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【K-1MAX】久保が決勝で卜部を下してトーナメント優勝!佐藤はクラウスにリベンジ

2011/06/25


FEG
「K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament FINAL」

2011年6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始16:00


▲大和(左)が得意の左フックでダウンを奪い、HIROYAを下した

▼第3試合 -63kg Japan Tournament FINAL 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
○大和哲也(大和/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament優勝)
判定3−0 ※三者とも29−28
●HIROYA(TRY HARD/K-1甲子園2008優勝)
※大和が準決勝に進出

 トーナメント1回戦・第1試合は前回王者の大和と未来のK-1MAXのエースと目され“魔裟斗二世”の称号を持つHIROYAによる一戦。大和が連覇に向けて幸先のいいスタートを切るか? それともHIROYAが大和の壁を乗り越えるか?

 1R、じりじりと前に出て行く大和。HIROYAはジャブとインローを返す。大和は左ミドルと右ローを蹴る。HIROYAのジャブに対して、大和は踏み込んで左フック。

  大和は圧力をかけてHIROYAを下がらせて右ハイキック、左ミドル。HIROYAは細かく動いてジャブ、インローを蹴る。大和の左ミドルにHIROYAは左フックを返す。HIROYAがジャブを突いてインローから左ミドル。大和は左フックで前に出るが、HIROYAはそれをしっかりとブロックする。ジャッジは3名とも10−10のイーブン。

 2R、ここもプレッシャーをかけて前に出て行く大和。HIROYAはインローを蹴って右ストレートにつなげる。HIROYAのジャブに右のパンチをかぶせる大和。

  HIROYAはインロー、ジャブを顔面とボディに打ち分ける。HIROYAが右ストレートを打つと、そこに大和は右ハイキック。HIROYAは前蹴りで距離を取りながら右ロー。大和は左ボディで前に出て、右のヒザ蹴り、左フック。

 大和はHIROYAをロープまで下がらせて左ボディ!HIROYAもそこに右ストレートを返す。HIROYAは左ボディを返し、右ストレートから飛び込んでいくが、そこに大和がカウンターの左フック! 

  ラウンド終了とほぼ同時の一発だったが、HIROYAが尻餅をつき、レフェリーはこれをダウンと判断。ジャッジ3名は10−8で大和にポイントをつける。

 3R、ジャブを突く大和。HIROYAも右フックから飛び込んでパンチをまとめる。そして大和の左ボディに対して、HIROYAがカウンターの左フック! さらに右フックを当てて大和を下がらせる。大和も真っ向からパンチで打ち合うが、HIROYAが大和の左アッパーにカウンターの右ストレート!

  さらに大和の左フックにHIROYAも左フック。HIROYAの右ストレートが顔面を捉える! ここで大和は距離を取りながら左ミドル。HIROYAも右ストレートから前進するが、大和も左ボディを返す。HIROYAが飛び込むような左フック、大和の左のヒザ蹴りに右フックをかぶせる。

 3Rに猛攻を見せたHIROYAだったが、2Rのダウンのポイントが差となり、大和が判定3−0で準決勝に駒を進めた。



▲吉本(右)が持ち味である粘り強さを発揮して延長戦で判定勝ち

▼第2試合 -63kg Japan Tournament FINAL第2リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○吉本光志(ヌンサヤーム/RISEスーパーライト級王者)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●麻原将平(シルバーアックス/RISE KAMINARIMON 60kgトーナメント優勝)
※本戦は三者とも29-29

 全日本キック、RISEで活躍し、現在はRISEスーパーライト級王者でもある吉本。麻原はこれまでK-1に2度参戦し、1勝1敗の成績を残している。

 1R、ガードを上げてジャブと右ローを蹴る吉本。麻原もジャブを返して距離を取ろうとするが、吉本はワンツーから左ミドル、右ローを蹴って前に出る。 麻原は右ロー、奥足へのロー。吉本も同じように左右のローを蹴り返す。

  吉本の奥足ローに対して麻原が右ストレート、さらに距離が詰まると飛びヒザ蹴り、そして打ち下ろすような右ストレート! これで吉本を下がらせる。吉本はガードを上げて左ミドル。麻原は右ストレートから左フック、吉本のパンチに右の飛びヒザ蹴り。吉本は奥足へのローを連打する。このラウンドはジャッジ3名とも10−9で麻原にポイントをつけた。

 2R、ジャブを突きながら右ストレートと左フック、右の飛びヒザ蹴りを狙う麻原。吉本はガードを上げて奥足へのローをしつこく蹴る。

  麻原が前に出てこようとすると、左ミドルを蹴る吉本。麻原はジャブを打って、吉本のサイドに回るようにして右ストレート、右ロー、左ミドル。 吉本はジャブ、左ミドル、左ローで前に出る。そこに細かいパンチとヒザ蹴りのカウンターで応戦する麻原。しかし吉本が右ストレート、左ハイキック! これをもらう麻原だったが左右のフックで前に出る。ジャッジ1名は10−9で吉本を支持、残り2名は10−10のイーブン。

 3R、左ミドルを連打する吉本。麻原はジャブ、右ボディストレート、右の飛びヒザ蹴り。吉本は右ストレートから左ミドル。

  麻原は吉本の左ミドルをキャッチして、吉本のバランスを崩す。圧力をかけて前に出続ける吉本。大きなパンチのヒットはないものの、細かい左右のパンチが麻原の顔面を捉える。

 麻原も必死にヒザ蹴りを返すが、吉本は手数の圧力で麻原を攻め込む。残り20秒、吉本が左ミドルを連打して右の飛びヒザ蹴り。最後は吉本がワンツーを打ったところで試合終了となった。ジャッジは3名とも29−29でドローとなり、第2リザーブマッチも延長戦までもつれる。

 延長R、左ミドルとヒザ蹴りで前に出る吉本。左右の連打で麻原を下がらせる。麻原も何とか攻撃を返そうとするが、吉本のジャブ、右ストレート、左フックが当たる。さらに吉本は左ミドル、飛び込むような左ストレート。構えをサウスポーに変えて左ミドルを連打し、左右のパンチ、そして右の飛びヒザ蹴りを見せる。

 延長判定はジャッジ3名とも10−9で吉本。持ち前の粘り強い試合運びで吉本が麻原を下した。




▼第1試合 -63kg Japan Tournament FINAL第1リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○谷山俊樹(谷山/ISKAインターコンチネンタル63kg級王者)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●渡辺理想(極真会館/RISEライト級2位)
※本戦は30-29、30-30、30-30

 極真会館に所属し、空手ベースの多彩な蹴り技を駆使してRISEで活躍する渡辺。対する谷山は城戸康裕の後輩で、昨年、ISKAインターコンチネンタル王座を獲得した。

 1R、お互いにローを蹴り合う両者。渡辺は強い右ローを蹴ってバックキックにつなげる。谷山は左フックから右ミドル、渡辺の左ミドルを受けて右ストレートを返す。 渡辺は谷山をロープまで下がらせてバックキック、パンチから右ローを蹴る。谷山はジャブを突いてから右フック、渡辺が左フックを打つと、内側から右ストレートを狙う。

  渡辺はガードを上げて距離を取りながら左ミドル、谷山も左ミドルを蹴り返す。ジャッジは3名とも10−10のイーブン。

  2R、構えをサウスポーにスイッチして左ミドル、左ハイキックを蹴る渡辺。谷山が前に出てくると、その前足を払ってバランスを崩す。谷山はワンツー、渡辺はバックキック、ここでも前足払いで谷山の前進を止める。
パンチで距離を潰して右アッパー、左フックを打つ谷山。渡辺は顔面のガードを固めて右ロー、胴廻し回転蹴りも見せるが不発。

  渡辺は谷山に密着しようとするが、谷山はそれを突き放して右ストレート、左フックから右ハイキック。渡辺は距離を取りながら左ミドルを蹴る。ここもジャッジ3名とも10−10のイーブンでポイントに差はない。

 3R、パンチのプレッシャーをかけて前に出て行く谷山。渡辺はサウスポーに構えを変えて左ミドル、インロー、右前蹴りで谷山に距離を詰めさせない。遠い間合いから左ミドルを蹴り、パンチの距離になるとすぐに密着する渡辺。

  谷山は右のパンチから必死に前に出て行くが、渡辺のガードを崩せない。渡辺も右アッパー、ワンツー、左ローで前進。最後は谷山が右ストレートで前に出て、渡辺が距離を取りながら左ミドルを蹴るという展開で終わった。ジャッジ1名は30−29で谷山を支持したものの、残り2名は30−30のイーブンとし、試合は延長戦へ。

 延長R、サウスポーの渡辺が左ミドル。谷山は右ストレートから左フック、右フック。渡辺も飛び込むような左フック、右アッパーを打つ。

  足を止めてパンチで打ち合う展開が続く中、谷山が左ボディ、右フック、左アッパー。渡辺はそれをブロックして左ミドルを蹴る。どちらもパンチで打ち合うが、谷山がやや手数で渡辺を上回る。

 延長はジャッジ3名とも10−9で谷山にポイントをつけ、谷山が第1リザーブファイトを制した。




▼オープニングファイト第4試合 K-1ルール 63kg契約  3分3R
○左右田泰臣(=そうだ・やすおみ/シルバーウルフ/RISEスーパーフェザー級2位)
判定3−0 ※30−27、29−27、30−27
●横山伸吾(CRAZY WOLF/CMA KPWフェザー級王者)




▼オープニングファイト第3試合 K-1ルール 63kg契約  3分3R
○木村旭洋(=きむら・あきひろ/伊原道場)
KO 1R1分51秒 ※左ストレート
●田中雄二(RANGER品川)




▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 63kg契約  3分3R
○北山高与志(=きたやま・たかよし/フリー/前WMAF世界ウェルター級王者)
判定3−0 ※30−26、30−27、30−27
●源太郎(喧王ism)




▼オープニングファイト第1試合 70kg契約 K-1ルール 3分3R
○KOjiman(KAKOGYM)
KO 1R35秒 ※左フック
●藤井英人(BLUE DOG GYM)

★決勝戦(久保優太vs卜部功也)、セミ(佐藤嘉洋vsアルバート・クラウス)はこちら

★準決勝(久保優太vs野杁正明)、(卜部功也vs大和哲也)はこちら

★準々決勝(野杁正明vs梶原龍児)、(久保優太vs才賀紀左衛門)、(卜部功也vs裕樹)はこちら

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