11月28日(土)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『ROAD TO REAL KING 14』のダブルメインイベントで対戦する健太(E.S.G.)と大野崇(Unite-K)のインタビューが届いた。詳細は以下の通り。
●健太「テーマはサウスポー。まずは勝つこと!」
──カード変更などいろいろありましたが、気持ちの面ではどうでしょう?
「最初、長島戦は9月という話もあったんですが、結局11月に決まった時点で何となく『こうなるんじゃないかなあ』と予想していたので、動揺は特にありません」
──では、試合を行うにあたってのモチベーションはいかがですか?
「やっぱり長島選手を倒したかったというのは大きいですけど、僕も9月のTATSUJI戦で負けてしまったんで、相手うんぬんではなく勝っていこうという姿勢です。とりあえずまた一からじゃないですけど、コツコツ勝っていこうと思います」
──というところで、今回新たに決まった相手もK-1 MAXに何度も出場経験のある大野崇選手です。山内裕太郎戦、TATSUJI戦と『MAXファイター・シリーズ』とも言えると思いますが、そのあたりは?
「今回はMAXうんぬんは意識していません。とにかく勝ちにいくことがテーマですね」
──大野選手の印象は?
「最近はよく分からないですけど、昔はよく見てました。もう、サウスポーという一点に尽きますね。今までサウスポーとは3戦して2敗1分(日菜太とガンスワン・BeWellに負け、イソラサック・シッセックサンと引き分け)で勝ってないんで。ヤバイです」
──そこが今回のテーマですか。
「そうですね。この試合のテーマは『サウスポー』です。勝って、苦手意識を払拭したいですね」
──大野選手の攻撃面については?
「打点の高いハイキックぐらいで、あとはそんなに怖いものはないと思ってます。サウスポーといっても、タイ人のサウスポーほど技術がすごいわけでもないだろうと思うし。気をつけるのはサウスポーに捕らわれないことというか、相手がサウスポーだからといって必要以上に大きくしないことですね。あとは大丈夫だと思います」
──練習もサウスポー対策中心で?
「左構えの選手があまり周りにいないので、サウスポーの選手がやられてる試合のビデオをたくさん見て、イメージトレーニングをするようにしています。でも、それも少ないので、ジョルジオ・ペトロシアンの試合を鏡で見てますよ」
──すごいトレーニングですね。今回はどんな勝ち方を?
「プロとして最高の勝ち方は『倒して勝つ』なんですけど、とりあえずまだ『勝つ』だけの段階というか。いい試合に越したことはないんですけど、まずは勝ち続けてナンボです」
●大野 崇「大人の闘いで翻弄します」
──今回、オファーが来た時にはどう思われました?
「また急な話だなと(笑)。まあ、長島選手がKO負けした時点で、次の試合は無理だろうなと思ってたんですよ。誰がやるんだろうなあと思ってたら連絡が来たんで『えっ!』と。『何で俺が?』と思いましたね」
──健太選手の印象は?
「印象は……黒い。それと、ブーメランパンツ(笑)。技術的なことでいうと、正統派でわりと何でもできる選手だなと思いますね。パンチもキックも首相撲も、ひと通りできる」
──闘うにあたってはやりやすい? やりづらい?
「やりやすいんじゃないですかね。飛び道具とか変なことやってくるわけでもないし。本当にきちんとしたというか、オーソドックスな試合になるんじゃないかと思いますね」
──その中で警戒する点というと?
「右のパンチがちょっと強いかなと。TATSUJIも何回か、ちょっとグラッとしたのがありましたからね」
──逆にこう攻めたいというのは?
「多分、サウスポーが苦手だと思うので、サウスポーの利点を生かして攻めたいなとは思いますね」
──キャリアでも年齢でもだいぶ差のある闘いになりますね。
「向こうは若いので勢いとかスタミナとかあると思うんですけど、こっちは大人の力でのらりくらりといこうかなと(笑)」
──勝ち方に関しては?
「一番いいのはやっぱりKOなんですけど、ラッキーパンチ的なKOじゃなくて、積み上げていった結果としてのKOみたいなものをしたいなと。KOしてなかったら負けてたっていうんじゃなくて、KOできなくても判定でも勝ってたっていう感じで。バクチ的なのではなく、戦略的な勝ち方ですね」
──若い健太選手を翻弄したいということになりますか?
「そうですね。こっちも痛い思いはしたくないんで(笑)」
──NJKFのお客さんに何を見てほしいですか?
「特に何をってことはないですけど、野次るなり何なりして、楽しんで見てもらえればいいと思います。KOを狙ってガツガツいきたいと思いますので楽しんでください」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「ROAD TO REAL KING 14」
2009年11月28日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<全対戦カード>
▼ダブルメインイベント(第11試合)60kg契約 3分5R
赤十字 竜(キング/NJKFスーパーフェザー級王者)
VS
木村天鮮(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
▼ダブルメインイベント(第10試合)スーパーウェルター級 3分3R ※ヒジなしルール
健太(E.S.G/NJKFウェルター級王者)
VS
大野 崇(UNIT-K/ISKAオリエンタル世界ミドル級王者)
▼セミファイナル(第9試合) 54kg契約 3分5R
デェダムロン・KBA(タイ/元ルンピニーミニフライ級&ライトフライ級王者)
VS
幸二郎(OGUNI/NJKFバンタム級2位)
▼第8試合 59kg契約 3分5R
岩井伸洋(OGUNI/NJKFフェザー級2位)
VS
清川祐弥(新宿レフティ/J-NETWORKフェザー級2位)
▼第7試合 72kg契約 3分5R
太陽照明(インスパイヤード・モーション/NJKFスーパーウェルター級2位)
VS
廣虎(ワイルドシーサー沖縄/MA日本キックボクシング連盟)
▼第6試合 62kg契約 3分5R
一輝(OGUNI/NJKFライト級3位)
VS
梶田義人(武勇会/MA日本ライト級3位)
▼第5試合 ヘビー級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
篤志(ブリザード/NJKFヘビー級3位)
VS
高山博光(DANGER/MA日本ヘビー級6位)
▼第4試合 ウェルター級 3分5R
大和侑也(大和/同級5位)
VS
高橋誠治(町田金子/同級8位)
▼第3試合 56kg契約 3分5R
新人(E.S.G/NJKFスーパーバンタム級5位)
VS
梅野源治(PHOENIX)
▼第2試合 ライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮越慶二郎(拳粋会/同級11位)
VS
浅瀬石真司(町田金子/同級12位)
▼第1試合 ライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
健司(インスパイヤード・モーション/同級13位)
VS
竜宜(誠至会/同級14位)
<チケット料金>
特別リングサイド席12,000円 RS席10,000円
指定S席7,000円 指定A席5,000円 指定B席4,000円 指定C席3,000円
※いずれも当日券は1,000円増し
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410(月〜金・13:00〜19:00)
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
NJKF/センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen 10」
2009年12月23日(水・祝)東京・新宿FACE
開場15:00 開始15:30
※アマチュア大会も開催
<決定対戦カード>
▼メインイベント
K・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ラジャダムナン・フェザー級10位)
VS
ペッマニー・K−River(タイ/K-RIVER/元ルンピニー&プロムエタイ協会バンタム級王者)
▼第14試合
デェパノム・ポーシリポン(タイ/ポーシリポン/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級&元プロムエタイ協会同級&元オムノーイスタジアム認定スーパーフライ級王者)
VS
心・センチャイジム(センチャイムエタイ/WBCムエタイルール日本フェザー級王者/NJKF同級3位)
▼第13試合 スーパーライト級
獅・センチャイジム(センチャイムエタイ/同級2位)
VS
須釜和成(拳粋会/同級5位)
<チケット料金>
VIP席12,000円 SRS席10,000円 RS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 立ち見3,000円
※当日券は500円増し
<お問い合わせ>
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
ニュージャパンキックボクシング連盟/ブリザードジム
「ブリザードアマチュア大会 HATURATU 10」
2009年12月6日(日)東京・大森ゴールドジムサウス東京ANNEX
開始10:00(予定)
<大会内容>
アマチュア大会のみを開催
<問い合わせ>
ブリザードジム=TEL:03-5394-5722
WCKプロダクション
「キングス・バースデー・セレブレーション」
2009年12月5日(土)アメリカ・ネバダ州ラスベガス
<決定対戦カード> ▼WBCインターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチ
ロミー・アダンザ(アメリカ/同級王者)
VS
国崇(拳之会/NJKFフェザー級&WBCムエタイルール日本スーパーバンタム級王者)
●NJKF2009年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
11月28日(土) 東京・後楽園ホール
12月6日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B=アマチュア大会)
12月23日(日) 東京・新宿FACE(S)
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