8月31日(火)都内ホテルにて「UFCファイター凱旋&UFC Undisputed 2010発売記者会見」が行われた。
この日の会見は9月9日から発売されるUFCのゲームソフト「UFC Undisputed 2010」のプレス発表会で、8・1UFCで勝利を収めた五味隆典(久我山ラスカル)と岡見勇信(和術慧舟會東京本部)が会見に出席。現在アメリカ修行中の秋山成勲(フリー)は会見を欠席したが、ビデオレターという形で、10・16『UFC120』マイケル・ビスピン戦の意気込みを以下のように語った。
「マイケル・ビスピン選手は打撃もすごく優れていますし、寝技のスキルもすごくある選手なので、どこに穴があるかっていうところで考えると穴が無い選手なんですね。私より身長10cm位大きいですし、リーチも長いですし、体力的にもたぶん全然違うと思いますが、小さい自分が一生懸命頑張る姿を観てもらいたいと思います。
今はランニングを中心に下半身の強化に向けて走り込みをしたり、基礎体力を上げるためのトレーニングを重視してやっています。プラス新しく打撃の部分でも教わる人を見つけて強化に向けたいと思っています」
また秋山の対戦相手のビスピンからもビデオレターが届き、「秋山選手は強敵を倒してきた、本当に手強い相手です。アラン・ベルチャー戦とクリス・レーベン戦、どちらもファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しており、今回も面白い試合になるでしょう。しかし私は自分のスキルを信じています。日本のMMAファンの皆さんには残念ですが、秋山選手はこの日は敗者になるでしょう」と秋山撃破を誓った。
会見ではスペシャルマッチとしてフランク・エドガーVS五味隆典、アンデウソン・シウバVS岡見勇信の2試合がゲーム上で実現したが、秋山VSビスピンもゲームで完全シュミレーション。
開始前に岡見が「最近のビスピンはそこまで打撃に自信を持っていないので、秋山さんがインファイトを仕掛ければ、それを嫌がると思います。そうなるとビスピンがタックルに来ると思うので、その対処が大事になるでしょうね」と勝負のキーポイントを話したが、ゲームでの秋山もビスピンとの間合いを詰めてパンチとヒジ打ちを主体に攻撃。柔道式の投げ技でテイクダウンを奪うと、マウントポジションからの腕十字を極めて一本勝ちを収めた。
なお会見にはUFCを運営するZUFFAの石橋亮作氏、株式会社ユークスの谷口行規代表、THQのコリン・マックGMが出席。今回のゲームソフト発売について以下のようにコメントを残した。
「今回『UFC Undisputed 2010』が発売されます。今後は日本のファンへのサービスをより一層、充実させていく所存です」(石橋)
「ゲームを通じてUFCでの日本人選手の活躍、UFCの日本での普及を応援していきたいと思います」(谷口)
「昨年、UFCのゲームを作った時にダナ・ホワイト社長は『今までの格闘技ゲームがジョークだ』と表現していたのですが、今回も『今までの格闘技ゲームがジョークだと言えるようなゲームを作りたい』と言われました。今回は打撃のコンボも増えて、戦略的な部分もより細かくなっています。またゲームのシステムも前作よりも増えました」(マック)
また会見ではダナ・ホワイト社長のコメント、会見への出席を予定していたヴァンダレイ・シウバ(※諸事情により欠席)のビデオレターも発表され、ゲーム発売とUFCの日本上陸についてそれぞれコメントしている。
「前回よりもさらにハードルを上げて、格闘技ゲームとしてよりベストなものになったと思うし、このゲームを誇りに思っている。UFCの海外拡張はゴールでもあり、アジアの優先順位は高い。日本は近代総合格闘技の発祥の地の一つ。日本で大会を開催するために全力を尽くしている」(ダナ)
「今回のゲームではとても自分のキャラクターが強くて満足している。また日本で戦いたいと思っているし、その日は近いと思う!」(シウバ)
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