12月9日(木)都内ホテルにて、12月11日(土)東京・有明コロシアムで開催されるFEG『K-1 WORLD GP 2010 FINAL』出場選手の個別インタビューが行われた。今大会のスーパーファイトで対戦するセルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)とシング“心”ジャディブ(インド)のインタビューは以下の通り。
■ハリトーノフ「K-1での動きが自分のものになってきた」
ーーコンディションはいかがですか?
「調子はすごくいい。オランダとタイでしっかりと練習してきて、自分が成長していることを感じている。ソウルの試合でもKOすることが出来たし、成長した姿をみなさんにお見せ出来たと思う。このままの勢いで次の試合も勝ちたいね」
ーータイではどんな練習をしてきましたか?
「パタヤにゴールデングローリーの練習場があって、そこでエロール・ジマーマン、グーカン・サキ、アリスター・オーフレイム、そしてタイのファイターたちと多面的・多角的に練習してきた。自分はMMA(総合格闘技)ファイターなので立ち技も寝技もやっているし、タイのファイターからは、ヒジ打ち、ヒザ蹴り、ローを受けて練習を積んできた。
基本的に新しい練習はなかったけれど、ローキックのブロック、ヒザ蹴りの対処には力を入れてきた。確実に自分は成長している。(タイにはどのくらい滞在していたのですか?)それはプロとしてシークレットだ。長い期間とだけ言っておこう(笑)」
ーーソウルでの試合を振り返っていかがでしたか?
「本当にいい試合だったと思う。K-1初参戦ではダニエル・ギタに負けているので、何が自分に足りないのかを考えた。そこで立ち技の練習に力を入れるという結論を出して、その通りに練習した。前回の試合は誰が自分の前に立っていても勝つつもりで試合をして、いい試合が出来たと思う。これからも自分は勝ち続ける。
自分はMMAファイターだけど、K-1が大好きで、K-1はルールが変わってより美しく見応えのある大会になると思う。K-1での動きが自分のものになってきたと思うし、これからもトレーニングを続けてK-1での自分を見てもらいたい。私の来年の目標はワールドGPでベスト8に入ることだ」
ーー来年は世界予選からの出場になる可能性もありますが、それについてはいかがですか?
「ベスト8に勝ち残るために必要なことは何でもやるつもりだ。主催者に言われたトーナメントに出て、ベスト16まで残り、そこで勝ってベスト8に残る。それだけだね」
ーー対戦相手のシングについてはどんな印象を持っていますか?
「若くていい青年だと思う。背が高くてやりづらく、いいかどうかは分からないけど、常にヒザ蹴りを使う選手だ。ただシングの対策は立ててきたし、彼の試合はたくさん見た。リングで見れば分かると思うが、私がシングに勝つ。リングの上では鮮やかな試合、ケンカを見せたい」
ーーハリトーノフ選手はMMAでセーム・シュルトとアリスター・オーフレイムに勝っていますが、自分もベスト8に残っていたら結果を残せるという自信はありますか?
「私は仮定の話はしたくない。今ここで大口を叩くことはやめておく」
ーーもしシュルトとアリスターが対戦した場合、どちらが勝つと思いますか?
「私は予言者じゃないので分からない(苦笑)。シュルトはGP王者で、アリスターはバダ・ハリにも勝っている選手で、試合でどちらが勝つかは分からない。もし2人が試合をするなったら、リング上でどういう結果が出るか楽しみにしている」
ーー来年も総合格闘技の試合は続ける予定ですか?
「対戦相手はまだ決まっていないけれど、来年2月のストライクフォースに出る予定になっている。ストライクフォースにはエメリヤーエンコ・ヒョードル、ファブリシオ・ヴェウドゥム、ジョシュ・バーネットと強い選手が多いけれど、誰が相手でも構わない。
K-1とMMAを両方やったとしても、害を及ぼすことはないし、どちらもやっていきたい。また日本は私のキャリアをプッシュしてくれた場所で、日本で初めて格闘家としての花が開いたと思っている。これからも日本で活動をしていきたい」
■シング「相手のパンチをもらわず自分のパンチを当てていきたい」
ーーコンディションはいかがですか?
「いいです」
ーーグーカン・サキ戦の後はどういったところに力を入れて練習してきましたか?
「いつも以上にいい練習をしようと思って努力してやってきました。具体的にはボクシングを中心にやってきました。パンチを3発、4発、打てるようになりましたね。あとは体脂肪を落とすようにして、スピードが速くなったと思います」
ーー日本代表として試合をする京太郎選手のことは意識していますか?
「頑張ってなという気持ちです。特別な意識はないです」
ーー対戦相手のハリトーノフについてはどんな印象を持っていますか?
「パンチが上手い選手なんで、そこに気を付けていきたいです。あとは気持ちが強くてなかなか倒れない選手だなと思います」
ーーシング選手はどういった試合をしたいですか?
「相手のパンチをもらわず自分のパンチを当てていきたいかな、と」
ーー来年はどんな活躍をしたいと思っていますか?
「今年はワールドGPのベスト8に出られなかったので、来年は出たいと思います」
ーー今回の試合にはどういうモチベーションを持って挑みますか?
「思い切って試合が出来れば、ベストを尽くせればと思っています」
FEG
「K-1 WORLD GP 2010 FINAL」
2010年12月11日(土)東京・有明コロシアム
開場15:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) FINAL決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R
準決勝 第1試合の勝者
VS
準決勝 第2試合の勝者
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ゴールデングローリー)
VS
シング“心”ジャディブ(インド/パワーオブドリーム)
▼第8試合 FINAL準決勝 第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R
サキVSギタの勝者
VS
アリスターVSスポーンの勝者
▼第7試合 FINAL準決勝 第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R
モーVSアーツの勝者
VS
シュルトVS京太郎の勝者
▼第6試合 スーパーファイト 藤本祐介引退試合 K-1ルール 3分3R延長1R
ヘスディ・カラケス(エジプト/パンクレイション/チャクリキ/It’s SHOWTIME世界ヘビー級王者)
VS
藤本祐介(モンスターファクトリー/K-1 ASIA GP 2007優勝)
▼第5試合 トーナメント準々決勝 第4試合 K-1ルール 3分3R延長1R
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
VS
タイロン・スポーン(スリナム/ブラックレーベルファイティング/WFCAクルーザー級2008世界王者)
▼第4試合 トーナメント準々決勝 第3試合 K-1ルール 3分3R延長1R
グーカン・サキ(トルコ/チームレベル/K-1 WORLD GP 2008第3位)
VS
ダニエル・ギタ(ルーマニア/Kamakura/K-1 WORLD GP 2009世界最終予選GP優勝)
▼第3試合 トーナメント準々決勝 第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005〜2007&2009優勝、K-1スーパーヘビー級王者)
VS
京太郎(チームドラゴン/第2代ヘビー級王者)
▼第2試合 トーナメント準々決勝 第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R
マイティ・モー(アメリカ/フリー)
VS
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ/K-1 WORLD GP 1994・1995・1998優勝)
▼第1試合 リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
エヴェルトン・テイシェイラ (ブラジル/極真会館)
VS
エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデングローリー)
▼オープニングファイト K-1ルール 3分3R
高萩ツトム(チームドラゴン)
VS
木村秀和(P.O.D/team pitbull/2008年全日本新空手K-2重量級王者)
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典付き)
RS席15,000円 S席10,000円
※SRS席とA席は完売。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード594-720)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
キョードー東京=TEL:0570-064-708
イープラス=http://eplus.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=TEL:0570-064-708
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