5月9日(日)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『熱風 零四』の公開計量が、大会前日となる8日(土)午後6時より後楽園ホール展示場で行われた。※計量結果は下記
長島☆自演乙☆雄一郎の王座返上で空位となったNJKFスーパーウェルター級王座決定戦を争う同級1位・健太(E.S.G)と同級2位・太陽照明(インスパイヤード・モーション)は、健太が69.5kg、太陽は一度目の計量は150オーバーだったがすぐにリミットいっぱいの69.85kgでパスした。
自慢のビキニパンツでポージングまで決めた健太は「バッチリです。順調です。試合間隔が近かったので身体が大きく出来なかったけれど、その分、普段通りなのでいいコンディションが出来ました」と絶好調ぶりをアピール。しかし、「(ビキニパンツを)みんながあまり笑ってくれなかった」と残念そう。
タイトルマッチで「普段以上に絶対に負けられない」とモチベーションも高く、「前回は僕が勝っているので(2008年5月11日、ウェルター級王座決定戦で対戦し、健太が判定勝ち)その分、相手は凄い気持ちでくるでしょうし、前回は死闘みたいになったので今回もその覚悟で臨みます」と“死闘上等”な構えだ。
近年はK-1ルールで試合を行っていたため、ヒジ&首相撲ありのキックボクシングルールは実に1年2カ月ぶり。「凄く楽しみですね。やっと自由になれた、開放された感じです。首相撲もあるのでやりやすい。ヒジ決着? ありますね。普段からヒジありで練習もしているので、多彩な技を出します」。
太陽との再戦には特別な思いもある。「思い返せば、2年前に太陽選手に勝ってからKO勝ちがないんです。そこから始まってしまったので、太陽選手を今度はKOで倒してどんどんKOしていきたいですね」と、この一戦で弾みをつけるつもりだ。
「本当は長島選手とやって勝ってベルトを獲りたかった」と健太。長島とは2008年6月8日に対戦し、判定2−1のスプリットデシジョンで敗れているのだ。「早く払拭したい、俺の方が強いってところを見せたかったが、もう気持ちは切り替えています。向こうはK-1で優勝している立場だから、どう言っても仕方がない。とりあえず今回勝って、着実に勝っていきたい」とした。
対する太陽は「間違えました(笑)。最近はずっと70kg契約でやっていたので、70kgだと思い続けていました。ちょうど70kgのつもりだったのに、150グラムオーバーしてしまいました。自信満々で秤に乗ったんですが、途中で思い出しました。でも、バッチリです」と計量をミスった理由を明かす。
「僕のいま持っているものを最大限に引き出すことを意識して闘っていければいいと思います。ヒジ? 特に考えていませんが、練習はしてきました。ヒジがあると接近するのが怖いですが、もう気持ちで闘いたいと思います。KOしたいですね。健太選手は前の僕みたいにモロ倒れすることがない。不意にパンチを出すのが上手いですが、千鳥足になっちゃう倒し方を意識しています」と、KOするイメージが出来上がっているようだ。
「ジムの皆さんがサポートしてくれて、それ用の練習はしてきたつもり。もう悔いはない。いける試合が出来ると思います」とかなりの自信。健太を見て「なんか前よりも白くなった。日焼けするのを怠っているんじゃないですかね。もっと焼いた方がいいですよ。それでスタミナが落ちてくれれば(笑)」とジョークを飛ばすほどだ。
健太が警戒するリベンジに懸ける想いも強い。「2年前の試合はもちろん勝つ気でいましたが、不意にパンチをもらってしまい、やられてベルトを逃してしまいました。ベルトを獲るつもりだったので両親も連れてきていたんですが、みんなの期待に応えられず最悪の母の日になってしまいました。その想いはずっと持ち続けていたので、やっとこの時が来たかって感じです。プロレスラーの橋本真也さんの言葉を借りれば“時は来た”って。そのつもりで勝ちたいと思います」。
今回は両親を会場に呼んでいないが、「明日は僕にとって特別な日にさせたいと思います」と締めくくった。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 零四」
2010年5月9日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<決定対戦カード>
▼第10試合 60kg契約 3分5R
羅紗陀(=らしゃた/キング/WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級王者)=59.8kg
VS
山本元気(DTS/元・全日本フェザー級王者)=59.6kg
▼第9試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
健太(E.S.G/同級1位)=69.5kg
VS
太陽照明(インスパイヤード・モーション/同級2位)=70.0kg→69.85kg
▼第8試合 NJKFウェルター級王座決定戦 3分5R
高橋誠治(町田金子/同級2位)=66.2kg
VS
大和侑也(大和/同級3位)=65.95kg
▼第7試合 57.5kg契約 3分5R
国崇(拳之会/WBCムエタイ・インターナショナルスーパーバンタム級王者&WBCムエタイルール日本スーパーバンタム級王者)=57.1kg
VS
佐藤政人(フォルティス渋谷/J-NETWORKフェザー級王者)=57.0kg
▼第6試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
心センチャイジム(センチャイムエタイ/WBCムエタイルール日本フェザー級王者)=56.6kg
VS
米田貴志(OGUNI・WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)=57.15kg
▼第5試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
中嶋平八(誠至会/NJKF同級1位)=57.0kg
VS
蓮見龍馬(y-park/同級3位)=57.0kg
▼第4試合 NJKFライト級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
海戸 淳(y-park/同級2位)=61.1kg
VS
一輝(OGUNI/同級3位)=61.23kg
▼第3試合 55kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
裕センチャイジム(キング/NJKFスーパーバンタム級5位)=54.7kg
VS
松本圭一太(DTS/MA日本バンタム級4位)=54.55kg
▼第2試合 63.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮島教晋(誠至会/NJKFスーパーライト級6位)=63.25kg
VS
畠山隼人(E.S.G/NJKFライト級9位)=63.2kg
▼第1試合 NJKF BONITA BOXEO バンタム級 2分3R
大浜芳美(インスパイヤード・モーション)=53.4kg
VS
大石ゆきの(OISHI)=53.5kg
<チケット料金>
特別RS席 12,000円/RS席 10,000円/指定S席 7,000円
指定A席 5,000円/指定B席 4,000円
※当日券は1000円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ 03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール 03-5800-9999
NJKF事務局 03-6912-7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局 03-6912-7247
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
5月9日(日)東京・後楽園ホール
6月13日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス(B)
7月11日(日)東京・ディファ有明(S)
8月1日(日)東京・後楽園ホール
9月5日(日)東京・新宿FACE(S)
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
12月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
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