▲泉浩を挑戦者に迎えて初防衛戦を行うムサシ
7月13日(水)東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムIMPACTにて、ゲガール・ムサシ(オランダ)が公開練習を行った。
ムサシは7月16日(土)東京・有明コロシアムで開催されるFIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL〜2011バンタム級日本トーナメント決勝戦〜』(バンタム級は61kg以下)で、アテネ五輪柔道90kg級銀メダリストの泉浩(プレシオス)を挑戦者に迎えてDREAMライトヘビー級(93kg以下)タイトルの初防衛戦を行う。
本日午前11時に来日したばかりのムサシは「日本はとても湿気があるけれど大丈夫。とてもいいコンディションだよ」と、グラップリング(打撃なし、寝技のみ)のスパーリングを2分1Rで公開。腕ひしぎ十字固め、フロントチョーク(前方からの首絞め)を極め、リバーサル(下になっている選手が横に回転して上になる)も数回にわたって披露した。
今回が初防衛戦になるが「とてもいいコンディションなので、リラックスして戦える状態にある。防衛戦のプレッシャーはないよ」と、きわめて冷静なムサシ。
今回の泉戦に備えてムサシが特に力を入れてきたのがレスリング特訓だという。泉が7月2日(土)に『全日本社会人レスリング選手権』に出場したことも知っており、「柔道のトップ選手なのでレスリングもやるのは自然なこと。特に驚きはない。彼もレスリングの練習をしていることで、今回の試合では私のレスリングスキルを証明できると思う」と感想を語り、泉がレスリングで2012年ロンドン五輪出場を目指していることを聞くと「それはとてもいいことだね。頑張って欲しい」とエールを送った。
ムサシの30勝2敗2分という戦績に対し、泉は4勝1敗。MMA(総合格闘技)のキャリアでは大きな差があるが、ムサシは泉の五輪柔道銀メダリストという実績には警戒心を抱く。「五輪でメダルを取るというのは世界的トップアスリートだということ。MMAの経験が浅くても注意しなければならない」
泉の試合は2009年9月23日のプロデビュー戦(アンズ・“ノトリアス”・ナンセン戦)と、2010年12月31日のミノワマン戦の2試合を映像で見たと言い、「柔道のスキルがあり、スタミナもあって強い選手なので厳しい試合になるだろう」と高評価。
「自分の戦い方をすることが大事になる。テイクダウンされないようにし、テイクダウンされてもすぐに立つようにするよ。彼は組んでくるだろうが、私はクリンチ(首相撲)しながらヒザ蹴りなどの打撃で戦う。クリンチを使っての距離を大切にして戦いたい」と、スタンドの打撃で勝負するつもりだ。
泉も打撃で勝負したいと言っていることを伝え聞くと、「打撃は一撃で相手を倒せるので、彼にも当然そのチャンスがある」と冷静に分析し、「スタンドでは打撃、グラウンドではパウンド(寝技で下になっている相手に上から落とすパンチ)で戦う。関節技で勝つのもいいけれど、KOで勝敗を決められたら一番いい」と、KO勝ちを狙って行くことを明かした。
また、定期参戦しているアメリカのMMAイベント『ストライクフォース』に関しては、「9月か10月にマーク・カイルとアメリカで戦うことになるだろう」と語った。
なお、ムサシの公開練習終了後、笹原圭一イベントプロデューサーは今大会で組まれていたトッド・ダフィー(アメリカ)vsニック・ガストン(アメリカ)が中止になったことを発表。ガストンは6月に行った試合でTKO負けを喫し、そのダメージが回復しないため欠場。ダフィーも練習中に左足カカト部分の関節軟骨損傷、左ヒザの裏側靭帯断裂&半月板損傷で欠場となった。
FEG/リアルエンターテインメント
FIGHT FOR JAPAN
「DREAM JAPAN GP FINAL〜2011バンタム級日本トーナメント決勝戦〜」
2011年7月16日(土)東京・有明コロシアム
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼DREAM JAPAN GP バンタム級日本トーナメント決勝戦
今成正和(Team-ROKEN/初代DEEPバンタム級王者)
vs
所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
▼DREAM JAPAN GP バンタム級日本トーナメント3位決定戦
大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS)
vs
藤原敬典(秋本道場Jungle Junction/チームZST/ZSTバンタム級王者)
▼DREAMライトヘビー級タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ/王者)
vs
泉浩(プレシオス/アテネ五輪柔道90kg級銀メダリスト/挑戦者)
▼DREAMフェザー級タイトルマッチ
高谷裕之(高谷軍団/王者)
vs
宮田和幸(Brave/シドニー五輪レスリング63kg級日本代表/挑戦者)
▼DREAMライト級ワンマッチ
川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
vs
ドリュー・フィケット(アメリカ/Team Scrub)
▼DREAMライト級ワンマッチ
光岡映二(フリー/戦極ライト級GP2008ベスト4)
vs
ブルーノ・カルバーリョ(ブラジル/CM SYSTEM)
▼DREAMヘビー級ワンマッチ
トッド・ダフィー(アメリカ/グラッジ・トレーニング・センター)
vs
ニック・ガストン(アメリカ/8+8 Striking System/KOTCヘビー級1位)
▼DREAMウェルター級ワンマッチ
マリウス・ザロムスキー(リトアニア/LONDON SHOOT FIGHTERS/MMA Bushido/王者)
vs
桜井“マッハ”速人(マッハ道場/第4代修斗世界ミドル級王者)
▼DREAMライトヘビー級ワンマッチ
水野竜也(フリー)
vs
トレヴァー・プラングリー(アメリカン・キックボクシング・アカデミー/初代Bodog Fightミドル級王者)
<チケット料金>
VIP席100,000円 RRS席22,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席5,000円
<チケット販売所>
DREAM webサイト=http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト=iモード Yahoo!ケータイ EZweb
イープラス=http://eplus.jp/battle/ ※パソコン&携帯
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-790)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:39985)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
レッスル池袋店=TEL:03-3989-0056 http://www.wrestle.jp/
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 http://www.shosen.co.jp/
フィットネスショップ格闘技=TEL:03-3265-4646 http://www.fs-kakuto.com/
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778 http://www.t-1.jp/tk/
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
Laughter7=TEL:03-6807-1770 http://www.laughter7.com/
公武堂=TEL:052-241-2511 http://www.koubudo.co.jp/
バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223 http://www.battleroyal.jp/
新日本プロモーション=http://www.shinnichi-pro.co.jp/
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL:03−5775−5065
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