▲今大会のフェザー級ワンマッチで対戦する宇野（左）とリオン（右）

　 7月27日（水）東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムIMPACTにて記者会見が行われ、9月24日（土）さいたまスーパーアリーナで行われる『DREAM.17』の大会概要・対戦カードが発表された。

　ナンバーシリーズとしては昨年9月の『DREAM.16』以来、約1年ぶりの開催となる今大会。第1弾対戦カードとして発表されたのは宇野薫（UCS）vsリオン武（シューティングジム横浜）のフェザー級（65kg以下）ワンマッチ。

　両者は5・29さいたまスーパーアリーナ大会に出場し、宇野はウィッキー聡生に判定勝利、リオンは松本晃市郎にKO勝利を収めており、会見に出席した笹原圭一イベントプロデューサー（以下、EP）も「7月の大会で王者の高谷裕之選手が僅差で最強の挑戦者・宮田和幸選手に判定勝利し、タイトルを防衛しました。次に誰がフェザー級のタイトルに挑むのかという意味で、この試合は重要な一戦になります。また両選手とも何でもできる選手で、非常にテクニカルかつお互いの気持ちが見える試合を期待したいと思います」と大きな期待を寄せる一戦だ。

　5月の松本戦後のインタビュースペースで「ヨアキム（・ハンセン）と宇野さんが勝ったので、そのどちらかとやりたい」と宇野との対戦をアピールしていたリオン。この時は「あの日はフェザー級のサバイバルマッチが何試合か組まれて、勝ったもの同士が戦えば盛り上がる。そこで日本人同士が戦った方が盛り上がると思って言いました」という理由で宇野の名前を出したリオンだったが、リオンにとって宇野は特別な存在。実はリオンが総合格闘家になるきっかけが1999年5月の佐藤ルミナvs宇野薫で、リオンは宇野への想いを熱く語る。

「僕は99年にルミナさんと宇野さんの試合を見て、総合格闘技をやりたいと思って修斗を始めました。ルミナさんもそうなんですけど、僕は宇野さんのファンです（笑）。99年のバーリトゥードジャパンもワクワクして、かっこいいなと思って見ていました。2004年に宇野さんが川尻（達也）選手と試合をした時、僕は同じ大会の第1試合に出ていたんですね。それで2人がメインイベントで試合したんですけど、空気が全然違うんですよ。僕は間近で試合を見ていて、本当にすごい試合だなと思っていました。だから宇野さんは選手としても、ファンとしても見ていた選手です。やっぱりルミナさん、宇野さん、マッハさんはファンの自分にとっては特別な人たちで、その気持ちは今でもあります」

　そんなリオンは2009年5月に修斗でルミナとの試合が組まれ、KO勝利を収めている。今回の試合についても「自分が格闘技を始めたきっかけになった選手と試合出来ることがうれしいし、テンションが上がります。でも試合をやるからには負けられないし、KOで勝ちます。まだ宇野さんとルミナさんをどちらもKOした日本人はいないと思うので、僕がその第1号になります。宇野さんは相手の光を消す選手。技の引き出しを出させてくれないタイプ。だから僕の右のパンチも当てさせてくれないだろうし、そこをしっかり考えてやりたいと思います。しっかり練習して、いい結果を出したいです」と、憧れの宇野をKOで倒すと力強く宣言した。

　一方の宇野は「リオン選手が強いのは分かっているので思い切りぶつかります。笹原さんが言われたように気持ちが伝わる試合をしたいです」と挨拶。

　リオンの言葉を受けて宇野は「『試合をやりたい』と言ってくれてありがたいし、こういった形で試合が実現して楽しみです。リオン選手は強い選手なのでやりがいがあります。前回のウィッキー戦もそうでしたが、自分よりも下の世代の選手と戦うのは川尻選手との試合から始まっていて、青木選手、石田選手とも試合をしました。自分よりも上の世代の選手とはルミナさん以外とはほとんどやっていません。

　世代が下ということは気にしていないし、下の世代の強さも知っています。気持ちだけは負けないようにします。リオン選手はパンチが強くて逆転勝ちの強さもある選手。試合が決まって改めて強さを感じています。年齢やキャリアは僕の方が上かもしれませんが、自分から挑戦するつもりで戦います」と意気込みを語った。

　笹原EPからはこの試合がフェザー級のタイトル戦線において重要な一戦になるというコメントもあったが、両者は「あんまり考えてないですね。これに勝てばタイトルにむちゃくちゃ近づくと思いますが、今は宇野選手を倒すことしか考えていません」（リオン）、「自分もリオン選手と同じで、リオン選手のことしか考えていません」（宇野）と、あくまで目の前の試合に集中している様子。

　また今大会から試合時間が5分3Rに変更になったことについては「10分・5分の間に1度、試合を区切ってもらえるのはいいですね。自分はスタンドで戦いたい選手だし、修斗で5分3Rの試合に慣れているので、5分3Rはありがたいです」（リオン）、「前回の試合で10分・5分の試合をやったんですが、あまり長さは感じませんでした。自分は5分3Rも10分・5分もどちらもやっているので、そこまで気にすることではないかなと思います」（宇野）と話している。


FEG/リアルエンターテインメント
FIGHT FOR JAPAN
「DREAM.17」
2011年9月24日（土）さいたまスーパーアリーナ
開場15：00　開始16：00（予定）

＜決定対戦カード＞

▼フェザー級ワンマッチ　5分3R
宇野　薫（UCS/第4代修斗世界ウェルター級王者）
vs
リオン武（シューティングジム横浜/第5代・第8代修斗世界ライト級王者）

＜チケット料金＞
VIP席100,000円（特典：専用入場ゲート・グッズ付）
RRS席22,000円　スタンドS席10,000円　スタンドA席5,000円

＜チケット発売スケジュール＞
・7月29日（金）
10：00〜24：00　DREAM web　メンバーズサイト先行予約

・7月30日（土）
10：00〜24：00　DREAM携帯サイト先行予約

・7月31日（日）
10：00〜18：00　特別先行電話予約
10：00〜24：00　DREAM webサイト先行予約

・8月7日（日）
10：00〜一斉発売

＜チケット販売所＞
DREAM webサイト＝http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト＝iモード　Yahoo!ケータイ　EZweb
イープラス＝http://eplus.jp/battle/　※パソコン＆携帯
チケットぴあ＝TEL：0570-02-9999（Pコード：594-790）
ローソンチケット＝TEL：0570-084-003（Lコード：33418）
CNプレイガイド＝TEL：0570-08-9999
レッスル池袋店＝TEL：03-3989-0056　http://www.wrestle.jp/
書泉ブックマート＝TEL：03-3294-0011　http://www.shosen.co.jp/
フィットネスショップ格闘技＝TEL：03-3265-4646　http://www.fs-kakuto.com/
チケット＆トラベルT-1＝TEL：03-5275-2778　http://www.t-1.jp/tk/
後楽園ホール＝TEL：03-5800-9999　http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
さいたまスーパーアリーナ＝TEL：048-600-3027　http://www.saitama-arena.co.jp/
公武堂＝TEL：052-241-2511　http://www.koubudo.co.jp/
バトルロイヤル＝TEL：03-3556-3223　http://www.battleroyal.jp/
Laughter7＝TEL：03-6807-1770　http://www.laughter7.com/
新日本プロモーション＝http://www.shinnichi-pro.co.jp/

＜お問い合わせ＞
DREAM事務局＝TEL：03−5775−5065