10月23日(土)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、明日、東京・JCBホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡』の前日計量・タイトルマッチ調印式が行われた。
明日のメインイベントのライト級タイトルマッチで対戦する王者・菊野克紀(ALLIANCE)と挑戦者・帯谷信弘(木口道場)は両者ともにリミットいっぱいの70.3kgで計量をクリア。調印式ではそれぞれ以下のように意気込みを語った。
「本当に今回の試合は大事な試合になると思います。DEEPの50回目の大会、そして自分にとっては初防衛戦。帯谷選手という強くて魅力的な選手と戦うということで気合も入っています。全力でぶっ壊しに行きたいと思います」(菊野)
「この2、3カ月は本当に苦しくて、一週間前に追い込みの練習が終わったんですけど、それまで泣きそうになるくらいの日々を過ごして来ました。明日のメインイベント、そしてタイトルマッチ、一切、引け目はありません。僕は好きなようにやらせてもらうし、そうすれば盛り上がる試合になると思います。応援してください」(帯谷)
計量では全裸で70.3kgだった菊野だが「体調は過去最高です。カルバン戦の後に組み技の練習を増やして、体が大きくなりました。筋肉量が増えて代謝が良くなって、逆に減量も上手く行きました。多分、明日はすごくいい状態で試合に臨めると思います」と仕上がりの良さをアピール。
帯谷も「死ぬほど走って死ぬほど練習したんで減量は楽でした」と減量に問題はなかった様子。DEEPでの過去2戦ではかなり減量に苦しんでいた印象もあったが「計量の時の体を見てもらえれば分かると思いますよ」という言葉通り、計量後の表情にも減量疲れはなく、コンディションの良さをうかがわせた。
今回は記念大会のメインイベントで、挑戦者としてベルトに挑戦する立場の帯谷は「メインはこれで3回連続なんですけど、自分はメインの方がやりやすいですね。そういう責任感も持っているし、それを跳ね返す精神力も自分にはあります。記念大会でメインイベントをやらせてもらうのはありがたいし、それだけ評価してもらえているということ。それは僕一人じゃ無理な話しで、菊野選手とタイトルマッチをやるということが大事な要素だと思います。
俺がDEEPに出てベルトを取って、そのベルトを取られて3年が経って。その間に苦しんできたことが、明日で終わる。そしてそれがこの大会だということが不思議です。俺がチャンピオンになるという流れが来ていると思いますね」と王座返り咲きに自信を感じさせるコメント。
自分にとってDEEPとは何かを聞かれると「俺がDEEPになりたいくらいです。選手には色々とあるだろうけど、俺の場合は特殊で、自分がどういう流れで今に至るかを改めて言う必要はないでしょう」とDEEPへの強いこだわりを語った。
その帯谷の挑戦を受ける形となった菊野も「カルバンには負けたんですが、そこで得るものもあって開き直れた部分もあります。カルバン戦から今まで以上に練習した自信もあるし、練習も実力も進化できたと思います。
(カルバン戦で得たものは?)打撃の自信とああしておけば倒せていたというものです。今回の試合までにそこを埋めることが出来たと思います。(自分がベルトを防衛するイメージは出来ている?)当然ですね」と7月のJ.Z.カルバン戦以降の自らの成長には手応え十分。
「DEEPは僕がプロデビューしてチャンピオンになった場所で、僕にとっては親みたいなものです。だからDEEPには恩返しをしたい。大会を盛り上げることがDEEPへの恩返しになるし、DEEPでチャンピオンの僕が世界一強くなることが一番の恩返しになると思います」と帯谷とは違う表現でDEEPへの想いを語った。
口調を荒げることなく相手を挑発するような言葉もなかった菊野と帯谷だが、調印式と質疑応答の雰囲気は緊張感たっぷり。写真撮影後に菊野が握手を求めても、帯谷はそれに応じることなく、視線を合わせないまま軽く一礼だけして、すぐにその場を立ち去るなど、最初から最後まで2人の間にはピリピリとした空気が張り詰めていた。
またDEEPが旗揚げした2001年から2010年8月までのベストバウトを収録した2枚組みのDVD『DEEP2001-2010〜10年目の奇跡〜』が10月20日より発売。
旗揚げ戦のメインイベントだった村浜武洋VSホイラー・グレイシーをはじめ、田村潔司VS美濃輪育久、桜井“マッハ”速人VS長南亮などDEEPの歴史に残る激闘がDVD2枚組480分に渡り収録されている。
「DEEP 2001-2010〜10年目の奇跡〜」
製作・発売:クエスト
収録分数:カラー2枚組480分/価格:10,500円(税込み)
DEEP事務局
「DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡」
2010年10月24日(日)東京・JCBホール
開場14:00 開始15:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第14試合) DEEPライト級タイトルマッチ 70.3kg以下契約 5分3R
菊野克紀(ALLIANCE/王者)70.3kg
VS
帯谷信弘(木口道場/挑戦者)70.3kg
▼セミファイナル(第13試合) DEEPウェルター級タイトルマッチ 77.1kg以下契約 5分3R
白井祐矢(Team M.A.D./王者)77.0kg
VS
岩瀬茂俊(T-BLOOD/挑戦者)77.0kg
▼第12試合 62kg以下契約 5分3R
今成正和(Team-ROKEN/DEEPバンタム級王者)62.0kg
VS
DJ.taiki(フリー)61.9kg
▼第11試合 70.3kg以下契約 5分3R
青木真也(パラエストラ東京/DREAMライト級王者)70kg
VS
ヨックタイ・シスオー(タイ/ヨックタイジム/元ボクシングWBA世界ジュニアバンタム級王者)66.5kg
▼第10試合 日本VS韓国対抗戦 79kg以下契約 5分3R
菊田早苗(GRABAKA)78.8kg
VS
キム・イサク(CMA KOREA/亀尾異種格闘技)75.8kg
▼第9試合 日本VS韓国対抗戦 無差別契約 5分3R
ミノワマン(フリー)
VS
キム・チャンヒ(韓国/CMA KOREA UF)
▼第8試合 日本VS韓国対抗戦 77.1kg以下契約 5分3R
長南 亮(TeamM.A.D)77.0kg
VS
ムン・ジュンヒ(韓国/パラエストラ・デグー) 76.7kg
▼スペシャルエキシビジョンマッチ
古木克明(スマッシュ)
VS
小路 晃(スマッシュ)
▼第7試合 62kg以下契約 5分3R
大塚隆史(AACC)61.9kg
VS
前田吉朗(パンクラス稲垣組)62kg
▼第6試合 86kg以下契約 5分2R
中西良行(TeamMAD/DEEP初代ライトヘビー級王者)85.8kg
VS
柴田勝頼(Laughter7) 85.8kg
▼第5試合 日本VS韓国対抗戦 65.8kg 5分2R
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)65.7kg
VS
ジョン・ジンソ(韓国/CMA KOREA/Team FINISH)64.9kg
▼第4試合 77.1kg以下契約 5分2R
門馬秀貴(Brightness MONMA DOJO)77.0kg
VS
山本宜久(フリー)76.6kg
▼第3試合 93kg以下契約 5分2R
野地竜太(TEAM GARO)91.7kg
VS
長尾浩志(infection.G.C)90.5kg
▼第2試合 62kg以下契約 5分2R
中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)61.9kg
VS
和田竜光(吉田道場) 61.8kg
▼第1試合 62kg以下契約 5分2R
寺田 功(ALLIANCE)62.0kg
VS
中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)61.8kg
▼フューチャーファイト第2試合 65.8kg以下契約 5分2R
芦田崇宏(BRAVE)
VS
深沢 駿(パレストラ八王子)
▼フューチャーファイト第1試合 70.3kg以下契約 5分2R
佐々木由大(スマッシュ小路道場)
VS
菅原ブンタ和政(マッハ道場)
<チケット料金>
VIP席10,000円(完売) RS席8,000円(完売)
指定A席6,000円(完売) 指定B席5,000円(完売)
※当日券販売はなし
<チケット発売場所>
DEEP事務局 052-339-0303
DEEP公式ホームページ http://www.deep2001.com
イープラス http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-750)
ローソンチケット (Lコード31401)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
<テレビ放映>
スカパー!「スカチャン」
10月24日(日)15:00〜 ch.162(生中継)
※再放送6回あり
スカパー!e2「スカチャン」
10月24日(日)15:00〜 ch.804(生中継)
※再放送2回あり
両方とも料金は3,150円(税込)。お問い合わせはスカパー!カスタマーセンター(TEL:0570−039−888)まで。
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
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