10月1日(金)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、10月24日(日)東京・JCBホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
会見に出席した佐伯繁DEEP代表は「時間がかかってしまいましたが自信を持ってお送りする、5〜6年前からDEEPを見ている人にはたまらないカード、絶対にハズレがないカードを組みました」と自信たっぷりに発表したのは、DEEPライト級タイトルマッチ、王者・菊野克紀(ALLIANCE)VS挑戦者・帯谷信弘(木口道場)というDEEP黄金カードだった。
「いろんな想いがこのカードにはあります。この2人が闘うことでハズレは100%ない。面白い、衝撃的な試合になることは分かっている。DEEPファンの誰もが見たいカードだったと思います。当日は会場で必ず衝撃的な試合をお見せできます」と死闘の実現に太鼓判を押す。
帯谷は2002年11月に修斗でプロデビュー後、新人王を獲得するもジムを離脱し、2004年12月18日にDEEPのフューチャーキングトーナメント76kg級に出場して優勝、2005年2月の『DEEP 18th IMPACT』で再デビューした。2006年4月11日にはDEEPライト級王座を獲得し、『PRIDE武士道』に2度出場、その後もDEEPを主戦場に闘っている。DEEPには昨年12月のISE戦以来の出場となるが、5月にはマカオで試合を行って勝利を収めた。
「3試合続けて勝ったけれど、試合をするたびに怪我をして間隔が開いてしまいました。3試合前のBarbaro44戦は2年ぶり、2試合前のISE戦は1年ぶりで、今回は5月にやってから半年くらいのブランクなのでまだマシかなと。身体も出来ているし、間隔も短いので調整が出来ています。
今回はDEEPが10年目の大会ということですが、僕も19歳で格闘技を始めて今年で10年目です。そういう時にこの大会があって、菊野選手という素晴らしい選手とタイトルマッチが出来るのを感謝しています。ファンが見たいと思ってくれないと試合は実現しないので、今まで期待を裏切らない試合をしてきたご褒美だと思っています」と帯谷は挨拶。
迎え撃つ菊野は2005年12月のフューチャーキングトーナメント76kg級で準優勝、2006年12月に『DEEP 27 IMPACT』でプロデビューした。2009年4月16日にDEEPライト級王座を決定戦で獲得、同年7月からは『DREAM』を主戦場にして闘い、DEEP参戦はこれが約1年半ぶりとなる。
「自分はデビュー戦がDEEPでチャンピオンになったのもDEEP、DEEPに育てられたDEEPの選手だという自負があり感謝しています。10年目の大会で帯谷選手という僕がデビューした時からトップで活躍していた選手、アツい試合をする魅力的な選手と闘えるのが嬉しいです。心から勝ちたいと思っています。1年半ぶりのDEEPで初防衛戦ですが、守るという気持ちはなく、自分が高みに昇るために“潰す”相手として全力で闘いたいと思っています」と菊野も意気込む。
お互いの印象を聞かれると、両者は次のように答えた。
帯谷「空手、柔道など武道がベースで人間的にも武道家らしく無骨。礼儀正しいし、人としても優れていると思う。選手としては空手ベースで前蹴りが得意、身体も頑丈そうなので“ぶっ壊しがい”があると前から思っていました」
菊野「自分がデビューした頃からトップだったし、チャンピオンでした。PRIDEでもアツい試合をしていました。ピンチになっても諦めず、最終的には勝つ、破壊力のある攻撃力を持っているので怖い選手ですね。“殴りがい、壊しがい”のある選手です。距離をとる、いなす、逃げる、避けるといった言葉が思い浮かばない、真っ向から勝負してくる選手だと思います」
帯谷が「実は菊野選手が2戦目でウチの上小園とやっているので、その時から“やりてぇな”と思っていました。同じ階級の選手とは全員とやってみたいと思っています」と言えば、菊野も「トップにいた選手だったので、ずっと意識していました。雷暗暴戦、PRIDEの試合、横田一則戦も見ています」とお互いに闘うことを長年意識していたという。
今回はタイトルマッチとなるが、帯谷は「ベルトは欲しい。まだ僕のものだと思っている」と挑発的なコメント。「怪我もよくなったし、タイミングがいい。神様が味方をしてくれた。ベルトは1回獲っているので、固執はしてないです。だからベルトを獲りに行くというよりも、僕の中ではお祭り中のお祭りだと思っています。いつも以上に“ぶっ壊しに行く”。そういう想いが強いです」と、タイトルマッチよりも菊野と対戦することの方が重要だと語る。
必殺・三日月蹴り対策については、「僕みたいなタイプには嫌な技。蹴りやすいと思う。でも、みんなそれを意識するから負けているんですよ。ガンガン前へ出て行けば大丈夫だと思うし、その方がファンも喜ぶでしょう」と言い放った。
それを受けて菊野は「正直、挑戦されるのは初めてのこと。でも、それは関係ありません。僕は世界一強くなりたいと思っています。帯谷選手に真っ向からぶつかって勝つことが、世界一になるために必要なことだと思っています。守る意識は全くありませんし、挑戦されるという意識もないです」と、やはりタイトルマッチよりも帯谷と闘って勝つことが大事なことだと語った。
佐伯代表によれば、来週10月5日(火)までに全対戦カードを発表、最終的には14試合+エキシビションマッチ1試合の全15試合になる予定だという。また、今月末には「ビッグな発表をさせていただきますので、楽しみにしていて下さい」と予告した。
DEEP事務局
「DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡」
2010年10月24日(日)東京・JCBホール
開場14:00 開始15:00
<追加決定カード>
▼DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
菊野克紀(ALLIANCE/王者)
VS
帯谷信弘(木口道場/挑戦者)
<決定対戦カード>
▼DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R 5人ジャッジ制
白井祐矢(Team M.A.D./王者)
VS
岩瀬茂俊(T-BLOOD/挑戦者)
青木真也(パラエストラ東京/第2代DREAMライト級王者)
VS
ヨックタイ・シスオー(タイ/ヨックタイジム/元ボクシングWBA世界ジュニアバンタム級王者)
中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
VS
和田竜光(吉田道場)
▼バンタム級
今成正和(Team-ROKEN/DEEPバンタム級王者)
VS
DJ.taiki(フリー)
大塚隆史(AACC)
VS
前田吉朗(パンクラス稲垣組)
長南 亮(Team M.A.D.)
VS
チャ・ジョンファン(CMA KOREA/冠岳BJJ)
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)
VS
長倉立尚(吉田道場)
野地竜太(TEAM GARO)
VS
長尾浩志(infection.G.C)
門馬秀貴(Brightness MONMA DOJO)
VS
山本宜久(フリー)
寺田 功(ALLIANCE)
VS
中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
<参戦決定選手>
菊田早苗(GRABAKA)
<チケット料金>
S席(第2バルコニー)8,000円
アリーナA席10,000円 アリーナB席8,000円
パノラマ席(第1バルコニー)10,000円
※VIP、SRS席、A席は売り切れ。
※当日券は各席500円増し。当日はドリンク代別途500円が必要。
<チケット発売場所>
DEEP事務局 052-339-0303
DEEP公式ホームページ http://www.deep2001.com
イープラス http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-750)
ローソンチケット (Lコード31401)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
<テレビ放映>
スカパー!「スカチャン」
10月24日(日)15:00〜 ch.162(生中継)
※再放送6回あり
スカパー!e2「スカチャン」
10月24日(日)15:00〜 ch.804(生中継)
※再放送2回あり
両方とも料金は3,150円(税込)。お問い合わせはスカパー!カスタマーセンター(TEL:0570−039−888)まで。
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
DEEP事務局/ブルテリア
「DEEP X 06」
2010年10月10日(日)東京・新木場1stRING
開場11:00 開始11:30
<決定対戦カード>
▼80kg契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
ギルバート“ドゥリーニョ”バーンズ(ブラジル/アトス柔術/2010年ワールドプロフェッショナル柔術世界選手権優勝)
VS
長谷川秀彦(SKアブソリュート/元DEEPウェルター級王者)
▼58kg契約 2R(1R4分・2R4分)
荒川ミイナ(モデル)
VS
ドルショック竹下(漫画家)
▼無差別級契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術/アブダビプロ100kg超級王者)
VS
ギャングコング・ヨシダ(パラエストラ古河)
▼65kg契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
VS
松本義彦(フリー/ブラジリアン柔術ムンジアル王者)
▼72kg契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
八隅孝平(ロータスパラエストラ世田谷)
VS
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
▼無差別級契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
KOTETSU(フリー/サンボ日本代表世界5位)
VS
荒井勇二(MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ/ADCC日本代表)
▼オープニングファイト 73kg契約 5分1R
チーゾム・オーロ(アメリカ/パラエストラ吉祥寺)
VS
山本龍之介(GROUND CORE)
▼オープニングファイト 88kg契約 5分1R
KIKU☆RIN(フリー/サンボ全日本王者)
VS
斎藤淳(アクシス柔術アカデミー)
▼オープニングファイト 62kg契約 5分1R
松本崇寿(パラエストラ八王子)
VS
AB(和術慧舟會駿河道場)
▼オープニングファイト 65kg契約 5分1R
猿飛流(REDIPS)
VS
高橋正典(トライフォース秋葉原)
<出場決定選手>
▽ブラジリアン柔術アジア最強決定戦8人トーナメント
※組み合わせは後日発表
ホベルト・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/ブラジリアン柔術茶帯・アダルト茶帯レーヴィ級2010世界王者)
ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN/ブラジリアン柔術黒帯・アダルト黒帯レーヴィ級2010統一全日本王者)
近藤哲也(ネイキッドマン柔術/ブラジリアン柔術黒帯・アダルト茶帯メイオぺサード級2007全日本王者)
嶌崎工次(クラブバーリアン/ブラジリアン柔術黒帯・アダルト茶帯ペナ級2008全日本王者)
関口和正(PUREBRED/ブラジリアン柔術黒帯・シニア黒帯無差別級2010全日本王者
大内 敬(パラエストラ小岩/ブラジリアン柔術黒帯・シニア黒帯レーヴィ級2010年アジア王者)
金子竜也(パラエストラ東京/ブラジリアン柔術黒帯・アダルト茶帯レーヴィ級2010年アジア準優勝)
中塚靖人(グレイシーバッハ東京/ブラジリアン柔術茶帯・アダルト茶帯ペナ級2010世界3位)
<チケット料金>
SRS席8,000円(1列目) RS席6,000円(2列目) S席5,000円(3列目)
A席4,000円(4列目以降)
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
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