本人同士での対戦だと、どうしても世界と差が開いていってしまう。小さなイベントでもいいので海外での試合経験や外国人選手との試合をたくさんやった方がいいと思います」と、IT’S
SHOWTIMEに日本人選手を出すプランも考えているという谷川EP。
この谷川EPのプランにはルッツ氏も「私たちもそういった考えを持っています。IT’S
SHOWTIMEでは1年を通じて毎月のように大会を開催していますし、その中で日本人選手を出していくのもいいでしょう。日本人にとってヨーロッパで試合をすることはいい経験になる。実際に日本で活躍しているオランダ人ファイターはIT’S
SHOWTIMEでたくさん経験を積んだ選手が多いですからね。
日本にも70kgで才能がある選手はたくさんいるのですが、魔裟斗ほど経験を積んだ選手がいない。これから3、4年かけて、日本の選手にもヨーロッパで経験を積んでもらい、日本人選手が世界レベルに成長する手助けをしたいと思いますね」と交流強化に前向きな姿勢を見せている。
これまでは海外の強豪が日本にやってくるというパターンがほとんどだったが、この交流強化により、日本人がヨーロッパ(世界)の舞台に打って出ることも可能になる。K-1、K-1MAXを含めて、この交流強化が日本人の底上げにつながることを期待したい。
なお、「長島選手とか使ってもらえませんか?」とルッツ氏に長島☆自演乙☆雄一郎をアピールした谷川EPだったが、ルッツ氏は「日本とオランダの文化の違いだと思いますが、彼のようにコスプレをしたり、パフォーマンスであれ、試合前に相手に何かを言うような選手は好まれないと思いますよ」とダメ出しされていた。
FEG
「K-1甲子園2009」
「地区代表決定戦」
4月〜6月 全国6〜7地区で地区代表決定戦
「K-1甲子園2009 FINAL16」
8月10日(月)か11日(火)に国立代々木競技場第二体育館
「K-1甲子園2009 FINAL8」
10月
「K-1甲子園2009 FINAL」
12月31日(木)
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