11月7日(日)東京・後楽園ホールで開催されるNJKF『熱風 拾』にて、ヒジ打ちも認められるWBCムエタイルールに挑む女子キックボクサーAZUMA(y-park)のコメントが主催者を通じて届いた。
今年1月、NJKF初の女子王者(フェザー級)となったAZUMAが、今度はヒジ打ちも認められるWBCムエタイルールの一戦に挑む。相手はWBCムエタイ・オーストラリア女子フェザー級王者のメリッサ・ノートンだ。メリッサは今回が初来日で、19歳の新鋭。現地では「エルボー・プリンセス」の異名を取るアグレッシブなファイターだという。
日本ではまだ数えるほどしか行われていない女子のヒジありの試合だが、AZUMAはこのルールでの試合が組まれると決まった時点からヒジの練習を開始。実際にミットに打ち込むようになったのはここ2週間ほどだ。
だが、実際に彼女の練習を取材してみると、その言葉がウソなのではないかと思えるほど。山崎将会長の持つミットにヒジ、バックヒジを打ち込む様子は、とても付け焼き刃とは思えないぐらい堂に入ったものだった。
AZUMA本人はヒジありの試合が組まれると聞いて、喜んで受けたのだという。「ヒジで相手を切って、客席に向かって(ヒジを指差すポーズをしながら)こうやってアピールするのがやりたいんですよ。男子の選手がやってるのを見て、カッコいいな、やってみたいなと思っていたので」と笑いながら話す。本当に試合でヒジを出せるかはやってみないと分からないが、「どういう試合になるかは自分でも楽しみ」という。
ルール上はヒジが焦点になりそうだが、彼女の武器はもちろんヒジだけではない。女子選手としては異例なほど高いKO率を誇るパンチ、特にジャブのキレは多くの関係者が認めるほどで、現に練習では男子選手からダウンを奪うことも珍しくないという。また本人は「まだまだ下手くそで」と謙遜するがミドルキックも十分な説得力を持っている。場合によっては、ヒジの展開になる前にAZUMAが仕留めてしまう可能性も高い。
勝てばWBCムエタイ女子ランキング入りも見込まれ、いよいよ世界に向けての躍進も期待されるAZUMAだが、今回、試合後には言いたいことがあるのだという。「どうしても言いたいことが2つあるんです。それを言うためにも、勝たないといけないですね」と気を引き締める。
本人の理想は、ヒジでカットしてTKO勝ちし、ヒジを指差してアピール(笑)、そしてマイクで言いたいことを言う、という流れ。果たしてそれは現実のものとなるのか。NJKF女子にとっても大一番となる一戦が、いよいよ間近に迫ってきた。(取材・写真/高崎計三)
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 拾」
2010年11月7日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<決定対戦カード>
▼WBCムエタイ日本フェザー級王座認定試合 3分5R
中嶋平八(誠至会/NJKF同級王者)
VS
デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元WMC&ルンピニースタジアム認定バンタム級王者)
▼63kg契約(ヒジなしルール)アグレッシブマッチ 3分3R(延長1R)
一輝(OGUNI/NJKFライト級王者)
VS
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
▼70kg契約(ヒジなしルール)アグレッシブマッチ 3分3R(延長1R)
大和侑也(大和/NJKFウェルター級王者)
VS
川端健司(チームドラゴン/J-NETWORKスーパーウェルター級4位)
▼WBCムエタイルール 国際戦 2分5R
AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEOフェザー級王者)
VS
メリッサ・ノートン(オーストラリア/WBCムエタイ・オーストラリア女子フェザー級王者)
▼BONITA BOXEO 47kg契約 3分3R
Mai(健心塾/NJKF BONITA BOXEOアトム級王者)
VS
山田純琴(y-park/NJKF BONITA BOXEOアトム級1位)
▼53kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
幸二郎(OGUNI/NJKFバンタム級2位)
VS
山野寛之(チームドラゴン/J-NETWORKフライ級1位)
▼63kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R(延長1R)
細野岳範(チームドラゴン/元J-NETWORKライト級王者)
VS
畠山隼人(E.S.G/NJKFライト級4位)
▼スーパーライト級 アグレッシブマッチ 3分3R(延長1R)
須釜和成(拳粋会/NJKFスーパーライト級2位)
VS
浅瀬石真司(東京町田金子/NJKFライト級9位)
▼ウェルター級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
DAI(誠至会/NJKF同級7位)
VS
真琴(インスパイヤード・モーション/同級9位)
▼バンタム級 3分3R
梅沢武彦(東京町田金子)
VS
チャンジュ(OGUNI)
<チケット料金>
特別RS席12,000円 RS席10,000円 S席7,000円
A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
NJKF事務局=TEL:03-6912-7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
ニュージャパンキックボクシング連盟=TEL:03-6912-7247
NJKF/センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen14」
2010年12月5日(日)東京・新宿FACE
開場16:30 開始17:00
※アマチュア大会11:00開始
<全対戦カード>
▼第15試合 56kg契約 3分5R
ドーンチョンレック・PKP.SPORT(PKP SPORT)
VS
裕・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第14試合 スーパーウェルター級 3分5R
影・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
山崎陽一(シルバーウルフ)
▼第13試合 62kg契約 3分5R
宇都宮城(u.f.c)
VS
翔太(フリー)
▼第12試合 フェザー級 3分3R
蓮見龍馬(y-park)
VS
牧 裕三(アクテイブJ/J-NETWORKフェザー級1位)
▼第11試合 62kg契約 3分3R
獅・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
平野将志(インスパイヤード・モーション)
▼第10試合 70kg契約 3分3R
Arthur雅仁(習志野/MA日本キックボクシング連盟)
VS
MIKOTO(アイアンアックス)
▼第9試合 スーパーバンタム級 3分3R
新人(E.S.G)
VS
星 雄晴(東京町田金子)
▼第8試合 59.5kg契約 3分3R
鈴木翔也(OGUNI)
VS
KEI(E.S.G)
▼第7試合 ライト級 3分3R
凌太(OGUNI)
VS
高橋幸光(はまっこムエタイ)
▼第6試合 62.5kg契約 3分3R
カズ宮澤(Pit)
VS
ハチマキ(PHOENIX)
▼第5試合 60kg契約 3分3R
ダイナマイト・柿崎(DRAGON)
VS
アッキー☆(東京町田金子)
▼第4試合 フェザー級 3分3R
階 健志(健心塾)
VS
笹羅 歩(笹羅)
▼第3試合 バンタム級 3分3R
若山龍嗣(DRAGON)
VS
鰤鰤左衛門(=ぶりぶりざえもん/キックボクシングコア)
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
木村将司(はまっこムエタイ)
VS
山田祐樹(東京町田金子)
▼第1試合 58kg契約 3分3R
菅原正道(S.V.G)
VS
上田・ラジャサクレック(ラジャサクレックムエタイジム)
<チケット料金>
VIP席12,000円 SRS席10,000円
RS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 立ち見3,000円
※当日券は全て500円増し。入場時にドリンク代別途500円が必要。
アマチュアの部=計量10:00、試合開始10:45。参加費5,000円(保険代500円含む)。観戦チケット500円(別途ドリンク代500円が必要)。
<お問い合わせ>
センチャイムエタイジム=TEL:03-3380-5531
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
12月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
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