3月25日(木)都内ホテルにて、3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament」の個別インタビューが行われた。スーパーファイトで対戦する小宮山工介(北斗会館)と村浜TAKE HERO(大阪ファイティングファクトリー)のインタビューは以下の通り。
■小宮山工介「これから始まる戦国時代で生き残りたい」
ーーコンディション・体調を含めていかがでしたか?
「すごい体調はばっちりで、コンディションも全てがいい感じです」
ーー練習は普通に続けてきましたか?
「いつも通りにやってきました」
ーー対戦相手の村浜選手についてはいかがでしょう?
「今回は倒せる技を100通り以上用意して、それに磨きをかけてきたので、あとは試合の流れで何パターンか出ればいいかなと。最終的に倒せればいいかなと思います」
ーーそんなに倒す技があるんですか?
「数えれば100通り以上あるんですけど、きっと自分が使い慣れている技やその場面に合った技が出ると思います。僕自身はそこまで覚えてはいなくて、身体が技を覚えているんで、それが出ると思います」
ーー今回は63kgですが体重はどうでしょう?
「いつも自分が試合をしている体重より3kgくらい重いので、調整は問題ないです。パワーもついたし、動きに切れもあるし、力が漲っています。ちょっと食事の調整をしていますけど、計量が終われば、また更にいい状態になると思います」
ーー今回も兄弟と練習してきましたか?
「はい。兄と弟のサポートはすごく大きくて、そのおかげもあっていいコンディションで戦えるんじゃないかなと思います」
ーー例えばお兄さんが対戦相手の真似をしたりするんですか?
「うちの兄貴はそういうコピーが上手なので、真似をしてもらって対策を練りました」
ーー小宮山選手にとって今回の試合はどんな位置づけですか?
「僕にとって大きな試合だと思っているんで、これが始まりというかスタートの試合です。全てを出し切りたいと思います」
ーーどんな試合をしたいですか?
「僕は武術を取り入れたスタイルなので、新しいK-1を見れるんじゃないかなと思います。これでK-1に新しい風が起こせればなと思います」
ーー何か派手な技を用意しているということですか?
「それもあるし、地味な技もあります。間合いやタイミング。そういったところで大技も出せたらいいんじゃないかなと思います」
ーー小宮山選手は63kgの魅力は何だと思いますか?
「スター選手が多いんじゃないかなと思います。70kgもそうですけど層が厚くて、70kgとはまた違った個性のある選手がいる。またスピードや技など、70kg以上のものがあると思います」
ーーその中で自分が一番になる自信はありますか?
「やるからには二番は嫌なんで、一番がいいです。一番になりたいです」
ーー谷川さんは63kgのエースとして小宮山選手に期待をしていますが。
「すごくうれしいです。谷川さんの期待に応えられるような試合をしたいと思います」
ーー目標や将来のビジョンはありますか?
「特にビジョンや野望はなくて今は“無”ですね。これからそれが形になっていくんじゃないかなと思います」
ーー何かを作り上げていく喜びですか?
「それもありますけど格闘技はどうなるか分からない。それが魅力だと思いますし、僕は生き残りたい。これから始まる戦国時代、合戦で生き残りたいと思います。僕自身、試合は戦(いくさ)の覚悟でやっているんですね。そうやって命をかけて闘うのであれば勝ち残りたいし、生き残りたいです」
■村浜TAKE HERO「倒されたらしゃあないという気持ちでやっています」
ーー久しぶりのK-1MAX復活ですが今の心境は?
「適正体重なんで前よりも楽ですね。前はプロレスもやってデブっていて、何をしていてもしんどかったんです。でも今日はさっき体重を量って64kgだったんで、あとは飲まず食わずで大丈夫です」
ーー以前、MAXに出ていた頃は減量もあったんですか?
「プロレスをやるために72、73kgはあって、それから落として67kgくらいでやってました」
ーー今回の試合に向けての練習はいかがですか?
「いい感じです。正道会館で練習させてもらっているんですけど、あそこの以上の環境はないです」
ーー小宮山選手の試合映像は見ましたか?
「どういう選手か話は聞いていますが、特に映像は見ていないです。というか見てもしゃあないです。右と左がどんな感じか分かれば。そんな感じじゃないですか」
ーーもう研究はしないんですか?
「逆にそないに研究したら勝てるんかって話ですよ。例えばジャブを打った時にガードが落ちるのが分かっていても、それを試合で狙えるのかって話ですよ。そういうことに時間を使うなら、他に時間を使った方がいい。だからどんな感じか分かれば大丈夫です。どんな技が出てくるか気になる? もうそれはしゃあないです」
ーー小宮山選手は100通り以上の倒す技があると言っていました。
「そりゃあ負けるわ(笑)。僕は右のパンチを当てるしかないです。ストレート、フック、アッパーとか。避けて打って。だから僕も5、6パターンあるんですよ。でも5、6パターンと100通り以上じゃ負けるなあ」
ーーそれでも経験が違うじゃないですか。
「そういう問題じゃないんですよね。K-1で63kgは出来たばっかりで、それでしょっぱいことをしたら63kgというジャンルそのものがなくなるんです。K-1MAXの一回目はみんな倒しに行ったから、すごく盛り上がったじゃないですか。でももしここで63kgの選手が勝とうと勝とうという試合をしたら大会そのものがなくなる。例えばK-1の63kgと比べて、80kgの総合格闘技の方が面白かったら、そっちになっちゃうんです。だからK-1の63kgが面白くないと大会そのものが続かない。70kgだって魔裟斗がいなくなって、大会がしょっぱかったら(70kgは)なくなりますよ。ようはK-1もイベントなんです。それを理解しないで選手ばっかりで(試合を)やっていると、勝ちを目指す試合ばっかりになる。それじゃあダメなんです。格闘技だろうが、プロレスだろうが、漫才だろうが、演芸だろうが、お客さんには関係ない。面白いものを見たいわけじゃないですか。だからなおさら面白ものにしないと。それを理解してもらわないといけないですよね」
ーー初期のK-1MAXを支えてきたからこそ、そういう考えなのでしょうか?
「いや、これが商売の基本ですよ。旨くないラーメン屋は嫌でしょう。それと一緒で面白くない見世物は嫌でしょう。K-1は競技かもしれないですけど、K-1MAXはイベントなんです。極端な話、衣食住以外って要らないものじゃないですか。だからこそ面白い試合をしないといけないんですよ。K-1ルールって面白いんです。ガンガン行けるから。でも面白くない試合をするとジャンルがなくなる。だから倒されたらしゃあない。自分は常にそういう気持ちでやっています」
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜」
2010年3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
開場15:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) -70KG Japan Tournament決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
VS
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2006&2007日本トーナメント優勝)
▼第8試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
小宮山工介(北斗会館/2008年RISING ROOKIES CUP 60kg級優勝)
VS
村浜TAKE HERO(大阪ファイティングファクトリー/K-1 フェザー級GP 1997優勝)
▼第7試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
中島VSTATSUJIの勝者
VS
山本VS日菜太の勝者
▼第6試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
城戸VS龍二の勝者
VS
名城VS長島の勝者
▼第5試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
渡辺一久(フリー/プロボクシング第52代日本フェザー級王者)
VS
DJ.taiki(Team Nakano/2002年全日本アマチュアシュートボクシング中量級優勝)
▼第4試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009第3位)
VS
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family/初代RISE 70kg王者)
▼第3試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/Krush
70kgトーナメント2009優勝)
VS
TATSUJI(アイアンアックス/RISE DoA TOURNAMENT’05優勝)
▼第2試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
名城裕司(K NETWORK 国士会館)
VS
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2009ベスト16)
▼第1試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
龍二(リアルディール/第2代RISE-70kg級王者)
▼オープニングファイト第3試合 -70KG Japan Tournamentリザーブファイト 3分3R延長1R
小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)
VS
久保薗ルイス(ブラジル/チーム・ルイス/WMAFミドル級王者)
▼オープニングファイト第2試合 大渡博之引退試合 3分3R延長1R
大渡博之(正道会館)
VS
内村洋次郎(パンクラス/イングラム/初代ZSTウェルター級王者)
▼オープニングファイト第1試合 3分3R延長1R
松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg級トーナメント優勝)
VS
YUUKI(新空手・鷹虎)
<チケット料金>
SRS席23,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売>
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo! ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:33330)
CNプレイガイド 0570-08-9999
キョードー東京 03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS,CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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