▲K-1王者の大和哲也(左)がWBCムエタイ世界チャンピオン(右)と激突!
10月2日(日)東京・後楽園ホールで開催されるWBCムエタイ・ジャパン第2回大会『The Path to the World Champion』のメインイベントで対戦する、ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)と大和哲也(大和ジム)の試合直前コメントが、主催者を通して発表された。
WBCムエタイ世界スーパーフェザー級チャンピオンのジョムトーンは、対戦相手の大和について「大和のことは、実はよく知りません。昨年のK-1・63kg級の日本チャンピオンだということは、友だちの日本人から聞きました。過酷なトーナメントを勝ち抜いて優勝したということは強い選手に違いないと思うので、油断せずに戦うつもりです」と気合い十分のコメント。
これまでジョムトーンは2度来日しており、初来日は2004年11月6日。新日本キックボクシング協会の菊地剛介と対戦し、判定勝ち。2011年2月23日にはプロボクシングの試合のため来日し、当時4連勝中のホープで日本スーパーフェザー級7位の杉崎由夜を2Rと3Rに左ストレートでダウンさせ、3Rで連打によるTKO勝ちを収めている。「日本で試合を行うのはこれで3回目ですが、どこの国であろうが良い試合をしないといけないと常々思っているので、今回も皆さんにいい試合をお見せしたいと思っています」と好試合を約束。
試合に向けては「まずは、勝つこと。チャンスがあれば、KOしたいです。前回来日した時はボクシングの試合でしたが、今回はムエタイルールなので、とてもやりやすいですね。自分本来の戦いをお見せできると思います。今回は特にWBCムエタイの大会ということですので、皆さんに『さすがムエタイ!』と思ってもらえるような試合をしたいと思っています。ヒジ、ヒザ、蹴り、パンチの全てを使って、これこそがムエタイだと感じていただけるような戦いをして勝ちたいと思いますので、応援してください」とコメントした。
対する大和は「ジョムトーン選手の試合映像はけっこう見てますね。同じ試合を何回も見て、ゲーオ戦とかアトム山田戦とか、いろいろ見ています。背が高くて手足が長くて、まっすぐ来る左ストレートと左ミドルと、それから前蹴りもヒザ蹴りもうまいと思うんで、やりにくいだろうなとは思いますね。ヒジもうまいし。自分はサウスポーが苦手とよく言われるんですけど、特に意識もしてないですし、対策はすごくやってるんで大丈夫です」とジョムトーン対策に自信に見せる。
「タイ人との試合はけっこうやってきていて噛み合うようになったと思っているので、口でいろいろ言うよりは試合でお見せしたいと思います。その意味で、8月に続いてタイ人(シュガー・ケイン・コーク・チュナワット)との連戦はちょうど良かったですね。相手も元ルンピニーのチャンピオンだったので、それに勝てていい流れができたと思ってます」
ジョムトーン戦後については「去年の大会はセコンドで行っただけだったので、そこにメインで出られるのはうれしいですし、緑のベルトは欲しいと思っているので、WBC世界タイトルは狙っていきたいと思ってます。なので、しっかりといい試合をして勝って、次につなげたいと思います」とWBCのベルトを狙う上でも落とせない一戦であるとした。
なお、昨年のWBCムエタイ日本大会で王座を獲得したスーパーバンタム級の梅野源治(PHOENIX)、バンタム級・藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)の両王者が9月30日付けで王座返上。今大会でWBCムエタイ日本バンタム級、スーパーバンタム級の二階級で王座決定戦が行われる。
WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦で対戦する闘魔(新宿レフティージム)と幸二郎(OGUNI GYM)のコメントは以下の通り。
闘魔
「幸二郎選手は一応3試合くらいビデオを観ましたが、あまりこれと言って印象はないです。相手がどうのって言うより、興行の中で一番盛り上がる試合をして、名前を覚えてもらいたいですね。
特に今回はほとんどの試合がタイトル戦なので、その中でも一番良かったと言われる試合をして、会場を盛り上げたいです。ベルトのことはあまり意識していません。タイトル戦だとか、ベルトだとかというよりも、とにかく良い試合で勝って会場を盛り上げたいというのが一番です。
獲物を狩るように倒して盛り上げたいです。メインよりも盛り上がる試合をしたい。(浜川憲一)会長からは『実力の差を見せ付けるように』と言われているので、そういう試合をして、勝って軽量級を盛り上げたいです」
幸二郎
「映像であらし戦とか3試合ぐらい見ましたが、手足が長い選手だなと思いました。警戒するのはやっぱりヒジ打ちですね。僕も苦手なので。向こうは遠い距離と近い距離の前蹴りがあるので、間合いが命になってくるかなと。うまく自分の間合いで戦おうと意識しています。今回、ありがたい話が舞い込んできてチャンスだなと思いますね。
このところ、勝ててない状態なんですが、連敗中の選手にこういう話が来ることは普通ないと思うので、チャンスをものにしたいと思ってます。タイトルマッチは初めてですが、気負ったりはないので、いつもどおりに戦いたいです。向こうも倒しに来るでしょうから、KO決着になると思うんで、僕も倒しに行きたいです。倒さないと勝てないと思うし、僕もKOはけっこう多いので、当たれば倒れるというイメージをもう1回自分の中で作って、試合に臨みます。このチャンスはいただきます!」
WBCムエタイ実行委員会
WBCムエタイ・ジャパン第2回大会
「The Path to the World Champion」
2011年10月2日(日)東京・後楽園ホール
開場10:45 開始11:00
<決定対戦カード>
▼ダブルメインイベント第2試合 スーパーファイト
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
vs
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg Japan Tournament 2010優勝、元WBCムエタイ日本ライト級王者)
▼ダブルメインイベント第1試合 WBCムエタイ女子インターナショナル・ライトフライ級王座決定戦
デニス・メラー(イギリス/WBCムエタイ女子インターナショナル・ミニフライ級王者)
vs
神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者、Girls S-cup2011トーナメント優勝)
▼セミファイナル WBCムエタイ日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
羅紗陀(キングジム/王者、WBCムエタイ世界同級13位)
vs
増田博正(スクランブル渋谷/挑戦者・WBCムエタイ世界同級14位、元全日本同級王者)
▼WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦
闘魔(新宿レフティージム/WPMF日本&M-1スーパーフライ級王者)
vs
幸二郎(OGUNI GYM/NJKF同級2位)
▼WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦
新人(E.S.G/NJKF同級1位)
vs
日下部竜也(OISHI GYM/シュートボクシング日本同級王者)
▼WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ
大槻直輝(OGUNI GYM/同級王者)
vs
加藤竜二(橋本道場/MA日本&WPMF日本フライ級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイ日本スーパーライト級タイトルマッチ
高橋誠治(東京町田金子ジム/王者)
vs
菅原勇介(TARGET/J-NETWORK同級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイ日本ライト級次期挑戦者決定戦
宮越慶二郎(拳粋会/NJKF同級王者)
vs
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORK同級王者)
<チケット料金>
VIP席15,000円(完売) SRS席12,000円(完売) RS席10,000円(完売)
S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円(完売)
<お問い合わせ>
WBCムエタイ実行委員会(NJKF事務局内)=TEL:03−6912−7247
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