4月27日(火)14時より、DREAMオフィシャルサイトにて「重大発表、緊急生中継」と題されたインターネットライブ中継による緊急会見が行われた。発表されたのは5月29日(土)さいたまスーパーアリーナで開催されるFEG『DREAM.14』がケージ(金網リング)で行われるということ。DREAMでのケージファイト開催は昨年10月25日に大阪城ホールで開催された『DREAM.12』以来、2度目となる。
最初に「きっかけとなったメッセージ」(笹原圭一DREAMイベントプロデューサー)として、現在アメリカのシアトルで練習中の桜井“マッハ”速人(マッハ道場)から1時間前に届いたという映像が流れた。
「やるだけですね。もちろん対戦相手(対戦するニック・ディアス)は凄く強い選手だと100人中100人が思うことですが、流れが日本最弱にまたなりそうですけれど、自分が彼に勝ってそれをせき止めたい。10年前に“日本最弱”というキャッチフレーズがあって、今もまさにその渦中だと思う。一生懸命にトレーニングして、自分を信じてトレーニングして、彼はケージのチャンピオンなので、僕もあえてケージのチャンピオンに挑戦します」(マッハ)
この映像を受けて笹原EPは「今回のニック戦を受けて、青木選手がストライクフォースで敗れた試合もひとつのきっかけになっていると思いますが、マッハ選手はケージのチャンピオンであるニック選手とケージで闘いたい、と。あえてそこで闘わせて欲しいとの直訴がありまして、DREAM.14はケージでの開催を行うことを決めました。今回はケージで行うと話したところ、他の選手からも快諾をもらい、急遽、ケージでの開催にします」と発表。
マッハの直訴と今回のケージでの開催は、4月17日(現地時間)アメリカ・テネシー州で行われたアメリカの総合格闘技イベント『ストライクフォース』にて、DREAMライト級チャンピオンの青木真也が初のケージファイトに挑戦するも、ギルバート・メレンデスに圧倒されてフルマーク(ジャッジ三者とも50−45)の判定負けを喫したことに起因していると思われる。
当初、DREAMのケージファイトは1年に1回の開催と発表されていたが、「聖地さいたまスーパーアリーナでのケージは初めてですし、所英男選手や宮田和幸選手など初めてケージに入る選手もいるので新鮮な風景が見られるのではないかと思います。我々はこれをひとつの問題提起と考えております。DREAMが今後ケージになるというわけではありませんが、日本のDREAMが今後どこへ向かっていくのかも含めて、DREAMがケージをやることでいろんな議論をしていただくきっかけになればと思います」と、ファンにケージファイトの是非を問うと笹原EP。
その後、ツイッターでファンからの質問を受け付け、主に次のような回答がなされた。
ーールールの変更はありますか?
「ケージをやることもルールもそうですし、正直な気持ちを申し上げるとこの先DREAMをどうしていくかを思い悩んでいるところです。ケージを果たしてやり続けることがいいのか、ルールを変えてしまうことがいいのか。いろんな意見をいただき議論をしていただき、DREAMが進むべき道を見出せればいいと思います。ルールに関しましては今はDREAM.12と同じと考えていますけれど、そこにヒジや踏み付けを入れた方がいいのかなどの、意見を聞かせてください」
ーー昨年のケージは耐久力に問題があると聞きましたが?
「さらに変えます。補強も含めてDREAM.12とは違う、バージョンアップしたケージにしようと思っています
ーーヒジは解禁しますか?
「ヒジがいいのか悪いのか……ヒジありは北米ルールに近いですが、それが本当にいいのかいろんな意見を聞かせていただければと思います」
ーーライトヘビー級GPはどうなりますか?
「現時点ではお答えのしようがないです。ファンにお届けしているダイレクトメールでは(ライトヘビー級GPの開催を)お伝えしていますが、ケージでやることを受けてどうするかは正式に決まっておりません。そちらもなるべく早いタイミングでお答えできればと思います」
ーー発表されているカードは日本人がらみばかりですが、外国人同士のカードはありますか?
「もちろんあります。この後、発表していきたいと思います」
ーー青木選手は今回の敗因をルールやケージと言われると腹が立つと言っていますが、首脳陣の敗因分析は違うのですか?
「僕は正直、敗因はわからないです。青木選手がこの後、いろんなところで発言をしていくと思うので、青木選手の意見を聞いていただければと思います」
ーーケージは定期的に行われるのでしょうか?
「これも皆さんにいろんなご意見をいただければと思います。年1回が規定路線にありますが、年1回でいいのか、リングよりもいいのかなどいろんな意見をいただければと思います」
ーー地上派に重点を置くのですか、それともPPVに重点を置くのですか?
「なかなか一言ではご説明できないご質問です。単純にふたつに割り切れる問題ではありませんが、今回のDREAM.14はDREAMが今後どのような方向へ向かっていくのか、考えるきっかけになるでしょう」
ーーヒジに関して歯切れが悪すぎる。
「それもひとつのご意見ですね。ヒジがいいか悪いかは簡単に決められることではないです。カット(切れて流血)しやすくなるので、地上派の放送が難しくなります。しかし、イベントとしては見所が広がるという考えも出来ます。僕らが気づいていない部分で皆さんからサディスチョンをいただきたいと思います」
ーー全カード発表はいつですか?
「笹原の発表はプラス1週間とか書かれますが、ゴールデンウィークに入る前に何カードか発表して、連休明けに全カード発表と考えております」
ーー他のプロモーションとのケージの違いを教えてください。
「まず他のケージと比べて圧倒的に広いです。ホワイトケージになっていまして、金網ではなくマトリックスという新しい素材を使って囲んでいます。選手からは闘いやすい、ファンからは思ったよりも見やすいとお褒めの言葉をいただいています」
ーー青木選手は出ますか?
「そうですね……メレンデス戦のダメージもあるので、本人とお話をしてから答えさせてください。けれど可能性はゼロではない」
ーーASTRAでの長南亮選手の敗戦をどう思いますか?
「ラッキーパンチだと思いますが、凄く残念です。勝負なので必ず勝ち負けがありますから、それはしょうがないです」
ーーK-1の選手がDREAMに出てくることがありませんね?
「それぞれ大会をぶつからないようにやっていますので、タイミングが合えば出てくる可能性はあります」
ーー桜庭選手の次戦はいつになりますか?
「5月か7月かどちらかかな、と思っています」
ーー今後ストライクフォースから誰が来ますか?
「どの選手も当然可能性があります。DREAMに興味を持っていただいているので。大みそかも含めて今後いろんな選手が出てくると思います」
FEG
「DREAM.14」
2010年5月29日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00(予定)
<決定対戦カード>
▼DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
VS
ニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術/ストライクフォース ウェルター級王者)
▼DREAMフェザー級ワンマッチ
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/初代DREAMライト級王者)
VS
高谷裕之(高谷軍団/DREAMフェザー級グランプリ2009準優勝)
▼DREAMフェザー級ワンマッチ
所 英男(チームZST)
VS
西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
▼DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸(Brave)
VS
大塚隆史(AACC/第3代DEEPフェザー級王者)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート、グッズ付き)100,000円
RRS席22,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席5,000円
<チケット発売日>
4月25日(日)10:00〜一斉発売
<チケット販売所>
DREAMwebサイト=http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト=iモード、Yahoo!ケータイ、EZweb
TBSオンラインチケット=http://www.tbs.co.jp/k-1/
イープラス=http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999<Pコード=594-790>
ローソンチケット=TEL:0570-084-003<Lコード=36544>
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
レッスル池袋店=TEL:03-3989-0056
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技=TEL:03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
公武堂=TEL:052-241-2511
バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223
新日本プロモーション=http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム=http://ringside.jp/
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL:03-5775-5065
DVD跳関十段3青木真也 発売記念
「青木真也のヤバ(矢場)トーーク! vol.2」
2010年5月2日(日)愛知・公武堂MACS
<イベント内容>
DVD発売を記念したトーク、サイン会およびミニセミナー
<参加条件>
トークイベントへの参加は無料
※当日の混雑具合により整理番号順での案内となる場合あり
※サイン・撮影会・特典はDVD購入者が対象
<DVD購入特典>
トークイベント終了後にサイン会、記念撮影+おみやげ
※3月20日〜5月2日のイベント開始前の対象商品を購入した方にイベント整理券を配布。イベント当日には必ず整理券を持参。
※遠方からの来店者にはイベント当日に整理券を受取れる取り置き、通販も可
<DVDについてのお問い合わせ>
株式会社クエスト 03−3360−3810 www.queststation.com
<イベントについてのお問い合わせ>
公武堂MACS 052−241−2511 www.koubudo.co.jp
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