REBELSプロモーション
「REBELS.6」
2011年1月23日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30
▼メインイベント(第9試合) WPMF日本ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 WPMF日本ルール 3分5R
○渡部太基(藤原/同級3位)
TKO 1R1分48秒 ※ドクターストップ
●田中秀弥(RIKIX/同級2位)
※渡部が初代王座に就く。
昨年9月からスタートした初代ウェルター級王者決定トーナメントが、いよいよファイナルを迎えた。大激戦の連続となった1回戦、そして準決勝から勝ち上がってきたのは、田中と渡部。両者は昨年6月6日に初対戦し、この時は田中が判定で圧勝している。気合い十分の表情で登場した両者は、リング中央で今にも殴りかからんばかりの睨み合い!
1R、田中が右ロー、サウスポーの渡部も右ロー。
細かくパンチを当ててローにつなげ、再びパンチにもっていく田中。右ストレートが度々ヒットする。右ハイキック2発から右ミドル、右ストレートと攻める田中。
序盤は田中のコンビネーションに翻弄されていた感のある渡部だったが、左ストレートを返し、前蹴りでは田中を転倒させる。ここから左ストレートで前に出る渡部が左ヒジ!
凶弾が両腕ブロックを打ち破り、田中は流血する。そしてドクターチェックに。
「やれる! やれる!」田中は続行をアピールしたが、ドクターは手を振る。そしてレフェリーが試合終了を宣言! 田中はその場で泣き崩れ、渡部は勝利の雄叫び!
渡部がリベンジを達成すると共に、初代WPMF日本ウェルター級王座のベルトを巻いた。
「応援団180人、本当にありがとうございます。チャンピオンの渡部です。始めまして。やっとベルトを巻いて……(涙声になる)毎日厳しく指導してくれて育ててくれた藤原先生を始め、皆さんに本当に感謝しています。やっとベルトを獲れたんですけれど、これが俺の格闘人生のゴールじゃない。これからも一戦一戦命を賭けていい試合をしていきます」と、渡部は勝利の喜びを語った。
▼セミファイナル(第8試合) WPMF日本スーパーフライ級王座決定戦 WPMF日本ルール 3分5R
○闘魔(新宿レフティー/同級2位、J-NETWORK&M-1同級王者)
判定3−0 ※48−46、48−46、48−47
●ウエンツ☆修一(スクランブル渋谷/同級3位、前J-NETWORK同級王者)
※闘魔が初代王座に就く。
昨年8月22日、8戦目でウエンツからJ-NETWORKスーパーフライ級王座を奪い取った闘魔(とうま)は、その勢いのまま11月14日には関正隆を破り、M-1同級王座との二冠王となった。
今大会では日本軽量級最強の男・藤原あらしに挑む予定だったが、藤原が負傷欠場となったため、ウエンツとの再戦が決定。闘魔が三冠王の座に就くのか、それともウエンツがリベンジするのか?
1R、いきなり左ハイを飛ばすウエンツに闘魔はかわして右ロー。回り込もうとするウエンツにパンチで襲い掛かる闘魔。左右に動くウエンツに鋭い前蹴り、ジャブを突き刺す。ノーガードでウエンツを挑発し、前蹴り。ウエンツは左ミドル。闘魔はすぐに前蹴り2連発、鋭いタイミングでウエンツのボディに突き刺す。
2R、回り込むウエンツと突進する闘魔! 闘魔のヒジ連打でウエンツが防戦一方に! すぐにクリンチで難を逃れる。
回り込みながら左ミドルを狙うウエンツだが、闘魔の圧力と攻撃力に押され気味。闘魔は自信たっぷりに前蹴りを突き刺す。しかし、ウエンツが右ストレート! 組み付いて豪快にコカす! 立ち上がった闘魔もパンチで応戦。ウエンツのパンチがローブローになってしまい、イエローカードが提示される。
再開すると、ウエンツが前に出てボディへのストレート、右ハイキックから右フック! これでグラついた闘魔にまたも右フック! 闘魔がダウン! 一気に左右フックで襲い掛かるウエンツだが、試合終了のゴング。
これが聞こえなかったか、ウエンツが殴り続け、闘魔も首相撲を離さない! レフェリーが慌てて両者を引き離し、リング上に殺伐とした空気が流れた。
3R、ボディから顔面へパンチを放つウエンツが、首相撲で闘魔をコカす。またも右ハイキックから左フック、闘魔はクリンチして防戦し、ヒジも叩き込む。ウエンツが左ボディから右フック、闘魔はヒジで反撃。組むとヒザ蹴りだ。ワンツーを放つウエンツだが、闘魔は組んでヒザとヒジの猛攻!
このヒザ蹴りがウエンツにダメージを与えた。闘魔のヒジ、ヒザ、フック、アッパーの猛攻にウエンツも必死にしがみ付く。闘魔はヒジと右フック、左右のアッパーでウエンツをメッタ打ち!
逆転のスタンディングダウンが宣告された直後、レフェリーが止める間もなく闘魔の右ヒジでウエンツがもんどりうってダウン! 立ち上がったウエンツに闘魔はさらにヒジ、パンチで襲い掛かる。
4R、闘魔が左ヒジで飛び込み、前蹴りで突き放す。組んでコカすウエンツだが、前蹴りとヒザをもらって苦しい展開。闘魔が組んでのヒザ蹴りを連打、しがみつくウエンツ。闘魔の前蹴りに左ミドルを返すウエンツだが、闘魔のヒザが再び突き刺さる。
パンチで前に出る闘魔が飛びヒザ、飛び込んでのヒジ。ウエンツのパンチは空を切り、闘魔がヒジ。しがみつくウエンツを闘魔が振りほどき、倒れたウエンツに闘魔がパンチを出してしまいイエローカードが提示される。
5R、場内が最高潮に盛り上がる中、最終回のゴングが鳴った。左右フックで襲い掛かる闘魔はタイミングのいい前蹴り、飛び込んでのヒジ。ウエンツは右ストレートで反撃し、組んではコカす。闘魔のパンチにウエンツは組み付いて、コカしてスタミナを奪っていく。
残り1分、両者は打ち合いに行くがウエンツは組み付く。豪快に投げるウエンツ。両者が打ち合い、組んで激しくもみ合う。そして試合終了のゴング! 激戦を制したのは闘魔! これで3試合連続のタイトルマッチで全てのタイトルを獲得、3冠王となった。
「あのダウンを取られたのは盛り上げる演技ですよ(笑)。この試合はタイトルマッチなのにポスターで俺の写真が小さいし、相手は変わるし、ムカついていたんで絶対に勝ってやろうと思っていた。軽量級の方が絶対に大きい人より面白いですよ」と、闘魔は軽量級をマイクで大アピール。
そして「藤原あらし選手いるかな? いない方がいいけれど(笑)。逃げないで下さいよ! 軽量級最強とか調子こいてないで、俺とやりましょうよ!」と、藤原あらしに改めて挑戦状を叩きつけた。
★第7試合(梅野源治VS清川祐弥)、第6試合(梅原ユウジVS立嶋篤史)、第5試合(Little TigerVS山田純琴)の試合結果はこちら
★第4試合(清水雄介VS炎出丸)〜第1試合(飯田なおVS宗田智美)はこちら
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