▲練習仲間であり、盟友である青木との対戦が決まった北岡だが、私情は一切挟まないと断言
青木真也vs北岡悟の日本人頂上対決が実現! 大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『元気ですか!!大晦日!!2011』での激突が25日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
会見には北岡悟(LOTUS)と笹原圭一DREAMイベントプロデューサー(以下EP)が出席。青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)はシンガポールのEvolve MMAで練習中のため欠席した。両者の試合はDREAMライト級タイトルマッチとして行われる。
8年間一緒に練習し、ともに歩んできた盟友がついに拳を交える時が来た。笹原EPはこのマッチメイクの意図を次のように説明。
「北岡選手がDREAMに参戦した当初(今年9月)から、我々としてはどこかのタイミングで考えていました。本来なら格闘技界がもっと盛り上がっている時にやるべきと考えていましたが、我々は出し惜しみせず一番いいカードを組めればとタイトルマッチで組ませていただきました」
北岡は「自分はプロとして11年間やっていますが、大みそかは初めて出ます。今までも十分素晴らしい舞台でやらせてもらっているので大みそかが特別だとは思いませんが、キャリアの中でも最も強い相手と試合が出来るのは意味がある。注目してもらえる舞台でやれる意味のある試合だと思います」と挨拶。
盟友との対決ということで、その胸中は複雑なのではないかと思われたが……北岡は終始憮然とした表情で記者からの質問に答えた。
「正式なオファーが来る前に内々で話は伝わって来ていました。相手選手(青木のこと)とは連絡を取り合う関係なので、当初は自分とは戦わないと明言していたのに、それを覆したことに対しては驚きました。向こうから僕を指名したと聞いています。(長い沈黙の後)よくよく考えてみれば、相手選手は僕を選ぶであろうなとは思いました」
笹原EPによれば、北岡の他にも因縁のある廣田瑞人(2009年の大みそかに青木と対戦し、腕を折られた)も対戦相手として名前が挙がっていたが、青木が北岡を選んだという。北岡は続ける。
「自分自身はこの試合は主催者とチャンピオンである相手選手がタイミングを決めるものだと思っていたので、自分は一選手としてオファーが来れば(やる)と考えていました。でも、最初はもっと盛り上がる舞台でという以上に、自分の格闘技人生にとって大きな実りのあるものであって欲しいと思っていましたが、それは傲慢な考えで今の状況を考えれば勘違いだったと気付きました。何より主催者と相手選手に委ねていたのが間違いであり、自分の甘さだと思います。
自分は青木真也の手の平にいたんだな、と相手への怒りというより自分自身の力の足りなさに怒りを感じます。弱い甘い自分と決別するためにこの試合をしなければいけないと思う。相手との関係性は一切関係ありません。ただの試合です。ただ相手がとてつもなく強いということです。この対戦を断るのは逃げでしかない。強い相手に挑んでいくことが格闘技、強いヤツと強いヤツが戦うことが格闘技です」
対戦が決まった後、青木とは「オファーを受けますというメールをして、相手が大会2週間前に帰国してくるので練習時間の順番(顔を合わせないようにするため)を指示しました。“了解した”という返事があって、それで終わりです」というやりとりをしただけだという。
当初は戦わないと言っていたのに裏切られたとの想いはあるか、との質問には「そういう見方も出来ます。しかし、彼が気分屋でコロコロ考えが変わるのは分かっていた。相手選手だけでなくいろんな状況に対して、全てに対して“こんなものか”という想いがあります。それはいい意味での気付きだと思っています。もちろん、相当な覚悟はしています。自分もただではリングを降りられない、逆に、相手選手もただではリングを降ろさない。そういう試合です」と答える。
再びの沈黙の後、北岡は「これで本当に自分が終わってもいいというような覚悟を持って戦います。相手はただではリングを降ろさないです。僕はずっとそうやってきたので特別なことではない。みんな僕と相手選手との関係性を知っていると思いますが、それとは関係ないものがリング上で繰り広げられる。盟友だとか練習仲間だとか、そんな注釈はいらない。そんなつもりで格闘技はやってきていません。僕は逆コーナーにいるヤツは、例え親兄弟でも本気で殴るし、蹴ります。首や足をもぐつもりでやります。僕が考える格闘技とはそういうものです」と、試合と交友は関係ないと言い放った。
そして、「少なくとも今の時点では友だちでも仲間でもない」と、毅然とした表情で言葉を結んだ。
元気ですか!!大晦日!!2011実行委員会
FieLDS presents FIGHT FOR JAPAN
「元気ですか!! 大晦日!! 2011」
2011年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始15:00(予定)
<追加決定カード>
▼DREAMライト級タイトルマッチ
青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA/王者)
vs
北岡 悟(LOTUS/挑戦者)
<決定対戦カード>
▼DREAMバンタム級世界トーナメント 準決勝
今成正和(Team-ROKEN/初代DEEPフェザー&バンタム級王者)
vs
アントニオ・バヌエロス(アメリカ/ピット・ファイト・チーム)
▼DREAMバンタム級世界トーナメント 準決勝
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/FIGHT TEAM BIBIANO/初代DREAMフェザー級王者)
vs
ホドルフォ・マルケス・ディニス(ブラジル/ノヴァウニオン)
▼DREAMバンタム級世界トーナメント 決勝
今成vsバヌエロスの勝者
vs
ビビアーノvsディニスの勝者
▼DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(マッハ道場/第4代修斗世界ミドル級王者)
vs
長南 亮(Team M.A.D./第3代DEEPミドル級王者)
▼DREAMフェザー級タイトルマッチ
高谷裕之(高谷軍団/王者)
vs
リオン武(シューティングジム横浜/第5代・第8代修斗世界ライト級王者/挑戦者)
▼DREAMフェザー級ワンマッチ
川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
vs
宮田和幸(Brave/シドニー五輪レスリング63kg級日本代表)
<チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・グッズ付き)
RRS席22,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席5,000円
<チケット販売スケジュール>
IGF webサイト=http://www.igf.jp/ TEL:03−5400−3690
DREAM webサイト=http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト=iモード、Yahoo!ケータイ、EZ1web
イープラス=http://eplus.jp/battle/ ※パソコン&携帯
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-790)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:36508)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
レッスル池袋店=TEL:03-3989-0056 http://www.wrestle.jp/
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 http://www.shosen.co.jp/
フィットネスショップ格闘技=TEL:03-3265-4646 http://www.fs-kakuto.com/
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778 http://www.t-1.jp/tk/
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
さいたまスーパーアリーナ=TEL:048-600-3027 http://www.saitama-arena.co.jp/
公武堂=TEL:052-241-2511 http://www.koubudo.co.jp/
バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223 http://www.battleroyal.jp/
Laughter7=TEL:03-6807-1770 http://www.laughter7.com/
新日本プロモーション=http://www.shinnichi-pro.co.jp/
IACEトラベル=http://www.iace.co.jp/domestic/cmp/dream/
<テレビ放送>
■第一部(無料放送)
「FIGHTING TV サムライ」
12月31日(土)15:00〜18:00
スカパー!ch.301「FIGHTING TV サムライ」
スカパー!e2 ch.803「サムライ2シリーズ」
■第二部、第三部(有料放送)
スカパー!HD「スカチャンHD」
スカパー!「スカチャン」
スカパー!e2「スカチャンHD」
12月31日(土)18:00〜イベント終了まで
視聴料金/3,150円
※再放送などの詳細はスカチャンHPへ
<お問い合わせ>
元気ですか!!大晦日!!2011実行委員会事務局=TEL:03−5775−5065
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