調整に手間取っていた河野公平のWBC・スーパー・フライ級王座決定戦出場が正式に決まり、8月6日(金)発表会見が行なわれた。ビック・ダルチニアン(豪)が名誉チャンピオンへと繰り上がり、空位となった王座を河野と2位トーマス・ロハス(メキシコ)が争う。
名城戦以来2年ぶりのチャンスを得た河野は、「勝って、いままでの苦しみがこの日のためだったと思えるよう全力を尽くします」と時に涙で言葉を詰まらせながら語った。 プロモーターの渡辺均会長が河野に新しいニックネームをプレゼント。“リトル・ブルドーザー”という名前に河野も「僕にぴったり」と笑顔。この日は河野をサポートしてきた父・豊藏さんも姿を見せ、「公平の一番のポイントはモチベーション。本番に強い。自分の実力のほどはわかっているだろうが、ここまできたらやるしかない。突き抜けて欲しい」とエールを送った。
これで9月20日(月・祝)さいたまスーパーアリーナの主要カードが決定。内山高志VSムクリスのWBA・スーパー・フェザー級戦とのダブル世界タイトルマッチがメイン。福原力也VSグレク・イーディ(豪)のOPBF・スーパー・フェザー級王座決定戦と三垣龍次VS金井アキノリの同ライト級戦を加えてタイトルマッチが4試合となった。
またフライ級ランカー金城智哉の相手は当初予定のモハメド・ラクマン(インドネシア)からWBO10位のアンキー・アンコタ(インドネシア)に変わった。こちらは6回戦。大阪帝拳ジムからワタナベジムに移籍した國重隆(ライト・フライ級7位)は沼田慶一(E&Jカシアス)と6回戦。
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