↑左から伊藤、金井(※出場はなし)、渡辺、川村、近藤、大石、鳥生、アライ
11月29日(月)神奈川・関内にあるパンクラス横浜道場にて、パンクラスism所属選手が公開練習を行った。
公開練習には12月5日(日)東京・ディファ有明に出場する川村亮、近藤有己、アライケンジ、鳥生将大、大石幸史、渡辺大介と、12月19日(日)大阪・アゼリア大正に出場する伊藤崇文(大会名はいずれも「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」)が参加。2分1Rで各々スパーリングやサンドバッグ打ちを披露した。
各選手の試合へ向けての意気込みは以下の通り。
アライケンジ
「僕はもう最後(今回が引退試合)なので悔いのないように、思い残すことがないように今後の人生へ向けていいステップになるような試合がしたいです。自分らしい試合がここ最近は出来ていなかったので、自分の納得できる試合が出来れば、思いきってやれれば最後に笑えると思う。だから、思いきってやります。鹿又選手には試合を受けてくれたことを感謝しています。その感謝の気持ちをぶっ倒すことでお返ししたい」
大石幸史
「ismの選手がいっぱい出るため一緒に練習してきたので、このいいテンションを試合に出したいです」
近藤有己
「(今回の対戦相手には)前回ケージフォースで負けているので、100倍返しぐらいで勝ちたいと思います」
川村亮
「いろいろと心地よいプレッシャーの中で臨めています。僕もリベンジ組(川村、近藤、砂辺、アライがリベンジマッチ)として全部リベンジしたいです」
鳥生将大
「相手は自分よりランキングが上ですし、テクニックどうこうよりも全力でぶつかっていくことだけを考えています」
渡辺大介
「梁選手はやるかやられるかの喧嘩ファイトで来るので、そこから逃げずに思いきりいっちゃおうかなって思っています。間違いなくバチバチの凄い試合になるので楽しみです」
伊藤崇文
「最近よく思うことがあって、道場に木の看板(格闘技道場パンクラスと書かれている道場の看板)があるじゃないですか。この道場で僕より上の先輩はあの看板しかいないんですよね。パンクラスが続く中であの先輩は何も言わないけれど、何を思っているのかが凄く知りたい。今のパンクラスに満足なのか、不満足なのか。
あの先輩は怒りも笑いも泣きもしないけれど、撮影の時だけ俺のことを使って、そのためだけに看板を利用するなと思っているんじゃないかって思うんです。船木誠勝、鈴木みのるら旗揚げメンバーと共に生まれた看板で、僕らもあの看板がカッコいい、あの前に立ちたいと思っていた。俺自身がパンクラスだと思うから、19日の大阪大会であの看板を満足させるために闘いたい。看板が満足する試合をすれば、お客さんも満足するはず。そして、2011年は僕だけが開けていける扉を探して、開けてやろうと思います」
続いての記者との質疑応答では引退するアライに、あとを託すという意味で注目している試合はどれですかとの質問が飛び、アライは「川村の試合です」と答えた。
「今の僕があるのはismがあったからだと思う。自分にとって最後の試合ですが、自分の試合のことだけで頭がいっぱいということはない。みんなで勝って、みんなで笑いたいです。今回は特にそう思います。川村がメインでism興行を締めるので、キッチリ勝って終わらせるのが川村の仕事だと思います」
先輩からのメッセージを受けた川村は「その言葉通りです。今の自分の気持ちは、練習をやっていて強いし、アライさんは本当に引退するのかなって思いです。自分がパンクラスに入った時に、アライさんと金井(一朗)さんとは合宿所に一緒に住んでいました。そういうところで育ってきた人間なので、言葉ではなく伝わるところがあります。当然、勝ちます」と、アライに誓う。
次の質問は、ismで全員一緒に練習をしていて今回特に調子がいい選手は誰か、というもの。真っ先に名前が挙がったのは道場長である大石だったが、大石本人は「僕っすか!?」とビックリ。「そう思われているなら自信を持ってやれます。今までそんなこと言われたことがなかった(笑)」と嬉しそう。川村は「(大石は)スコスコですよ」と謎の表現で大石の調子のよさを表現した。
その大石が「近藤さんだとみんなが言うと思っていた」と発言すると、今度は近藤が「あ、そう!?」とこれも意外だったという反応。近藤も「そう言われると嬉しいね。自信がつく」と笑みを浮かべ、「俺は鳥生だと思っていた」とリレーが始まったが、鳥生が「自分は先輩方にもまれて毎日勉強しています」と話題をつながなかったため終了。先輩選手たちからは「なんて硬いコメントだ」とツッコミが入れられた。
近藤は公開練習の中で、最近は鳴りを潜めていた必殺の飛びヒザ蹴りを繰り出していたことを聞かれると、「久しぶりに狙っていきたいですね。身体が自然と動くんです。練習でも出るようになってきたので、好調の兆しだと思います」と、復活に手応えを感じている様子だ。
今回が「2010鳥生3番勝負」の最終戦となる鳥生は、「相手は学生時代から試合を見ている選手なので不思議な感じがします。自分はマニアなので嬉しいです」と言って全員を笑わせると、「モチベーションは高いですね。山宮さんの試合はけっこう見ていますし、ニルソン・デ・カストロ戦や郷野聡寛戦が印象に残っています。ムチャクチャ勝ちたいです。試合巧者なので見たり退いたりするとダメなので、自分を出し切って勝ちたいです。今のismの選手が弱いとは思われたくない」と言い切る。
最後に、道場長の大石は「ism全勝はもちろん狙います。選手はそれぞれ勝つことを狙っているのは当然なので、あとはそれ以上のものを求めて欲しい。プロの大会なので勝つだけじゃない。未来につなげる、2010年の最後を飾るにふさわしい、いい試合をやって欲しい」と締めくくった。
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年12月5日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:30
※パンクラスゲートは15:00〜
<全対戦カード>
▽本戦第二部
▼メインイベント(第9試合) ライトヘビー級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
川村 亮(パンクラスism/王者)
VS
桜木裕司(掣圏会館/挑戦者・同級1位)
▼セミファイナル(第8試合) ミドル級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/王者)
VS
藤井陸平(和術慧舟會RJW/挑戦者・同級5位)
▼第7試合 フライ級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
清水清隆(SKアブソリュート/王者)
VS
砂辺光久(TEAM reversaL/同級1位/挑戦者)
▼第6試合 フェザー級 5分3R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
VS
アライケンジ(パンクラスism/フェザー級2位)
▼第5試合 ウェルター級 2010鳥生三番勝負第三弾 5分3R
KEI山宮(GRABAKA/同級1位)
VS
鳥生将大(パンクラスism/同級7位)
▼第4試合 ライト級 5分2R
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
VS
永田克彦(新日本プロレス NEW JAPAN FACTORY)※初参戦
▼第3試合 アテナルール 52kg契約 5分2R
WINDY智美(パンクラスism)
VS
ベティコ(和術慧舟會 RJW) ※初参戦、内藤晶子から改名
▼第2試合 ウェルター級 5分2R
梁 正基(STAND/同級6位)
VS
渡辺大介(パンクラスism)
▼第1試合 ウェルター級 5分3R
佐藤豪則(Laughter7/同級2位)
VS
鈴木槙吾(ALLIANCE/同級4位)
▽本戦第一部
▼第7試合 ライトヘビー級 5分2R
福田雄平(HIDE’S KICK)
VS
増田裕介(AACC)※本戦初出場
▼第6試合 ウェルター級 5分2R
草・MAX(TEAM TACKLER)
VS
西坂タツヒコ(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)※初参戦
▼第5試合 ライト級 5分2R
高橋克典(GRABAKAジム/2010年NBTライト級準優勝)
VS
徳留一樹(パラエストラ八王子)
▼第4試合 ライト級 5分2R
太田純一(GOKITA)
VS
小野明洋(チームタイゴン)
▼第3試合 ライト級 5分2R
冨樫良介(ALLIANCE)
VS
竹川光一郎(和術慧舟會トイカツ道場)※本戦初出場
▼第2試合 フェザー級 5分2R
川那子祐輔(秋本道場jungle junction)
VS
斎藤正臣(高田道場)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
伊藤尚司(CORE)
VS
中村謙作(吉田道場)
▼パンクラスゲート第4試合 ライト級プロ昇格トーナメント決勝戦(70.3kg以下) 5分1R延長3分
JON SHORES(ロデオスタイル)
VS
佐々木 渉(Laughter7)
▼パンクラスゲート第3試合 フェザー級プロ昇格トーナメント決勝(65.8kg以下) 5分1R延長3分
青山祐大(ALLIANCE)
VS
藤井伸樹(Laughter7)
▼パンクラスゲート第2試合 バンタム級プロ昇格トーナメント決勝戦(61.2kg以下) 5分1R延長3分
林 紘之(和術慧舟會H・T・W)
VS
窪田泰斗(KIBAマーシャルアーツクラブ)
▼パンクラスゲート第1試合 フライ級(56.7kg以下) 5分2R
島袋 力(CORE)
VS
木内崇雅(和術慧舟會駿河道場)
<チケット料金>
SS席10,000円(残少) A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円(残少)
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03-5628-1984
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−000−777(Lコード:33255)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5628-1984
●パンクラス2010年度興行日程
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