FEG
「K-1 WORLD GP 2010 FINAL」
2010年12月11日(土)東京・有明コロシアム
開場15:00 開始16:00
▼メインイベント(第10試合) FINAL決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
KO 1R1分7秒 ※パンチの連打
●ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ/K-1 WORLD GP 1994・1995・1998優勝)
準決勝ではセーム・シュルトを撃破したアーツ。対するアリスターは準決勝でグーカン・サキを左ミドルキックで戦闘不能に追い込んだ。“K-1のレジェンド”アーツが4度目のGP制覇を成し遂げるか? それとも総合格闘家でもあるアリスターがK-1の頂点を極めるのか?
1R、一気にプレッシャーをかけていくアリスター。下がるアーツに左フックから右アッパー、右フックを叩き込む。
アーツも下がりながらジャブと右ローを返すが、アリスターがアーツのボディに鋭いヒザ蹴り、左ボディと左フックを打ち込む! ロープ際で足が止まったアーツに対して、アリスターが左の飛びヒザ蹴り!
ここからアリスターはフルスイングで左右のパンチを連打する! これでアーツが崩れ落ち、レフェリーからはダウンが宣告される。何とか立ち上がったアーツだったが、ダメージは大きく、試合を続行することが出来ず。総合格闘家でもあるアリスターがアーツをKOで下し、GP優勝の栄光を掴んだ。
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○シング“心”ジャディブ(インド/パワーオブドリーム)
KO 1R2分58秒 ※右フック
●セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ゴールデングローリー)
総合格闘技とK-1の両ルールで活躍するハリトーノフ。K-1ではこれが3戦目となる。対するシングは日本在住のインド人ファイターで長身とリーチを活かした攻撃が持ち味だ。
1R、足を使って距離を取ろうとするシングに対し、ハリトーノフはジャブからパンチをまとめる。下がるシングにハリトーノフが右ストレート、左右のボディブロー。シングも右ロー、左ミドルを蹴り返すが、ハリトーノフの前進は止まらない。
顔面とボディにジャブを打ち分けて前に出るハリトーノフ。しかしそこにシングがカウンターの右ヒザ蹴り! これでハリトーノフが大きくバランスを崩す!
ここからシングはパンチで前進! ジャブから右フックを叩き込み、ハリトーノフからダウンを奪う。何とか立ち上がったハリトーノフだが、シングは一気にラッシュ! スタンドでシングのパンチをもらい続けたハリトーノフを見てレフェリーが試合を止めた。
▼第8試合 FINAL準決勝 第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
KO 1R2分33秒 ※左ミドルキック
●グーカン・サキ(トルコ/チームレベル/K-1 WORLD GP 2008第3位)
準々決勝ではタイロン・スポーンにポイントでリードを許しながら、3Rにダウンを奪って逆転勝利したアリスター。対するサキはダニエル・ギタと延長戦にまでもつれる試合を演じており、スタミナの消耗とギタの左ミドルとローキックで受けたダメージは大きい。
1R、一気に圧力をかけて前に出て行くアリスター。サキをロープまで下がらせてヒザ蹴りを放つ。しかしサキはバックスピンキックを返す。構えをオーソドックスとサウスポーにスイッチしながら前に出て行くアリスター。
サキは左フックと左ボディ、前蹴りで距離を取る。アリスターは右ストレートから左ボディ、左フックと右ロー、サウスポーに構えてサキをロープまで詰める。
サキはサウスポーのアリスターに対して左ボディ、左アッパー、左フック。しかしアリスターが強烈な左ミドルを蹴る。アリスターは構えを細かくスイッチして右ロー。そしてサウスポーに構えてから左ミドル! これをモロに受けたサキが右腕を負傷し、レフェリーはダウンを宣告。そのままサキは試合を続行することが出来ず、アリスターがサキをKOで下して決勝進出を決めた。
▼第7試合 FINAL準決勝 第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ/K-1 WORLD GP 1994・1995・1998優勝)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005〜2007&2009優勝、K-1スーパーヘビー級王者)
準々決勝ではマイティ・モーを鮮やかな左ハイキックでKOしたアーツ。対するシュルトは京太郎を判定の末に下している。アーツが5度目のGP制覇を目論むシュルトを食い止められるか?
1R、左の前蹴りとジャブで距離を取るシュルトに対し、アーツは右ストレートから一気に前に出て行く。アーツは左フックから右ロー! 右ストレートから左ストレートと序盤からラッシュを仕掛ける!
シュルトも左の前蹴り、ワンツーを返してアーツを下がらせ、アーツをコーナーまで詰めると左右のストレート! アーツは右ハイキックを返すが当たらない。逆にシュルトのヒザ蹴りがアーツのボディを捕らえる。
前に出るアーツに対してシュルトはヒザ蹴り。シュルトがジャブを伸ばすと、アーツは右ロー。シュルトは左の前蹴り、アーツの右ローにジャブを合わせてアーツを下がらせる。
ジャッジ1名が10−9でシュルトにポイントをつけ、残り2名は10−10のイーブン。
2R、ここも先にワンツーで前に出て行くアーツ。シュルトは左の前蹴り。しかしアーツはシュルトの奥足、そして前足に左右のロー! ここから顔面へのパンチにまでつなげる。シュルトもジャブから右ストレート。しかしアーツは左フックから右ロー! 右ローでシュルトの左足を狙う。
ここでアーツが右の目尻をカットし、ドクターチェックが入る。再開後、右ロー、右ミドルを蹴るアーツ。シュルトは左の前蹴りと左ミドルで距離を取る。アーツはそこに右ローを返して前に出る。
さらにアーツは右のボディストレートから顔面への左フック! 下がるシュルトにアーツは左右のフックを連打! ジャッジ3名は10−10のイーブンだが、試合の流れはアーツだ。
3R、左右のパンチから右ローを蹴るアーツ。シュルトは前蹴りと左ミドルで距離を取ろうとするが、アーツは右ローを蹴って前に出る。そしてロープを背負うシュルトにアーツが右ストレート、左フックからボディへのヒザ蹴り! シュルトはアーツに組み付いてブレイクを待つ。アーツの攻撃を受けてクリンチを多用するシュルトに、レフェリーが注意を与える。再開後、アーツは右ストレートと右ローで前進!
シュルトのジャブに右フックを合わせる! ここでもシュルトはクリンチを繰り返し、2度目の注意が与えられる。
必死に左の前蹴りとジャブで距離を取ろうとするシュルトだが、アーツが左ボディを効かせて顔面への右ストレート! そして右ローと右ボディストレート! ジャブ、ワンツー、右ストレート! シュルトはアーツの攻撃を受けて下がるだけになってしまう。試合終了のゴングが鳴らされると、勝利を確信したアーツは両拳を突き上げた。判定は29−29、30−29、30−29でアーツ! 今年40歳のアーツが難攻不落の王者シュルトを撃破した。
★第6試合(カラケスVS藤本)、第5試合(アリスターVSスポーン)、第4試合(サキVSギタ)はこちら
★第3試合(シュルトVS京太郎)、第2試合(アーツVSモー)、第1試合(テイシェイラVSジマーマン)、OPファイトはこちら
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