8月29日に16カ国の選手参加で開始された(準々決勝は10月25日)ワールドトーナメント『Thai Fight』の準決勝及び決勝戦が、12月6日午後6時(現地時間)タイ国の首都バンコクから250km程離れたナコンラチャシマ県のサッカー・スタジアムにて開催された。
優勝はフランスのファビオ・ピンカ。見事、初代『Thai Fight』のチャンピオンに輝いた。1年前にWBCムエタイのスーパーライト級世界チャンピオンになり、世界チャンピオンはこれで2度目。
日本から出場した宮越宗一郎(拳粋会)は準決勝でYoussef Boughanem(ベルギー) に判定で敗れたが、3位決定戦でペットモンコン・ペットフォーカス(タイ)にKO勝ちし、3位に入賞した。
▼決勝戦
○ファビオ・ピンカ(フランス)
判定
●Youssef Boughanem(ベルギー)
準決勝で前足にダメージを負ったヨセフに対し、ローで攻めるファビオ。倒しきれなかったものの、一方的な攻撃でファビオが判定で勝ち、優勝した。
▼3位決定戦
○宮越宗一郎(日本)
KO 1R24秒
●ペットモンコン・ペットフォーカス(タイ)
スタートより持ち前のパンチのラッシュで攻めまくる宮越。準決勝でダウンするダメージを負ったペットモンコンはロープ際に詰められ、この試合でもダウン。開始24秒で宮越がKO勝ち、3位に入賞した。
▼準決勝 第1試合 3分3R
○ファビオ・ピンカ(フランス)
判定
●ペットモンコン・ペットフォーカス(タイ)
2Rまではペットモンコンのペースだったが、ファビオが3R開始からパンチでラッシュをかけて終了間際にダウンを奪い、判定勝ちした。
▼準決勝 第2試合 3分3R
○Youssef Boughanem(ベルギー)
判定
●宮越宗一郎(日本)
1R、硬さからか若干手数の少ない宮越に対し、前蹴りとジャブから左ミドルの攻撃で攻めるヨセフ。2R、宮越がパンチで仕掛けるが、ヨセフに組まれヒジをもらう。中盤から3Rへとパンチのコンビネーションからローキックで攻める宮越だったが、結果はヨセフの判定勝ち。
写真/「シンラパムエタイ」早田寛
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